外注ノウハウ
公開日: 2022.10.03 / 最終更新日: 2024.01.04

【2024年】ベトナム語翻訳の料金相場

今回は、ベトナム語翻訳の料金相場や費用の決まり方、ベトナム語翻訳を依頼する際のポイント、おすすめの依頼先などを紹介します。

ベトナムは安定した経済成長を遂げており、多くの日本企業が進出しています。ベトナムからの留学生や旅行者も増加傾向にあり、「日本の情報を調べたい」という需要も増えているため、自社の情報発信コンテンツやECサイトをベトナム語に翻訳したり、多言語対応のメニュー・看板を用意したりすると、販路拡大が期待できるでしょう。
翻訳関連の仕事をまとめて発注できる依頼先なども紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

ベトナム語翻訳の料金相場

ベトナム語翻訳を外注する際は、「日本語1文字あたりの単価」あるいは「ベトナム語1ワードあたりの単価」で翻訳料金を算出します。

・日本語の単価:1文字あたり10~16円
・ベトナム語の単価:1ワードあたり18~30円

また、翻訳を依頼したい原稿の種類(一般文書・専門文書・公的文書)によって単価が変わるため、料金相場は以下のようになります。

【翻訳の料金相場】 ※原稿用紙1枚(400文字/180~200ワード)の料金相場

◆一般文書(手紙、書籍など)
日本語→ベトナム語:4,000~5,000円
ベトナム語→日本語:3,500~4,500円

◆専門文書(ビジネス文書、各種マニュアル、学術論文など)
日本語→ベトナム語:4,500~5,500円
ベトナム語→日本語:4,000~5,000円

◆公的文書(申請書、証明書、契約書など)
日本語→ベトナム語:5,000~6,500円
ベトナム語→日本語:4,500~6,000円

翻訳の依頼先によっては、「ベトナム語→日本語の翻訳」よりも「日本語→ベトナム語の翻訳」のほうが単価が安い場合もあります。翻訳を依頼できる会社・サービスについては、以下のページを参照してください。

関連記事:翻訳を依頼したい会社・サービス4選!依頼の流れや料金も解説

ベトナム語翻訳の費用相場はどう決まる?

続いて、ベトナム語翻訳の費用相場の決まり方を紹介します。

翻訳対象の分量(文字数・単語数など)

ベトナム語翻訳の費用は、翻訳対象の分量で決まります。訳文(翻訳後の文書)の分量が予測できない場合は、「原文の分量×単価」で算出するケースが一般的です。訳文の分量が予測できる場合は、「訳文の分量×単価」で費用を算出します。

【日本語→ベトナム語の翻訳】
訳文の分量が予測できない場合:日本語の文字数×1文字あたりの単価
訳文の分量が予測できる場合:ベトナム語のワード数×1ワードあたりの単価

【ベトナム語→日本語の翻訳】
訳文の分量が予測できない場合:ベトナム語のワード数×1ワードあたりの単価
訳文の分量が予測できる場合:日本語の文字数×1文字あたりの単価

また、ミニマムチャージ(最低依頼料金)の有無により、料金が変わるケースもあります。
例えば、単価10円で400文字の翻訳を依頼すると、ミニマムチャージがない場合の翻訳費用は4,000円です。
一方で、ミニマムチャージを1万円に設定している依頼先では、翻訳費用が1万円以下の文字数で依頼した場合にミニマムチャージが適用されます。そのため、文字数換算の金額にかかわらず一律で1万円の料金がかかることになります。

翻訳の難易度

翻訳の難易度によって費用が変わることもあります。
ベトナム語は約7000万人が利用するメジャーな言語で、翻訳者の人数も多いため、他言語より単価が安い傾向にあります。
一方で、学術論文などの専門的な文書や、申請書などの公的な文書の場合は、文書そのものの難易度が高いため、翻訳費用が相場より高くなることもあります。

納期

ベトナム語翻訳を短納期で依頼すると、割増料金(基本料金の30~50%増など)がかかるケースもあります。スピーディに翻訳するために複数人で翻訳作業をしたり、経験豊富な翻訳者をアテンドしたりといった特別な対応が必要になるためです。
急ぎでない場合は、余裕のあるスケジュールで依頼すると翻訳費用を抑えられます。

【通常納期の目安】
・2000文字以内:1~3営業日程度
・2000文字~1万文字:4~6営業日程度
・1万文字以上:要相談

原稿の形式

依頼側が用意する原稿の形式によって費用が変わることもあります。
翻訳を依頼したい原稿をテキストデータ(Word・Excel・PowerPoint・PDFなど)で渡す場合は、ツールを使って文字数・ワード数をカウントできるため、見積もり作成の手間がかかりません。
一方で、手書き原稿や音声データの場合は、文字数をカウントしたり文書へ書き起こしたりする手間がかかります。さらに、文字が読みづらい場合・音声が聞き取りづらい場合などは、別途料金が発生することもあります。

対応可能な原稿の形式や料金は翻訳の依頼先によって異なるため、事前に確認しましょう。

校正やネイティブチェックの有無

ネイティブチェックとは、翻訳した文書が自然な表現になっているかどうかをチェックする作業です。文法やスペルのチェック、文章の校正などをベトナム語ネイティブのスタッフがチェックします。ベトナム語に対する高度な知識や翻訳スキルが必要となるため、翻訳費用とは別に、校正料金・ネイティブチェック料金がかかるケースが一般的です。

ベトナム語翻訳を依頼する際のポイント

ここでは、ベトナム語翻訳を依頼する際のポイントをいくつか紹介します。

法定翻訳に対応しているか

法定翻訳とは、翻訳のクオリティを国が保証する制度のことです。国から権限を与えられた一部の翻訳者のみが対応できます。

法定翻訳が必要になる主なケースは、公的文書(戸籍謄本・住民票など)とあわせて訳文の提出を求められる場合です。
また、日本企業が海外へ進出する場合には、会社登記簿・定款などといった文書の訳文が必要になることもあります。各国の大使館から翻訳会社(あるいは翻訳者)を指定されたり、外務省の「公証人押印証明」を要求される場合もあるため、翻訳前に提出先に確認しましょう。

文法や発音の地域差に対応しているか

ベトナムの国土は南北に細長く、ベトナム語の文法や発音、単語の意味などには地域差があります。主に、北部方言(ハノイ)・中部方言(フエ)・南部方言(ホーチミン)に分かれており、独自の略語が使われる場合もあります。

翻訳を外注する際は、文法や発音の地域差に対応できるかを確認し、「この地域に合わせて翻訳してほしい」などの要望を事前に伝えておきましょう。

また、ベトナム語は機械で翻訳すると正しく翻訳されない場合があります。日本語とベトナム語は漢字を語源とする言葉があり、時代の移り変わりとともに意味や使い方が変わっていることもあるため、翻訳者へ自動翻訳ツールは使用しないように要望を伝えておきましょう。

ベトナム語翻訳の依頼は「クラウドワークス」へ

ベトナム語翻訳の依頼先はいくつかありますが、手軽で安価に依頼できるクラウドソーシングサービス(※)を利用する方法がおすすめです。なかでも業界最大手の「クラウドワークス」は登録ワーカー数が480万人を超えており、ベトナム語翻訳の経験豊富な人材やプロの翻訳者が多数います。

登録ワーカーのプロフィールを見れば、翻訳の実績や対応可能言語、海外在住歴、料金などを確認できるため、依頼する条件に合った人材を探すことができます。二か国語以上の翻訳スキルを持つ人材もおり、日本語→ベトナム語(ベトナム語→日本語)の翻訳だけでなく、英語→ベトナム語、ベトナム語→多言語などの翻訳も依頼可能です。

ベトナム語に関する仕事を依頼できるワーカー一覧を見てみる

また、ベトナム語・日本語のネイティブバイリンガルに翻訳後のネイティブチェックのみ依頼したり、翻訳と通訳を合わせて依頼したりなど、目的やシチュエーションに合わせた発注が可能です。「映像翻訳」「メディア翻訳」「出版翻訳」などの仕事カテゴリを使ってワーカーを絞り込み検索することもできるほか、翻訳の経験やスキルを詳しく知りたいときはワーカー本人とオンライン面談の実施もできます。

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