業務用Webシステムの予算について

漠然としていますので、もう少し細かいレベルまで質問いたします。

１、「会社の商品、仕入れ、人件費などを管理できるシステム」とありますが、
　　「売上管理・在庫管理・顧客管理」は管理しないのでしょうか？

また、上記の管理も必要ならば、一般には「掛売り」と「現金売り」が存在します。
　　　顧客や仕入先なども固定顧客と一限様があると思いますが固定顧客のみですか？

　　　現在の取引している顧客や仕入先は何件くらい存在しますか？

２、「商品の管理、原価計算、人件費管理」が必要とのありますが。
　　　商品とは、どのような物をさしていますか？　御社で商品の加工販売をしているのでしょうか？
　　　その場合の原価計算はどのようにされていますか？
　　　同様に商品管理はどのように実務でされていますか？

　　　販売商品は何点くらい存在して、仕入商品は何点くらい存在していますか？

　　　人件費の管理とありますが、管理が必要とされる人の数はなん人くらいおられますか？
　　　また、役職を含めた特殊な処理はいくつくらいありパートなども存在するのでしょうか？

３、　伝票管理や帳簿管理はどのようにしておられますか？
　　　例えば、指定伝票や指定元帳などが存在しますか？

これでも質問内容は荒いですが、これらでボリュームは全然変わります。
単純なシステムであれば既製品でも良い気がしますが、あえてここで書かれているので既製品では運用が難しいのかもしれません。

期間が「１月末迄」までと記載されていますが、これはボリュームがどれくらいになるかで可能か不可能かが分かれます。

全体的なボリュームを算出して開発工数を見て、可能かどうか判断する事になります。
また、開発費用というのは一般的に「初期費用」の一部となります。

運用を開始した後のメンテナンスが必要な場合、別途メンテナンス費用が必要になるのが一般的です。

基本的に規模が大きく短納期なほど、価格は高くなると考えてください。
なぜなら、納期に間に合わせるだけの人材を投入する必要が発生するからです。
人件費というのは一人増員する毎に一人月あたり５０〜１００万円価格が上がります。

予算を抑えるには、納期を伸ばす方が価格を多少抑えられます。

納期が短く予算がさほど取れない場合は「既製品のバッケージ」で対応される場合が多いです。
この場合、独自の仕様は盛り込めませんが短期で業務を立ち上げる事が可能です。

ここのようにオーダーメイドで依頼をされる場合は、規模にもよりますが。
総合DBアプリを利用される事で多少価格を抑える事が可能です。

有名な物では「ファイルメーカーServer」などがあります。（多分、これが読む限りお勧めです）

OracleやMS-SQL ServerなどRDBMS(リレーショナルデータベース）単体の機能に特化した高性能なDBやオープンソースのRDBMS(MySQL,PostgreSQL)なども存在しますが、これらは別途開発言語を用意して開発をするため効率を考えるとお勧めはいたしません。

CMSを利用した販売管理システムも存在します。　しかし、要望を読む限りお勧めはいたしません。
逆に高くつく可能性もあります。

内容から非常に短納期に感じておりますので、オーダーされるのであれば早く手続きをされる方が良いでしょう。

価格については、ボリュームと納期次第なのでもう少し明確に仕様が見えてこないと難しいと思います。
また、保守サポートが必要かどうかも価格を左右します。

実装するハードウェアをどうするのかも、重要な要素となります。
レンタルサーバーを利用される場合でもそのレンタル料は別料金となります。

という事で具体的な見積もりは現時点ではどこも難しいでしょう。

また、ここでは「公開見積」となるので、公開返答してくれる業者も少ないかもしれません。

大凡の相場で言えば３００万〜１０００万くらいの幅ではないかと思います。
何度も言いますが、短納期で規模が大きいと人員の増員が必要となります。
は一人増員する毎に一人月あたり５０〜１００万円価格が上がります。

つまり、２ヶ月だとすれば一人当たり増員すれば１００万前後価格が上がります。
５人いれば５００万、１０人いれば１０００万です。

予算と納期は重要であると思いますのでよく検討される方が良いでしょう。

補足しておきますと、希望要求に対して納期が非常に短い可能性がありますので。

価格は跳ね上がりますが大手開発業者に依頼される方が良いかもしれません。
大手開発業者の場合は十分な人を確保していますので価格を気にされないなら有効な手段だと思います。

内容から想像するにオーダーメイドですと余裕をみて５〜６ヶ月の開発規模のボリュームのような気がします。
あくまで想像からの工数見積ですので、実際にはもう少し短くなる場合もあります。

安く早く業務を立ち上げるコツは、できるだけ「既製品のパッケージ」を利用する事です
これらは既に完成していますので導入するだけで済みます。

何もかもオーダーメイドにするよりも遥かにコストを抑えることができます。

例えば、人件費などは「給与パッケージ」を利用するなどすれば価格は下げれます。
また、商品管理？（在庫管理）などは加工処理がなければ価格を抑えれます。

加工処理がある場合は、在庫管理は難しいかもしれません。
これは、裁断・溶接などの加工処理がある場合はロスが発生しますし。
そういう物は一定では無いために合わない場合が多いからです。

また、指定伝票などの独自仕様がある場合も価格を引き上げます。
これらがあるのと無いのでは価格が変わってきます。

基本的に使える機能は既製品を利用して、どうしてもできない部分だけをオーダーメイドにするのが安く抑えることができ業務も早く立ち上がります。

要はオーダーメイドに関わる人の数が多ければ多いほど高額になりますので、既製品で対応できる部分は既製品で対応することで多少価格を抑えれます。