企業インタビュー
公開日: 2014.01.09 / 最終更新日: 2020.01.06

クラウドワークスが受注者の背中を押してくれるプラットフォーム:株式会社トイボックス

「デザイナーであれ、開発者であれ、クラウドワークスは受注者の背中を押してくれる材料になるのではないかと思います。」今回は、デザイナーリソースを確保するために、クラウドワークスを活用したお話を伺ってみました。

地図系の自社プロダクトから、受託や人材紹介へのシフト

トイボックスでは、ソフトウェア開発と自社プロダクトの販売を行っています。もともとGIS(地理情報システム)の開発が始まりだったため、それにまつわるプロダクトもありますが今はサポートが中心です。

最近は大手企業の参入によって地図関連の仕事の需要が薄くなってきたため、その他の受託や人材紹介のような事業にシフトしています。ソフトウェア会社が外部に仕事を出すことが増えているためニーズがあるんです。

現在社員数は5名で、ほぼ全員がエンジニアです。社内にデザイナーはおりませんので、案件によって外部デザイナーと組むことが多いですね。発注できるデザイナー候補が常に数名いる状態です。

ロゴ作成費用は、10年前の5分の1に

1年前くらいに、知人からクラウドソーシングのクラウドワークスというサービスがあることを聞きました。たまたまテレビで紹介されているのを見たこともあって、たしか新規開店のお店のロゴを募集した事例が紹介されていました。

弊社でも事業をシフトするにあたってロゴを刷新することになり、クラウドワークスを使ってみることにしました。次の事業に多く投資することができないため、リーズナブルに発注する必要があったのです。

いまの名刺に印字されているロゴは10年以上前に作ったものですが、当時はデザイン料だけで10万円。かつ、版権を買う場合は追加料金が発生しました。

ですので、未だに版権はデザイナーにあります。実際にクラウドワークスを使う前にサービス名で検索してみると、必ずしも良い評判だけではなかったのでちょっと躊躇した部分もありましたが、2万円なら一度使ってみようかなと思いました。

3日目以降に質の高いロゴが集まるように

ロゴを幅広く募集したかったので、最初からコンペ形式を採用しました。初めて使うので、どんなものが集まってくるかわからない。

ロゴデザインの応募をかけて、最初のエントリーがきたのが、募集開始して数時間後でした。早いのはいいんですが、どうしても突貫感が否めなくて。

そんな数時間で届いたものに2万円は出したくないなと。もし、このまま選びたいと思うものが出てこなかったらどうしようと不安でしたが、3日目以降に良いものが出てくるようになって。

イメージに近いものには☆機能を使って印をつけていきました。出してくださったロゴを部分的に修正してもらうやり取りには、クラウドワークスのメッセージ機能を使いました。

 

こだわりと柔軟性の良いバランス

今後は、ある分野の文房具の開発や販売などを手がけていきたいので、その事業にも適したロゴに一新したいと考えていました。既存のカチカチの四角いロゴから、色合いを含めた柔らかさ、優しいものに作り替えたいという思いがありました。

今回、これに決めようというロゴに出会えたのは、こだわりはあったものの、こだわりすぎなかったことかもしれません。

最初、ロゴに関して3つのリクエストを出しました。「色がみどり系」であること、既存のロゴが箱(トイボックス)なので敢えて「箱(四角)を排除すること」、さらに文房具を手がけたいという思いがあるので「絵の具をにゅるっと出したような感じ」を出すこと。

絵の具の感じ、ということ、まさにそのまま出てくるものもありました。でも、提出されるロゴを見ていくうちに、箱がダメというルールによって方向性がまったく違うものが出ていることに気がついて。

そこで、途中でそのリクエストを変えて、良いものであれば箱も良しとしたんです。突っ張るだけではなくて、ある程度の許容ポイントを持ちながらやったことが良かったように思います。

過去の実績よりも成果物が決め手

ロゴを選ぶ際、最初はクラウドソーシングのクラウドワークスに掲載されている過去実績に引っ張られそうになりました。でも、少なくともロゴデザインに関してはいいものがいい、という風に考え直して、純粋に成果物を見るようにしたんです。

今回選んだロゴデザインは、箱っていう観点でいうと箱は箱。とはいえ、パッと見た感じは六角形なんですね。箱を排したいっていう思いに上手くつながっているデザインでした。

色味に関しては、他のものがいいと伝えたところ、丁寧に7パターンくらい出してくださって。この方は過去実勢はあまりない方でしたが、あくまで成果物を見て社員と一緒に決めさせてもらいました。

 

得意とするデザイン分野を知るニーズ

今回、実際に発注する前に参考までに他社のデザインコンペなども拝見しました。でも、ロゴ作成、ホームページ作成といった仕事の種類だけのカテゴリ分けしかないため、かなりの数の作品を見る必要がありました。

仕事の種類だけではなく、例えばクライアントの職制でも見られると便利だなと感じましたね。IT関係のロゴなのか、お店のロゴなのか。契約が成立したクライアントさんが何系の職制なのかという軸でデザイナーさんを見られると、より自分が求めているデザインに出会える。

また、今回は後半になってクオリティーの高いロゴが出てくるようになりました。スピード重視で突貫のようなデザインよりは、こちらが選びたくなるクオリティーのものがでてくる方がお互いにハッピーです。

そこは、きちんと作り込んだものが評価されるような仕組みがあるといいなと思いました。

コンペ形式のメリットは何より値段

今回、クラウドソーシングのクラウドワークスを実際に利用してみて、一番のメリットは値段だと感じています。パッと見てちゃんと作り込まれているものでも、2万円という金額ですので。

またコンペ形式に関しては、たくさんの方のデザイン案が見られます。直接依頼する形ですと、10万円かけてもいくつかのデザイン案しか手に入らず、その分望むものが出てこないリスクも高い。

クオリティーも色々ですが、今回のように少ない予算で40〜50エントリー見られるのは嬉しいですね。また、発注者と受注者が直接会わなくても商取引できるところにもメリットを感じます。

発注者にとっては、突き進む道を決めるための判断材料

トイボックスでは開発者の紹介も行っています。デザイナーであれ、開発者であれ、クラウドワークスは受注者の背中を押してくれる材料になるのではないかと思います。

例えばデザイナーさんなら、この道に進もうかどうかというひとつの判断材料になる。自分のデザインしたものがお金をもらえるレベルなのかどうかを試す場になるからです。

また、技術者の場合、ここのところ加速しているのが業界の二極化です。中小のソフトウェア会社は業界自体が疲弊しているため、会社のみんなで一緒のものを作ろうという一体感はもはやなく、社員も疲弊しているケースが多い。

紹介を通じてどこかに常駐したり、プロジェクトに一人で投げ込まれたり。一方では、フリーランスで仕事をするような人たちが増えています。

そういう人には、クラウドワークスのようなプラットフォームは最適ですし可能性があるのではないでしょうか。

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