WEB広告代理店
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コンペ
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10,800円
※採用確約あり
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掲載日
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2017年11月28日 |
応募期限
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2017年12月08日 |
応募期限まで
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募集終了 |
希望イメージ |
単色
カラフル
シンプル
複雑
気軽
厳粛
リーズナブル
高級
伝統的
先進的
女性的
男性的
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希望する色 | 特になし・その他 |
納品ファイル |
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提案した人 | 15 人 |
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気になる!リスト | 65 人 |
目的・概要 |
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【kindle出版用】ラノベの表紙イラスト・装丁を作成したいと考えております。 表紙については、イラストと、タイトル・作者名が入るようなイメージでお願いします。 ※なお、作者名・タイトルとも仮で入れており、決定後に本番用に差し替えをお願いします。 |
依頼詳細 |
■タイトル 荒野で横たわる貝 ■作者名 本柳田あげは ■書籍内容一部 友達は少なくない方だった。だけど、『一番仲のいい子』の名前は挙げられない子供だった。 「ねえねえ。放課後さあ、カラオケ行かない?」 はっと顔を上げた。ぼんやり聞き流した授業はとうに終わっていて、昼の休み時間を迎えていた。 窓際の席は日差しが痛い。少し身をよじって、声の方へ体を向ける。 セーラー服の裾が視界に映り込んで、かすかに揺れた。 「放課後、……」 白の多いスケジュール帳を思い浮かべながら、それでも私は考え込む。目の前でにこにこしている彼女は、 1年生のときから同じクラスで、話す頻度は割と高い子だった。 「うん。久々に行こっか。楽しみだな」 私はそう答えた。ちゃんと笑えていたかどうか分からない。それでも彼女はやったぁと笑って、 それじゃあまた放課後ね、ときっぱり踵を返し、教室の喧騒へと紛れていった。 その背中を見送って、ため息をつく。 昔から人と足並みを揃えるのが苦手だった。 空気を読んで自然に相槌を打つのが苦手だった。 スイーツが苦手だった。恋愛も苦手だった。 悪口も、当然、苦手だった。 ――女の子独特の、甘くて、刺すように苦い、あの空気が苦手だった。 だけど、その空気が牙を剥いたときの恐ろしさも私は知っていた。 本心を隠す微笑みの武装。いつの間にか私は、嘘をつくことを覚えていた。 だから私は、いつだって二人きりにはなれなかった。 |
重要視する点・経験 |
・コンセプトに沿った適切なイラストデザインを提案していただける方 |
注意点・禁止事項 |
※他で登録されているデザインや商標の転用など、他社の知的財産権を侵すこと ※他のクライアントへ既に提案した内容の転用など |
その他のコメント |
※実際どのようなイラストなのか、どのようなツールを使えばいいかなど、個別にやりとりしながら進められればと思います。 作成するイラストのデザインについてご質問等ありましたら、お気軽にご連絡ください。 たくさんのクリエイターの方からの応募・ご提案をお待ちしております。 |
採用の理由
作者とも併せて皆様の作品を確認させていただきました。
こちらの構図などが最もイメージに近いということで、採用させて頂きました。
細かなイメージの修正の擦り合わせなど、また改めて要望させて頂きます。
何卒宜しくお願いします。
応募者全員へのお礼・コメント
年末のお忙しい中、沢山のご応募をいただき、ありがとうございました。
イラストのタッチ等は作者の好みのものがいくつかあったのですが、
装丁まで踏まえてイメージできるものを、今回は採用させて頂きました。
少ない情報の中、色彩を落とすなど、作者のイメージに近いテイストを
挙げて頂いている方も多く、意図を汲んだご提案をいただき、ありがとうございました。
採用できなかった皆様にはお手数をお掛けして申し訳ありませんが、
また機会の際には、ぜひ宜しくお願い致します。