「幼児向け絵本のストーリー製作！採用確約アリ」へのまっくおさんの提案一覧

こんにちは。今回応募させていただきます。


わたしたち、赤ちゃん。
みんなに逢えるように、くもの上でまってるの
糸電話でママやパパとお話ししながら待ってるの

「ハヤクアイタイ」「アイシテルヨ」ママは時々そう言うの。すごくあったかいんだ、その言葉。

ある日、とうとう神様に呼ばれたの。ママに逢う順番がきたから。
「ママ、待っててね。これから。ママに逢うために旅に出るよ」
「さあ、行っておいで。」かみさまは言いました。
「神様、不安だよ。私にできるかな。川を渡ったり山を越えたりできるかな？」
「大丈夫、困ったら糸電話でママとお話しすれば良いよ」
「うん、わかった。神様ありがとう」
神様はずーっと、ずーっと手を振っていてくれました。

少し進むと、そこには大きな川がありました。
「どうしよう、こんなところ渡れないよ」
周りを見渡すと、木の枝1つありません。
「どうしよう。」
困っているとそこには人間の男の人が立っていました。
「どうしたの？」
「ここを渡れなくて困っているの」
男の人は少し困った顔をした後、言いました。
「わかった、じゃあ僕の背中に乗って。運んであげるよ。」
「ありがとう。」
その背中はなんだか暖かく懐かしい感じがしました。
「どうもありがとう。」無事に、川を渡ることができました。
男の人は服をぬらしながら、一生懸命運んでくれました。
男の人は別れるときにも「頑張れ、頑張れ」と何度も言ってくれました。

そしてしばらくすると、森に着きました。あたりはすっかり暗くなってしまいました。でも進みます。そして、道に迷ってしまいました。
「ワーン」泣いていると。
「どうしたの？」ふくろうの風太くんです。
「道に迷ってしまったんだ。」
「そっか、じゃあ僕が案内してあげるよ」
「ありがとう」
風太君のおかげで、無事に森を抜ける事ができました。
その、御礼にママと話す為の糸電話をあげようとしました。しかし、いくら探してもありません。
「どうしよう、どこかで落としてしまったのかな？」
「大丈夫だよ、きっとすぐに会えるよ」風太君は言いました。
「うん。そうだね。仕方ないけどママが待っているから早く行かないと」
「バイバイ」風太君に言いました。

また、少し進みました。でも、もうお腹がすいて力がでません。その時です。後ろから凄い勢いで波が近づいてきました。
「えーわたしはうきわを持っていないのに」
「僕の背中に捕まって」いるかのルカちゃんです。
ルカちゃんの背中に捕まってしばらく進むとママの声がしました。
「もうすぐだからね、待ってるね」

それからしばらく眠ってしまいました。目覚めるとママは言いました。
「やっと、会えたね。ようこそ。ママだよ」
そう言ってママは優しい笑顔をしました。

はじめまして。
今回、お母さんと赤ちゃんの冒険はもちろんですが、お父さんにも読んで欲しい内容になっております。