「【高単価】すべらない話を大募集」へのstrummerさんの提案一覧

大学のゼミ旅行の時の話です。
僕達のゼミは男女仲が良く、
和気藹々と大阪から別府までゼミ旅行に行ったのでした。

そして僕達が別府で地獄巡りをしていた時のことです。
そこにはちょっとした動物園のような所があり、
普段見慣れないマントヒヒの檻があったのです。
男子チームが先に足を止めて、
その獰猛かつ鮮やかな顔を眺めていたのですが、
後から女子達も追い付いて来て、
「マントヒヒなんて珍しいよね～」と言いながら、
足を止めてしばらくみんなでニコニコとマントヒヒ達を眺めていたのでした。

その時です！
女子が来たことにテンションが上がったのか、
目の前でけん玉のようにぶら下がっていた
一匹のオスマントヒヒの馬鹿デカいアレが、
僕達の目の前でいきなりカチーンと屹立したのです！

そしてオスマントヒヒは
「キキー！！」と物凄い雄叫びを上げながら、
メスのマントヒヒに猛然と向かって行き、
いきなりバックを取って目の前で無理矢理
交尾を始めるではありませんか！

かわいそうなメスマントヒヒは、
全くそんな気分ではなかったのか、
あるいは我々に見られたくなかったのか、
こちらも「キー！！」と物凄い悲鳴を上げながら、
オスを振り払い、嫌がって逃げ出します。
しかしそんなことは物ともせず、
オスマントヒヒはメスマントヒヒを追いかけ回し、
背後からガシッと捕まえては
また容赦なく無理矢理腰を振り始めるのです！

当然我々男子チームは皆大ウケなのですが、
女子の手前、大爆笑する訳にも行かず、
皆顔を引きつらせて必死で笑いをこらえていました。

ただ目の前で叫び声を上げながら、
逃げては捕まえ、逃げては捕まえと延々と繰り返される
このマントヒヒのオスとメスのやり取りに、
僕が「ヤバいもう限界！」と思ってふと振り返ると、
既に女子達はとっくの昔に別の檻の方に移動していて、
何事もなかったように朗らかにおしゃべりしているのでした…。

男子チームがこの後しばらく、
この件のおかげで笑いのネタに困らなかったことは
言うまでもありません。

そしてまだ若かった僕が
この一件で痛感させられたことは…
ああやっぱり…
合意って大事だなあってことでした。

以上です（笑）。