マーケティング
公開日: 2019.07.31 / 最終更新日: 2024.04.19

販促キャンペーンとは?面白い企画のコツや成功事例を紹介!【2024年版】

販促キャンペーンを上手く活用すれば、商品・サービスの認知度アップや売上の拡大といったさまざまな効果が期待できます。今回は、販促キャンペーンの基礎知識や種類、販促キャンペーンの代表的な手法、成功事例などを紹介します。

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販促キャンペーンとは?


はじめに、販促キャンペーンの基礎知識から紹介します。

購買意欲を高める活動のこと

販促とは、「販売促進」の略称で、商品の購入・サービスの利用といった消費行動を促すために行われる施策のことです。キャンペーンは「宣伝活動」を指すため、販促キャンペーンは、購買意欲を高めるための宣伝活動を意味します。自社商品・サービスへの興味関心を惹き、購買につなげる有効な手法として、多くの企業が販促キャンペーンを活用しています。

そもそも販促とはなにか、販促を行う流れ、販促のユニークな事例などについては、以下のページで詳しく紹介しています。

関連記事:販促の方法や種類は?販促プランを立案する流れや事例を紹介!

販促キャンペーンの役割・効果

販促キャンペーンの主な役割は、以下の4つです。消費者にとってメリットのあるキャンペーンを実施し、「この店はお得に買い物ができる」といった意識づけを行うことで、購買意欲の促進やリピート率の向上(再来店・継続利用)につなげられます。

①売上の拡大
②認知度アップ
③新規顧客の獲得
④リピート顧客の獲得

また、自社ブランドを利用したことがない人(潜在顧客)に向けて販促キャンペーンを行い、認知度を高めることも役割のひとつです。企業やブランドの認知度が向上すると客層の幅が広がり、販路拡大につながるため、自社の将来性を広げる副次的効果も期待できます。

販促に欠かせない「セールスプロモーション」の特徴や種類、セールスプロモーションを上手く活用した企業事例については、以下のページを参照してください。

関連記事:セールスプロモーションとは?事例やメリット、広告との違いを解説!

SNSやアプリとの連動も加速

スマートフォンやSNSが普及する以前は、キャンペーンというと「商品についているポイントを貯めて応募する」という形式が一般的でした。しかし、現代においてはSNSだけでなく、アプリなどと連動したクロスメディア化が進んでいます。キャンペーンにたどり着く経路も多様化しており、より綿密な事前計画が重要視されるようになりました。

SNSなどで集めたユーザーの意見をスピーディーに施策へと反映させる「ソーシャルリスニング」については、以下のページでまとめています。

関連記事:ソーシャルリスニングとは?SNSで実施する手順やコツ、おすすめツールを紹介

販促キャンペーンの種類


販促キャンペーンはさまざまな種類がありますが、大きく分けると「オープンキャンペーン」「クローズドキャンペーン」の2種類です。ここでは、それぞれの特徴やメリット・デメリットを紹介します。

オープンキャンペーン

オープンキャンペーンとは誰でも応募できるキャンペーンを指し、商品を購入しなくても参加できることが特徴です。例えば、アンケートやクイズに回答して応募するキャンペーンや、公式SNSをフォローすれば参加できるキャンペーンなどが該当します。

応募のハードルが低く、幅広いターゲット層に商品などの特徴を伝えることができ、企業やブランドの認知度を高められることがメリットです。一方で、商品を購入しなくても応募できるため、売上の拡大は期待できず、費用対効果が低いことがデメリットになります。

クローズドキャンペーン

クローズドキャンペーンは、商品を購入した人/サービスを利用した人などを対象としたキャンペーンです。例えば、商品に付いているポイントを集めて応募するキャンペーンや、会員限定でシリアルナンバーを配布して当選するキャンペーンなどが挙げられます。

キャンペーンの参加条件が「商品購入」や「サービス利用」なので、直接的な売上につながることがメリットです。ただし、ターゲット層を絞った販促キャンペーンであるため、応募のハードルがやや高くなることがデメリットといえます。

販促キャンペーンの方法


続いて、販促キャンペーンの代表的な手法を紹介します。

プライス手法

プライス手法は、価格を一時的に下げる手法です。割引価格は、消費者がもっとも反応しやすい要素のひとつで、スポット的に売上を増加させるために有効です。

【プライス手法の例】
・全品10%OFF
・1点購入すると、2点目は半額

商品やサービスに興味はあるものの、コスト面で購入を控えていた層にアプローチできることがメリットです。ただし、プライス手法で集めた顧客は、割引キャンペーンの時しか購入しないケースが多く、リピート率は下がる傾向にあります。

プレミアム手法

プレミアム手法は、景品や特典などでお得感を伝え、購買意欲を促進する手法です。直接的な対価を付与することで、キャンペーン参加や商品購入といった成果につなげます。

【プレミアム手法の例】
・入会すればギフト券5,000円分プレゼント
・キャンペーンへの申込で1カ月無料体験実施中

景品や特典の種類は豊富にあり、商品券やポイント、オリジナルグッズ、ノベルティ、オプションサービスなどを付与する場合もあります。

制度手法

制度手法は、対象や期間を限定したキャンペーンを開催する手法です。

【対象を限定したキャンペーン】
・30歳以下限定、スマホ乗り換えキャンペーン
・Instagramのフォロワー限定で10%割引

対象者を限定すると、その対象になることで購入の動機付けを促すことができます。また、会員登録・SNSのフォローなどを条件にすれば、見込み客の増加が期待できるでしょう。

【期間を限定したキャンペーン】
・毎月20日はポイント2倍デー
・月末の3日間限定で対象商品30%OFF

キャンペーンの期間を限定する場合、「今だけお得」という切迫感を演出できるため、購入を迷っていた消費者の後押しをする効果が期待できます。

試用手法

試用手法は、商品のモニターやサンプリングを活用した手法です。自社の商品・サービスを体験してもらうことを目的とした販促キャンペーンになります。

【試用手法の例】
・商品サンプルの無料配布
・自社サービスの月額料金が初月無料

無料で試してもらうことで購買意欲を刺激し、リピート購入につなげます。実際に使ってみないと商品の良さや効果、サービスのお得感などが理解しにくい場合に有効な手法です。

販促キャンペーンの成功事例


ここでは、販促キャンペーンの成功事例を紹介します。

①山崎製パン:春のパンまつり

山崎製パンは、対象商品に付いたシールを集めて応募すれば、必ずプレゼント(お皿)がもらえる販促キャンペーンを毎年開催しています。1980年代から40年以上続いている大人気キャンペーンです。シールごとに1~3点の点数があり、30点分を集めればプレゼントと交換できる仕組みのため、キャンペーン開催中の売上の拡大につながっています。このように、決まった時期や季節に販促キャンペーンを開催すると、新しいデザインのノベルティなどを心待ちにしている消費者(ブランドのファン)を獲得できる効果も期待できます。

②江崎グリコ:消費者参加型のランクバトル

江崎グリコが販売するレトルトカレーの「LEE」は、対象商品のレシートをアップロードし、辛旨パワー(ポイント)を競うという消費者参加型の販促キャンペーンを実施したことがあります。上位300名にランクインすると、オリジナルTシャツやスプーン、ランチョンマットなどのグッズが必ずもらえるため、多くの参加者(新規顧客・リピート顧客)を獲得することに成功しています。また、301位~1000位までの人にも抽選チャンスがあり、辛い物が好きな人同士で競えるキャンペーンとしてSNS上などで話題となりました。

③くら寿司:人気キャラとの期間限定コラボ

大手寿司チェーンのくら寿司は、「ちいかわ」などの人気キャラクターとのコラボを定期的に開催しています。食べた枚数に応じてビッくらポン(ガチャポン)を回せたり、食事の合計額によって限定グッズが必ずもらえたりするキャンペーンのほか、公式SNSをフォローすれば当選するキャンペーンなどを同時開催しており、来店しなくてもグッズを獲得できるチャンスまで用意しています。消費者にメリットがあるキャンペーンを仕掛けることで、単に広告を出すより興味を惹きやすく、認知度アップや売上の拡大につながっています。

販促キャンペーンの企画・実行は「クラウドワークス」

販促キャンペーンの企画を検討している場合、クラウドソーシングサービス(※)を利用するとユニークなアイデアやキャッチコピー、デザインなどを広く募集することができます。なかでも日本最大級の「クラウドワークス」は登録ワーカー数が480万人を超えており、販促キャンペーンの立案・実行の経験者や、さまざまなスキルを持つ人材が多数登録しています。

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希望する人材を探す以外に、さまざまな案を広く募れる「コンペ形式」での依頼も可能です。あらかじめ予算(5,000円~2万円など)を決めたうえでキャンペーンに関するアイデアを募集し、応募された提案の中から気に入ったものを選ぶことができます。アイデアを採用した場合のみ報酬を支払うシステムのため、コストを抑えながらアイデア案を広く募集することが可能です。

【コンペ形式の募集例】
・販促キャンペーンの企画アイデア、ユニークなプロモーション方法
・キャッチコピー(認知度アップ、新規顧客獲得を目的とした訴求文など)
・ネーミング(商品名、ブランド名、店舗名、キャラクター名など)
・店頭で使う、販促POPのデザイン案
・ECサイトで使う、販促バナーのデザイン案

そのほか、販促キャンペーンのLP(ランディングページ)のデザイン制作やコピーライティング、コーディング、レスポンシブ対応などを依頼することもできます。

(※)クラウドソーシングサービスとは、仕事を外注したい人・受注したい人をインターネット上でマッチングするサービスのこと

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クラウドソーシングTimes編集部
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