「ＳＣの販促企画（アイデアシート）作成」へのhyakumanisshinさんの提案一覧

1 生活シーン・意見
母の日、父の日のプレゼントの習慣はクリスマスやバレンタインデーなどと比べると今ひとつ微妙な盛り上がりのイベントかと思われます。アンケート結果を見て思っていた以上に40代以上の主婦がこのイベントなや参加していることに驚きました。また、アンケートの母集団の中に若者世代がほとんど含まれていませんでしたが、こちらは主婦層ほどイベントに参加はしないだろうと考え、ターゲットを主婦層に絞って考えました。

2 アンケートから見えたインサイト
母の日のプレゼントを買うのはデパート、専門店、オンラインショップが多かったですが、それ以外の業種にも人数は分散していました。意外だったのはチラシなどで宣伝しているイメージのコンビニが0人だったことです。おそらく購入したプレゼントと購入先とは当然ながら相関関係があるのでしょうが、とりあえず「母の日」関連の購入がほとんどの業種でなされていることは分かりました。

また、プレゼントの内容としては花・衣料品・食品/食事、が大半を占めています。購入先のアンケートではフラワーショップは奮いませんでしたから他の業種にくらべて押しが弱いのでしょう。花と衣料品に関しては専門店、デパート、オンラインショップ以外のパターンで売り込むのは難しい気がします。スーパーなら併設されたフラワーショップになるのでしょうか。他の業種は食品の売り込みに注力するのが良さそうな気がします。

3 提案ストーリー（気づいたこと・インサイトに対する解決策）
母集団の数が少ない上に、プレゼントと購入先の相関性が不明なので断言しにくいですが、アンケート結果から私は以下のように現状を把握しました。
・「母の日」に反応するのは主に30〜50代主婦層
・プレゼントとして購入されるのは花（カーネーション以外も売れる）、衣料品、食品/食事
・プレゼントの費用は1000〜30000円が大半。過半数は1000〜5000円である。おそらく5000円以上のプレゼントは衣料品が占めると思われる。
・プレゼントの金額次第で送料無料になるのは魅力的
・プレゼント購入予定が無くても母の日のチラシには目を通す人が多い



4 販促案・アイデア
まずスーパーや大型スーパーといった日常的に使うため、特別なイベント感の無い施設は、食品が主なプレゼントとなるのでいっそのこと母の日を口実にした販促セールを行い、プレゼント用の食品以外の一般食材の売れ行きを向上させます。「日頃頑張るおかあさんは2割引！」などの主婦を対象にした割引は効果的なはずです。チラシには贈答品と日用品を両面カラー刷り（日曜品、一般食材のみ記載の2色刷りバージョンも用意）で刷り、母の日の3週間前から宣伝します。

デパート、専門店は衣料品などプレゼント単価はおそらく高いです。オンラインショップで購入する層が一定数いますし、今後ネットにより慣れな層が主婦になりますからネットショップ展開に手を打つべきでしょう。利用する層がある程度資金的に余裕がある層ですから、下手な安売りよりはメッセージカードやラッピングのサービスを凝った方が喜ばれるかもしれません。ただ、金額次第で送料無料のサービスは喜ばれるはずです。

コンビニは奮いませんでしたが、私が思うに世間はコンビニにイベントの顔は求めていないのでしょう。クリスマスやバレンタインデーは国民的イベントですからそれなりの効果はあるのでしょうが、恵方巻の大量廃棄といい、日常使いの商店でわざわざ国民的でもないイベント用品を購入しようとは誰もしません。大手フラワーショップやチョコブランドと提携して注文取次に徹するのが吉だと思います。

フラワーショップも奮いませんでしたが、おそらくオンラインショップの項目にフラワーショップがかぶっている気がします。年間で限られた花消費型のイベントですから積極的にオンラインショップ展開をするべきでしょう。またSNSで呼びかけるのもありです。バレンタインデーのようにいっそのこと花屋がイベントを再定義するように「独身者は将来家族になりたい相手に花を贈る日」などとゼクシィなどとタイアップして宣伝するのもいいかもしれません。

以上になります。初めての経験なもので駄文を提出いたしますことお詫び申し上げます。