個人 / 男性 / 70代前半 ( 千葉県 )
最終アクセス: 7日前
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デザイン業界で仕事をしてもう40年以上も過ぎてしまいました。
もう、老眼も入り細かい手仕事は難しくなった。
パソコンならなんとかなるので、
アプリケーションを使っての作業ばかりになってしまいました。
このサイトでは、ロゴマークの提案をさせて頂いています。
気になることが一つあります。
それは、ロゴとマークは本来別のものです。
ロゴは、社名や商品名などを、オリジナルな書体で作られたもので、元々は「合成活字」の意味です。
マークは、その会社等の組織を象徴(シンボル)する意匠です。
例えば「SONY」や「SHARP」「canon」のようなものを「ワードマーク」といいます。
これはロゴではありません。マークです。
ですから、本文の中に入れて、これを言葉として読ませるような使い方はしません。
新聞広告やポスターなどを見ると、これらの「ワードマーク」は、
画面の角の方に孤立させて配置してあります。
社名のロゴは、文字列として読ませ、すぐ下に住所や電話番号などを並べたりします。
マークではそういうことはしません。
一例を上げれば、NTTには、あのダイナミックループと
「NTT東日本」を組み合わせたマークと、
「東日本電信電話株式会社」というロゴがあります。
デザインに関するガイドラインが整備されている会社では、
「マーク」と「ロゴ」は明確に分かれています。
クライアント様へ
マークやロゴのデザインを選定するときには、必ず、第三者の視点で評価してください。
自分の好みも大事ですが、それ以上に第三者の評価が重要です。
なぜなら、あなたの会社の商品やサービスを買ってくれるのは、第三者だからです。
なぜマークを作るかといえば、社員の士気を高めるとか結束力を強くするとか、
ヴィジョンを明確にするとか色々ありますが、
もっとも重要なのは、第三者にあなたの会社の目指すものを伝えることです。
別の言い方をすれば、あなたの会社の「信者」を集めるためです。
ブランド戦略は、新興宗教の布教活動に似ています。
クライアント様の持っているヴィジョンが第三者に伝わるような作品を選んで下さい。
提案時のコメントには、原則的に制作意図などを詳しく説明いたしません。
デザインは見た印象から、直感的に感じていただくものだと考えています。
東京都港区新橋