マーケティング
公開日: 2020.09.16 / 最終更新日: 2023.12.22

人気の企業キャラクターを作りたい!効果的な作り方や必要な費用を解説

企業のオリジナルキャラクターには、認知度の高いキャラクターやマスコットとして人気のあるキャラクターが多数見られます。この記事では、企業キャラクターの作り方や注意点、外注する際の費用相場、企業のキャラクター制作を成功させるコツなどを紹介します。

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企業のキャラクターを作るメリット

はじめに、企業キャラクターを作るメリットを紹介します。

企業のPR・イメージアップになる

企業のキャラクターに注目が集まると、キャラクターを制作した企業そのものに興味を持つ消費者が増え、自社のPR・イメージアップになることがメリットです。社名や商品名、サービス名などが消費者の記憶に残りやすくなり、キャラクターの人気が自社の商品・サービスの人気につながるケースも少なくありません。

好きなキャラクターの商品を買いたいと思う購買層は、好きなキャラクターを生んだ企業に対して良いイメージを持つ人が多い傾向にあるためです。好きなキャラクターと企業名・商品名・サービス名を結び付けて認知してもらうことができれば、いっそう効果的なPR・イメージアップにつながります。

SNSやオウンドメディアで活用できる

一度キャラクターを制作すれば、追加でかかるコストがあまりない状態で、SNSやオウンドメディアで活用できることがメリットです。企業として発信する情報やメッセージよりも、キャラクターを通して発信する情報・メッセージのほうが興味を持たれやすく、フォロワーや見込み顧客が増加しやすいという利点もあります。

また、SNSやメディアの更新・返信を複数の担当者で行う場合、キャラクターの口調や性格などをあらかじめ設定しておけば運用がしやすくなります。キャラクターとして振る舞うことで、担当者によるクオリティの差や内容のブレなどが生じにくくなり、アカウントに統一感を持たせることができます。

キャラクターデザインやイラスト制作を外注する場合、二次使用料が発生するケースもあります。二次使用(二次利用)の概要やコストについては、以下のページで詳しく紹介しています。

関連記事:イラスト二次使用料の相場やリスクを解説!

グッズ収入が期待できる

制作したキャラクターの知名度や人気が高まると、そのキャラクターを用いたグッズの需要が生じるケースがあります。この場合、企業キャラクターとしてのPR効果だけでなく、グッズ販売による直接的な収益が期待できることがメリットです。

実際に、キーホルダーやぬいぐるみ、お菓子などのほか、Tシャツ、ステンレスボトル、文房具といった幅広いキャラクターグッズで収益を得ている企業もあります。また、LINEで使うスタンプや着せ替え、スマホの壁紙などのように、スマートフォンやアプリ関連のグッズを展開して収益につなげている事例もあります。

コラボや二次利用が見込める

キャラクターの著作権によって得られるメリットもあります。条件付きでキャラクターの使用を許可すれば、コラボレーションや二次利用などといった形で多くの人にキャラクターを知ってもらえる機会が増えます。特に、ほかの人気キャラクターや有名人とのコラボレーションが実現すれば、キャラクターと企業の認知度が大きくアップする場合もあります。

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企業キャラクターの作り方と注意点

次に、企業キャラクターを作る手順と注意点を紹介します。

①キャラクターのコンセプトを設定する

企業キャラクターを作る際は、最初にキャラクターのコンセプトを考えます。伝えたいメッセージはなにか、自社や商品にどのような印象を抱いて欲しいかを言語化しましょう。ただし、「可愛らしい感じ」などの抽象的なイメージだけでは上手くいきません。可愛いという価値観は人によって異なり、テイストも多くあるからです。
キャラクターのコンセプトや完成イメージが決まっていないと、デザインの修正が増えてしまうため、インターネット上にあるイメージに近い参考画像などを探し、仮案としてイメージを共有しましょう。

②ターゲット層に合わせたペルソナを立案する

コンセプトを設定したら、キャラクターのペルソナ(年齢・性別・職業など)を立案します。さらに、よく言うセリフやよくする表情、動作や話し方の特徴などを検討し、どのような性格のキャラクターにするのかを煮詰めていきます。人によって性格が違うようにキャラクターにも個性が必要で、内面的な情報が充実しているほうが魅力的なキャラクターになります。自社の商品・サービスのターゲット層に合わせつつ、個性的で覚えやすいキャラクターになるように、好きなもの・嫌いなもの、得意なこと・不得意なことなどを詳細に決めていきましょう。

③具体的なキャラクターデザインを制作する

コンセプトや内面的な情報をもとに、キャラクターの具体的なデザインを考えます。ただし、いきなり完成形を作るのではなく、なるべく多くのラフ案を用意し、そこから良いデザインを残して精査することがポイントです。なお、誰も見たことないデザイン(新しく作った空想上の生物など)は企業キャラクターには適しません。その生物が何なのかを毎回のように説明する必要があり、コンセプトやメッセージが伝わりづらいためです。キャラクターを犬や猫にするなど、多くの人が受け入れやすいモチーフを採用しましょう。

企業キャラクターの作り方は、イラスト制作の工程と基本的に同じです。デザインを決める前段階である「ラフ・下絵の制作」の流れについては、以下のページでまとめています。

関連記事:イラスト依頼の流れとは?納品までの手順や注意点を詳しく解説

企業キャラクターを作る際のポイント

続いて、企業キャラクターを作る際のポイントを紹介します。

シンプルさ・親しみやすさ

人気のある企業キャラクターを作る際、シンプルさ・親しみやすさは重要な要素といえます。シンプルで親しみやすいデザインは多くの人に好まれやすく、グッズ化もしやすいためです。それに加えて、キャラクターの性格もあまり複雑で難解な設定にせず、わかりやすく親近感のわく性格にしたほうが受け入れられやすい傾向にあります。

また、キャラクターに付ける名前やキャラクターに使用する色の種類・数などについてもシンプルさ・親しみやすさを重視すると、多くの人に覚えてもらえる可能性が高まります。

企業のイメージやコンセプトとの親和性

企業のイメージやコンセプトとキャラクターの方向性をすり合わせることも大切なポイントです。キャラクターの名前・デザイン・設定などが企業とかけ離れていると、消費者に違和感を持たれるだけでなく、企業や商品のイメージを損なってしまうケースもあります。

たとえば、畜産関連会社のキャラクターが海の生き物だったり、食品関連会社のキャラクターが清潔感に欠けるデザインだったりした場合、企業のイメージとキャラクターの間にはギャップが生まれ、キャラクターが効果的に機能しにくくなります。

有名人をイメージキャラクターに起用する例も

商品やサービスに対する広告効果をより高めるために、有名人をイメージキャラクターに起用する企業もあります。芸能人、文化人、アスリートなどのなかからPRしたい商品・サービスのイメージに合致する人物を選び、ポスターやCM、Web広告などの制作を行います。人気や知名度の高い人をイメージキャラクターにすれば大きな宣伝効果を得られますが、そのぶん高額な広告費・ギャラなどが発生するため、資金に余裕のある企業に向いた手法といえます。

なお、有名人をイメージキャラクターに起用する場合は、スキャンダルなどによるイメージ低下リスクも想定しておく必要があります。オリジナルキャラクターを制作すると、そのようなリスクを抑えて安全に運用できるのが利点といえるでしょう。

企業のキャラクター作りを成功させるには?


ここでは、企業のキャラクター制作を成功に導くコツをいくつか紹介します。

興味を惹くストーリーや設定を考える

企業キャラクター作りを成功させるには、消費者の興味を惹くストーリーや設定を考えることが有効です。キャラクターの名前や性格といった基本事項にくわえ、出身地や誕生秘話、家族構成、好きな食べ物などの項目にユニークな要素や消費者の共感を誘う要素を盛り込みます。

また、特定のセリフやポーズ、アクションなどを用いてキャラクターの存在を印象付けるのも効果的です。ストーリー、設定などにも共通して言えることですが、いずれも「企業のイメージ・コンセプトに沿ったものである」という点を念頭に置いてキャラクター設定を行いましょう。

費用対効果を検証する

キャラクター制作を行うにあたり、費用対効果の検証も必要です。その際、キャラクター制作にかかる費用(デザイン料、著作権や商標登録関連の費用、グッズ制作費など)と、キャラクターによって生み出される効果や利益(企業・商品・サービスのPR効果、SNSでの話題性、グッズ収益など)を可能な限り具体的に見積もることが重要です。

利益が制作費用を下回ってしまう、キャラクターの活用方法や効果が見出せないなどといった場合は計画を立て直し、見切り発車でキャラクター制作を進めないように注意しましょう。

。なお、キャラクター制作を外注する場合、依頼先ごとに制作料金が異なります。納期の変更やデザインの修正にどこまで対応してもらえるか、別途料金が発生するかといった対応範囲も異なるため、複数社で見積もりをとって費用対効果を比較・検討しましょう。

キャラクターデザインの相場や依頼時の注意点、おすすめの依頼先などについては、以下のページを参考にしてください。

関連記事:キャラクターデザインの相場とは?依頼前の確認事項と注意点も解説

戦略なきキャラクター制作は失敗の元

企業がキャラクターを制作する際には、中長期的な戦略が必要です。キャラクターが定着して人気を博し、企業がメリットを得られる段階に至るまでにはある程度の期間が見込まれるためです。上記で述べたように、企業のコンセプトに沿ったキャラクターを作り、費用対効果をきちんと検証したうえで中長期的なプランを策定すれば、キャラクター制作が成功につながりやすくなります。

企業のキャラクターを作る方法や費用は?


企業キャラクターを制作する方法はいくつかあります。ここでは、それぞれの特徴や費用について紹介します。

社内で考案

まず挙げられるのが、社内のリソースのみでキャラクターを考案する方法です。デザイン関連の学歴・職歴のある社員に業務の一環としてキャラクターを考案してもらうほか、自社に専属のデザイナーがいる場合はそちらへ依頼します。特別なコストがかからないというメリットがあるものの、キャラクター制作をすんなり行える社員や専属デザイナーがいない企業にとっては難しい方法といえます。

一般公募

一般公募によってキャラクターのデザインや設定を募ることも可能です。デザインや企画の提案段階から消費者を巻き込むことができるため、キャラクターや企業に興味を持ってもらいやすいのがメリットです。

ただし、必ずしも企業のイメージやコンセプトに沿ったキャラクターが考案されるとは限らず、規定フォーマットの用意、賞金や副賞の有無、問い合わせ窓口の設置などについてあらかじめ検討し、一般公募を行うための予算を確保しなければなりません。

デザイナーやイラストレーターへ依頼

キャラクターデザインをプロのデザイナーやイラストレーターに依頼する方法もあります。実績の高いプロに依頼すれば、企業のコンセプトに合った完成度の高い仕上がりを期待することができます。依頼するデザイナーやイラストレーターの実績などにもよりますが、費用は数万円~数十万円程度が見込まれます。なお、提案数や修正回数が多いほど費用が高くなる傾向にある点も考慮が必要です。

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クラウドソーシングサービスを活用

クラウドソーシングサービスを通して、フリーランスや個人事業主にキャラクター制作を外注することもできます。料金相場はさまざまで、あらかじめ金額を指定して依頼するケースや交渉によって金額を決めるケースなどが見られます。一般公募にかかる総費用や、プロのデザイナー・イラストレーターへの依頼費用よりは金額をおさえられる傾向にあります。

キャラクター考案の依頼なら「クラウドワークス」

クラウドソーシングサービスを活用してキャラクター制作を進める際には、キャラクターデザイン経験の豊富な人材が多数登録しているサービスを選びましょう。

日本最大級のクラウドソーシングサービス「クラウドワークス」であれば、あらかじめ個人のスキル・職歴などを確認してから仕事を依頼することができるため、適した人材を吟味することが可能です。

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仕事の依頼形式には、不特定多数のデザイナーからキャラクターの提案を受けられる「コンペ形式」や、キャラクター作成後の戦略・方針などを見据えてデザインを相談・検討できる「プロジェクト方式」などがあり、任意の方法を選ぶことができます。

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クラウドワークスではサービスの利用料・登録料などがかからず、納得できるクオリティのものが納品されるまでは予算内で修正を依頼することも可能なため、不要なコストを支払わずに利用できる点もメリットです。

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・猫をモチーフにした企業のロゴ作成:予算2万円(デザイン提案数39件)
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クラウドソーシングTimes編集部
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