外注ノウハウ
公開日: 2021.11.02 / 最終更新日: 2024.01.04

【2024年】翻訳を依頼できる会社・サービス4選!料金相場や依頼のコツも(動画解説あり)

翻訳を依頼する際は、対応可能納期やクオリティ、翻訳可能な言語の種類などをチェックした上で依頼先を検討しましょう。今回は、翻訳の依頼におすすめの会社・サービスを紹介しつつ、料金相場や依頼の流れ、依頼時の注意点などを解説します。

▶翻訳とテープ起こしを同時に依頼したい時はどうする?依頼先や料金の決まり方などをプロがわかりやすく解説!

おすすめの翻訳会社・サービス

まずは、おすすめの翻訳会社・サービスの特徴などをそれぞれ紹介します。

株式会社グローヴァ

翻訳・通訳などを中心に展開する株式会社グローヴァには3,000名以上の翻訳者が在籍しており、30言語以上の翻訳を依頼できます。さまざまな専門分野の翻訳実績があり、ビジネス系の翻訳(IT・医薬・特許・知財など)からフォーマルな翻訳(契約書・法律・各種公的書類など)、事務系の翻訳(総務・人事・財務・会計など)、その他(ゲーム・マンガの翻訳)と、幅広く対応してくれます。

ゼットエー株式会社

スポーツ、アウトドア、デザインなどの事業を手がけるゼットエー株式会社では、多言語翻訳サービスの提供も行っています。オンライン翻訳サービスの「trans→it」は53言語に対応しており、短納期(最短30分)での翻訳も依頼可能です。
また、ビジネス特化の翻訳サービス「YAKUSURU」は80言語に対応しており、翻訳者・チェッカーなどを内製化することで、低価格・高品質・短納期の翻訳を実現しています。

株式会社Gengo

株式会社Gengoでは、70言語以上に対応する翻訳サービスを提供しているほか、翻訳の品質評価やコンテンツ作成の関連サービスなども展開しています。音声や動画などの文字起こし、文法や構文の校正、複雑な文章の要約、WebコンテンツやSNSの執筆・コピーライティングなど、文章に関するさまざまな依頼を受け付けてくれます。

TRANSMART

トランスマート株式会社(TRANSMART)では、クラウドソーシング翻訳サービスや個別専門翻訳サービスを提供しています。100言語以上に対応しており、ミャンマー語・スワヒリ語などといった比較的マイナーな言語や中国語の繁体字の翻訳も依頼できます。マニュアルや取扱説明書の翻訳・動画の字幕制作・ビジネス系の資料やカタログの翻訳などの翻訳実績が豊富にあり、レイアウト調整や印刷などの依頼も可能です。

翻訳依頼の料金はどう決まる?

翻訳依頼の料金は、原稿の難易度やクオリティ、対応期間(納期)などによって変動することが一般的です。以下、順に紹介します。

原稿の難易度

法律・医療・ITなどのように高い専門性が必要とされる内容の文章は翻訳の難易度が高いとみなされ、一般的な翻訳よりも料金が割高になるケースがあります。

翻訳のクオリティ、正確性

翻訳者のスキルや実績によって料金が決まることもあります。翻訳の正確性を高めたい・マイナー言語を翻訳してほしいなどといった場合には経験豊富な翻訳者に依頼することになるため、料金も高くなる傾向にあります。
また、ネイティブが違和感なく読めるレベルの翻訳(アメリカ英語とイギリス英語を正確に使い分ける、会話文の方言のニュアンスを損なわずに翻訳するなど)を求めるのであれば、翻訳者とは別に各言語のネイティブスピーカーにチェックを依頼する必要があり(ネイティブチェック)、こちらも別途料金がかかります。

対応期間(納期)

短納期で翻訳を依頼する場合、料金が割高になる傾向にあります。ある程度のクオリティを維持しつつ、短期間で翻訳を仕上げてもらうとなると翻訳者に負担をかけることになるだけでなく、並行して請け負った他の翻訳業務より優先的に対応してもらうことになります。
そのため、短納期の依頼にオプション料金が設定されているケースは少なくありません。

翻訳を依頼する際の料金相場

翻訳料金にかかる料金は、主に以下の3種類です。
●翻訳の外注費:翻訳を依頼する費用
●校正の外注費:校正作業(※)などを依頼する費用
●作業の外注費:その他の作業(翻訳によって崩れたレイアウトの調整など)の費用

(※)翻訳における校正とは、原文と翻訳した文章を照合して、正確に翻訳しているか・用途に適した表現で翻訳しているか・誤字脱字がないかなどをチェックする作業のことです。

また、翻訳料金の相場はおよそ次の通りです。

<翻訳の料金相場>
・日本語→英語に翻訳する場合:1文字あたり20~30円
・英語→日本語に翻訳する場合:1文字あたり28~35円 

先ほども紹介した通り、翻訳の料金は原稿の難易度や言語の種類などによって変動します。なかには1文字あたり10~20円ほどで依頼できるケースもあるため、見積もりの際に相談しましょう。

翻訳依頼の流れ

続いて、翻訳を依頼する際の流れを紹介します。

①事前準備

まずは、翻訳を依頼する原文(原稿)を用意します。Wordなどのファイル(あるいは印刷した用紙)を準備して、依頼先に渡せるようにしておきましょう。
また、専門性の高い文章の翻訳を依頼する場合は、参考資料(解説記事のURL、専門誌など)や、仕上がりのイメージを共有するための見本原稿を用意しておくとよいでしょう。
そのほか、翻訳する際に順守してほしい表記ルール(英数字は半角・記号は全角など)がある場合はあらかじめ知らせておきましょう。

②問い合わせ

事前準備が完了したら、翻訳依頼を検討している会社・サービス・個人へ電話やメール、メッセージなどで連絡します。問い合わせの際には、依頼したい言語・原稿の文字数・翻訳後の原稿を利用する媒体などの基本情報を伝えること、翻訳依頼の目的や仕上がりのイメージ(文体、トーンなど)を共有しておくことがポイントです。

③見積もり確認

問い合わせ後、依頼先によって料金やスケジュールの見積もりが行われます。翻訳の料金や納期、納品形式などを確認し、どの依頼先に頼むか検討しましょう。問い合わせ・見積もりまでは無料というケースがほとんどであるため、複数の会社やサービスに問い合わせて比較・検討を行うのがおすすめです。

④翻訳の依頼

見積もりに納得できる依頼先が見つかった場合、正式に翻訳を依頼します。翻訳原稿の送付や契約手続きの方法は依頼先によって異なりますが、メールや問い合わせフォーム、郵送などによるやりとりが一般的です。

⑤納品物の確認

依頼先が翻訳作業を行い、完了した後に翻訳済みのデータが送付(あるいは印刷した書類が郵送される)されてきます。
そのため、翻訳のクオリティやファイル形式などが要望通りであるかどうか入念に確認を行いましょう。問題がない場合は料金を支払って依頼完了となり、修正を依頼したい場合は下記の通り【修正依頼】を行います。

(必要に応じて)修正依頼

納品物を確認した際、修正してほしい箇所がある場合は修正依頼をします。複数回にわたって修正を依頼したり、依頼側の都合で大幅な修正を頼んだりすると別途料金が請求されるケースもあるため、見積もりの段階で修正可能な回数や範囲、修正料金の有無などを確認しておきましょう。

翻訳を依頼する際の注意点

ここでは、翻訳依頼時の注意点をいくつか紹介します。

担当者のスキルや実績

翻訳担当者のスキル(読みやすい文章が書けるか・用途に適した表現で翻訳できるかなど)や、実績(翻訳したジャンルや言語の種類など)については、可能な限り事前に把握しておきましょう。
たとえ語学力がある人でも正しい翻訳ができるとは限らず、知識を持たない人に専門分野の翻訳を依頼しても不要な修正につながるケースもあるためです(翻訳会社・サービスを利用する際は、誰が担当者になるかわからないため特に注意が必要です)。
「トライアル翻訳」を提供している事業者もあるので、まずは無料の翻訳を依頼してクオリティを確認してみるのも良いでしょう。

対応可能な言語・納期

依頼先によっては、依頼したい言語に対応していないケースもあります。例えば、各言語の方言や、ネイティブの少ないマイナー言語(アラビア語・タイ語など)には対応していなかったり、対応できる翻訳者が少ないことから着手時期がかなり遅くなったりする可能性があります。翻訳可能な言語や納期などは依頼先ごとに異なるため、設定料金とあわせて事前に確認しておきましょう。

翻訳を依頼するなら「クラウドワークス」

希望のクオリティやトーンで翻訳してほしい場合、翻訳の正確性を重視したい場合などは、クラウドソーシング(仕事を依頼したい人・受注したい人をマッチングするサービス)の利用を検討しましょう。

業界最大手の「クラウドワークス」にはプロの翻訳家や語学スキルの高い人材が多数登録しています。多言語への翻訳・短納期の翻訳などといった要件へ対応できる人材を募集したり、各ワーカーの翻訳実績や他の依頼者からの評価を確認して気になる人材をスカウトしたりすることが可能です。

▶翻訳家を検索できる画面はこちら

ワーカーを探す際は、対応可能言語や翻訳の種類(映像翻訳・出版翻訳・同時通訳・電話通訳など)を指定して絞込検索ができるため、適した人材をすぐに見つけることができます。

▶翻訳の仕事カテゴリでワーカーを検索できる画面はこちら

翻訳担当者以外に、マイナー言語のネイティブチェックを担当できる人材、専門性の高い翻訳の高精度なチェックができる人材なども探すことができ、単発・継続どちらの依頼も可能です。
さらに、ワーカーとの間でNDA(秘密保持契約)を締結できるため、ビジネスシーンで利用する文書や社外秘資料の翻訳も安心して依頼できます。規約の範囲内であれば、追加料金なしで修正依頼もできるため、コストを抑えて依頼したい方にもおすすめです。

クラウドワークスの使い方や事例、発注相場がわかる資料をダウンロードする

そのほか、翻訳依頼については以下の記事でも扱っていますので、ぜひご参照ください。

関連記事:翻訳代行を詳細解説!サービス内容や料金相場から依頼先を選ぶには?

関連記事:中国語翻訳をビジネスへ活用!依頼費用の相場や外注に必要な知識とは

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coolpolaris
広告代理店でマーケティングやストラティジックプランナー、ライター等を長年担当。専門は統合マーケティングコミュニケーションで、リサーチ実施・分析及びWEBも含めたトータルコミュニケーションプランの構築やブランディングを得意とする。WEBマーケティング経験も多数。

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