kuro67さんの提案

金持ち学園で恋人探し

クライアントのお気に入り 2
提案日時 2021年03月12日 05:43
kuro67さんの
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メンバーからのコメント

長くなってしまいましたがご一読お願いします。


■ログライン
金持ち学園に入学した主人公が7月までに恋人を作る物語


■物語の掴み
金持ちの子息令嬢が通う学園に入学した主人公は始業式の日に学校内で迷子になる。道を聞こうと思い近くにいた少女、不知火明菜に話しかけようとするが明菜があまりにもきれいで見とれていると明菜はこちらに気づき何も言わずに去って行ってしまう。明菜がいたところにシルバーのバッチが落ちていたので落とし物だろうと思い明菜に渡そうと思ったがもういなく、始業式ももうすぐ始まるので後で返そうと思いポケットの中にバッチを入れる。それから始業式になんとか間に合い講堂で話を聞いていると壇上で話している生徒会長、東藤美由紀と目が合い微笑まれた気がした。美人なのでドキッとしたが覚えがないので気のせいだと思い下を向く。始業式が終わり教室に行くと隣の席の菊池梨花に話しかけられる。「きみもやっぱり玉の輿希望なの?」と言われ「どういうこと?」と言うと驚いた顔をされる。「ここに入学してくる外部生はそれが目的だから。7月のパーティーまでに躍起になって恋人を作るんだよ」と言われ何のことだかさっぱりの光汰は詳しく梨花に聞く。



1章
金持ちの子息令嬢が通う学園に入学した主人公、橘光汰は始業式の日に学校内で迷子になった。道を聞こうと思い近くにいた少女、不知火明菜に話しかけようとするが明菜があまりにもきれいで見とれていると明菜はこちらに気づき何も言わずに去って行ってしまう。明菜がいたところにシルバーのバッチが落ちていたので落とし物だろうと思い明菜に渡そうと思ったがもういなく、始業式ももうすぐ始まるので後で返そうと思いバッチをポケットの中に入れる。それから始業式になんとか間に合い講堂で話を聞いていると生徒会のあいさつで壇上に上がった生徒会長、東藤美由紀が挨拶をする。生徒会長とは言い難い見た目だなと思っていると彼女と目が合い微笑まれた気がした。美人なのでドキッとしたが覚えがないので気のせいだと思い下を向く。始業式が終わり教室に行くと隣の席の菊池梨花に話しかけられる。「きみもやっぱり玉の輿希望なの?」と言われ「どういうこと?」と言うと驚いた顔をされる。「ここに入学してくる外部生はそれが目的だから。7月のパーティーまでに躍起になって恋人を作るんだよ」と言われ何のことだかさっぱりの光汰は詳しく梨花に聞く。

2章
大企業や政界の子息令嬢が通うところだから玉の輿狙いや玉の輿は無理でも仲良くしておくと将来出世の近道になるからと外部からも入学したがる人が多いこと、数か月に1回学校主催のパーティーが開かれて次のパーティーは7月だということ、パーティーはパートナーとしか出られないこと、パーティーには外部からお偉いさんが来るからみんな出たがっているということ、金持ちの子息令嬢にとってもこのパーティーは大事なもので親からの圧がひどい子もいるということを梨花に聞かされる。「でもパートナーは適当に見繕ったらいいんじゃないのか?」と聞くと「パーティーの前日に恋人宣言が行われるんだよ。そこで男子から女子に告白してOKなら女子からキスするの。流石にそんなことするから適当に恋人になる人なんていないよ」と言う。そして恋人になったら制服につけているバッチを交換し合う。男子はシルバー、女子はゴールドのバッチ。恋人宣言とバッチ交換で公認カップルになり別れずに卒業すると結婚率は98%以上だということも聞く。なるほど、と聞いているとポケットにある拾ったバッチのことを思い出す。これは大事なものだろうから早く返さなきゃいけないと思い梨花に明菜のことを聞く。

3章
梨花は明菜のことを知っているらしく明菜は放課後はいつも華道室にいると聞く。梨花に案内されながらそこに向かうと明菜が花を活けていた。その姿はまさに大和なでしこで見とれていると梨花が明菜に話しかける。手を止めてこちらを見る明菜は「こんなところに何の用ですか?」と不思議そうにしている。バッチを落としたのを拾ったと言って渡すと奪うように取る明菜。すごく大事そうに手で持っている。奪うように取ったのが少し気に食わなかった光汰は「そんな大事なものならちゃんと管理しときなよ」と厳しく言ってしまう。明菜は「拾ってくれたのに奪うように取ってしまいすみませんでした。拾ってくださりありがとうございます」と丁寧にお礼を言う。そう言われて厳しく言ったのを悪く感じていると明菜の制服にゴールドのバッチが付いていることに気が付く。「なんでバッチを2つ持ってるんだ?」と聞くと明菜は暗い顔をする。聞いてはいけないことを聞いたと思い別の話題を出そうとしたらスピーカーから光汰の名前が呼ばれる。


4章
放送で光汰は生徒会室に来るように呼ばれる。なにも悪いことをした覚えがないが始業式のときに目が合ったことを思い出し1人で生徒会室に向かう。そこには美由紀が1人でいた。「ひさしぶりね」と言われ「前に会ったことありましたっけ?」と言うと美由紀は頬を膨らませる。「私のことを覚えてないなんて薄情者!」と言って訳が分からないという表情の主人公に「昔一緒に遊んだでしょ」と言い写真を見せてくる。写真には幼いころの光汰と真面目そうな女の子が写っている。その写真を見て「もしかしてゆき姉!?」と言って驚く光汰。昔と見た目が違っているし名字も変わっていたからわからなかったと言って謝る光汰。なんでそんなに変わったのかと聞くと「誰のためだと思ってんのよ」と美由紀がボソッと言ったが聞き取れなかった。「それよりも、今日呼んだのはお願いがあったからなの」と言う美由紀。生徒会の書記の席が空いているから入ってほしいと言う。光汰は入試の成績が歴代トップだったので他の役員たちも異議はないらしい。最初は断ったが何度もお願いされて断り切れなくなったので生徒会に入ることにした。生徒会の最初の仕事だと言って大量の資料を渡される光汰。「学園のことを良く知らない外部生だから資料をしっかり見て覚えてね」という美由紀に苦笑いしか出ない光汰に美由紀は「今日はもう遅いから明日学園を案内するよ」と言って家に帰らされる。


5章
次の日の放課後、梨花に学園を案内すると言われたが美由紀と約束があると言うと一緒に付いて行くと言って光汰から離れようとしない。仕方なく2人で美由紀のところに行くと「そのこ誰よ」と美由紀が不機嫌そうに言う。隣の席の友達だと紹介しようとすると梨花が「光汰くんの1番の友達です」と言って腕に手をまわしてきた。身体が小さい割に胸が大きいんだなと内心思っていると美由紀が「光くんは私の幼馴染よ」と言って反対の腕に手をまわしてくる。「こっちもなかなか…」と思っていると光汰を間に挟んで2人は睨みあっている。まだ他の生徒もいて視線が気になってきた光汰はすぐに手を離すように言うが言うことを聞いてくれない。困っていると明菜の姿が見え目が合う。明菜に助けてほしいと目で訴えると「みんなで集まっておしくらまんじゅうでもしているんですか?」と聞いてきた。まさかそんな風に言ってくるとは思わず光汰はつい笑いだす。笑われたことを不思議に思っている明菜は「何を笑っているんです?」と聞く。楽しそうに話している光汰と明菜を見て美由紀と梨花は文句を言うが「2人が勝手に喧嘩するのが悪い。喧嘩するなら明菜先輩に校内を案内してもらう」と言うと2人はごめんと言いしょんぼりする。「勝手にそんなこと決められても困るのですが」と言う明菜だったが自分も暇だから一緒に案内すると言い出す。光汰は「華道部はいいんですか?」と聞くと「どうせ私一人だけですから。それにこの前のお礼もまだですし」と言って明菜もついてくることになった。案内をしてもらいながら3人の色々な話を聞いた。明菜は花が好きで小学生の頃から華道を習っていること。光汰の実家が花屋を営んでいると言うと羨ましそうにしていた。美由紀が生徒会長になったのはこの学園の校風のせいということ。会長は推薦制で人気者が会長になるらしい。人気者だと聞いて光汰が意外そうにしていると美由紀が頬を膨らます。梨花は部活はやっていないが昔バレエをやっていてコンクールで入賞したことがある。意外とおしとやかなところがあるんだなと言うとよく言われると言って少し悲し気に笑った。


6章
学園にも慣れてきた4月下旬。パーティーのためなのか恋人を作ろうとしている生徒が多いなと感じる光汰。でも自分には関係ないと思って教室で読書をしていると梨花が「学校生活を謳歌しないでどうするの」と言い本を取り上げる。自分はパーティーには興味がない、出世は魅力的だがそのために躍起になって探す必要はないと思っていると正直に言うと「そんなこと言えるなんて羨ましいよ」といつものにこにこしている顔からは想像できない無表情で言うので驚く光汰。しかしその表情は一瞬ですぐにいつもの笑顔に戻り「今はそう思ってても普通に恋するかもしれないからいろんな人と仲良くしてもいいんじゃない?」と言う。せっかくだからと部活を勧められたが生徒会の仕事があるからと断る。生徒会の人も部活はやってるし文化部なら両立は簡単じゃないかと言われ半分強制的に一緒に部活見学をすることに。色々と見て回って自分に合いそうな部活はなさそうだと言おうと思ったが華道部の部室が目に留まる。この前華道部は自分一人しかいないと言っていたことを思い出し華道部を訪れることにした光汰。明菜に話しかけるとこちらを向き遊びに来てくれたんですねと嬉しそうに言う。その顔を見て光汰も嬉しくなるが明菜には想い人がいるのだろうと思いもやっとした気持ちになる。そのことに気づいたのか梨花は「バッチのことが気になるなら聞けばいいじゃない」と言う。聞いて明菜が嫌な気持ちになるんじゃないかと心配するが聞いても大丈夫だと言うので聞くことに。明菜が持っているシルバーのバッチは1つ上の兄の物らしい。お兄さんは1年前に恋人宣言で告白しようとしていたがその前日事故に巻き込まれて死亡してしまった。お兄さんの好きな人を知っていた明菜は葬式に来ていたのでバッチを渡そうとしたがその人には他に好きな人がいたとのこと。なので捨てることもできず形見として大事に持っているのだそう。昔の恋人の物ではないことを聞いて少しほっとする光汰。しかしそこで兄の好きな人は美由紀だったと知る。


7章
生徒会の仕事をするために生徒会室に行く光汰。そこには他の役員たちもいて黙々と作業をしている。もちろん美由紀も仕事をこなしていて、見た目が変わっても中身は昔のままで真面目なんだなとほっとする。少し休憩をしているときになぜ美由紀が人気なのかと役員に聞く。理由は美由紀が1年の時の体育祭に日射病で倒れた女子生徒を助けたのが始まりだという。助ける姿が王子様に見えたらしく女子生徒の人気者に。そして見た目とは裏腹に真面目で正義感が強いのでそのギャップに男子生徒も魅了したのだそう。その話を聞いていた美由紀は恥ずかしいと言って顔を赤らめるが確かにギャップ萌えはいいと思うと言う光汰の言葉を聞いて嬉しそうにする。その後仕事を終わらせ途中まで一緒に帰る光汰と美由紀。2人きりなので明菜のお兄さんの話を美由紀に聞く。あの人は真面目でいい人だったと言う美由紀に他に好きな人がいると聞いたことも伝える。すると美由紀は一気に顔を真っ赤にさせ焦る。興味本位で好きな人がどういう人なのか聞くと「なんでまだ気づいてくれないの?」と言い「光くん好みの女の子になれたでしょ」と顔を赤くしながら言ってくる。意味が分からず聞き返すと「昔言ったじゃない。こういう女の子が好きだって。だから私頑張って変わったのに」と言う美由紀。頭が一瞬パニック状態になり言った記憶がないと言いかけるが昔近所に住んでたギャルのお姉さんに遊んでもらったときに好きだと言ったことを思い出す。あれは恋愛感情の好きではないと言うと「うそでしょ!?」と言ってここまで頑張って変わった努力は何だったんだと落胆する美由紀。見ていて不憫に思った光汰はその見た目でも可愛いよと褒める。すると「じゃあ付き合ってくれるの?」と目を輝かせて言ってきたので「ゆき姉のことをそういう風に見たことはない」と正直に伝える。最初は悲しそうな顔をしていたが恋人宣言までに振り向かせてやると言って宣戦布告してくる。


8章
美由紀のことが頭から離れずボーとしていると梨花が告白されたのがうれしかったのかと聞いてくる。なんでそれを知っているのか驚いていると偶然聞いてしまったのだと言う。部活をしていない梨花がなぜそんな遅くにいたのかを聞くと、姉の結婚祝いを買いに行っていたらしい。兄弟がいるのが意外だと言うと自分とは違って出来のいい年の離れた兄と姉が2人いるとため息交じりに言う梨花。兄弟がいると比べられるから辛いよなと言って共感する光汰に分かってくれるんだねと嬉しそうに言う。そこで急に梨花が「もしよかったら次の休みの日に遊ばない?」と提案してくる。どうしようか迷っていると兄の誕生日も近いしまだ結婚祝いも買ってないから一緒に選んでほしいと言われ買い物を手伝うことに決めた。休みの日に待ち合わせ場所で待っているとデート服を着ている梨花がやってきた。素直にかわいいと褒めるととても嬉しそうにする。買い物を進めていると街中でナンパをしている人が目に入る。ナンパなんてよくやるよと思っているとナンパされているのは明菜だった。梨花に断りを入れて明菜を助けに行く光汰。明菜は礼を言うがナンパだったことに気づいていなかった様子。自分が男性に興味を持たれるとは微塵も思わなかったのだそう。今まで告白はおろか男性に話しかけられたこともほとんどないらしい。光汰が「俺にとったらとても魅力的です」と言うと顔を赤らめて照れる明菜。それを見ていた梨花が「私とデート中なのに他の女子にそんなこと言うなんて天然タラシ!」と言って口をとがらして腕に抱き着いてくる。「邪魔をしてしまってすみません」と申し訳なさそうに言う明菜にデートじゃない、買い物の手伝いをしているだけだと言うと少し安心した顔をする明菜と不満そうにして光汰の腕から離れない梨花がいた。


9章
授業が終わり昼休みにお弁当を食べようとしていると美由紀が光汰の教室にやってきた。なにか生徒会の仕事があるのかと聞くと、一緒にご飯を食べたいと言う。告白を受けてから気まずいと思って避けていたのがバレていたらしく自分から会いに来たのだと言って腕を掴まれ逃げられない状況に。そこに梨花が割り込んできて仕方なく3人でご飯を食べることに。教室は目立つからと他の場所に移動する3人。すると中庭に1人でいる明菜を見つける。明菜に話しかけるといつも1人で中庭で食べているという。なら一緒に食べないかと光汰が誘い4人で中庭で食べることに。ピクニックみたいで楽しいという明菜になぜいつも1人で食べているのか聞くと人付き合いが苦手で仲のいい友達がいないのだと言う。そんな風には見えないと言うが話しかけても距離を感じると言って明菜は悲しそうな顔をする。明菜は完璧すぎるから緊張するんじゃないかと指摘する美由紀。確かに近寄りがたいイメージはあるが話してみると天然で面白いところもあると言う光汰に嬉しそうにする明菜。「もう少し美由紀先輩みたいにギャルになってみたら?」と提案する梨花にギャルって言わないでと怒る美由紀。ギャルの明菜は見たくないがどうにかしてあげたいと思った光汰は次の日の昼休みに明菜のクラスでご飯を食べることを提案する。それだけで何かが変わるとは思えない明菜だったが美由紀と梨花は提案を了承。次の日の昼休み明菜のクラスで4人が楽しそうに話しているのを見ていたクラスメイトが休み時間や放課後に話しかけてくれたらしい。光汰たちのおかげで友達ができたと喜ぶ明菜。それを聞いて自分のことのように喜ぶ光汰だった。


10章
生徒総会のために仕事をする光汰と美由紀。誰よりも頑張っている美由紀に少し休憩したほうがいいと言うが学園をよりよくするためにもう少し頑張らなきゃと言って仕事を続ける美由紀。それを見て自分も頑張らなきゃと思ったが根を詰めすぎで倒れられても困るので甘いお菓子を美由紀に渡し「頑張るのはいいけどほどほどにな」と言って頭を撫でる。顔を赤くして嬉しそうにする美由紀を可愛いなと思いながらここぞとばかりに抱き着きにくるので扱いをもう少しドライにしたほうがいいのかと悩む光汰。資料集めをしていると偶然明菜と会い少し話すことに。生徒総会が終わるまでは華道部に遊びに行けないと言うと悲しそうな顔をする明菜だったが終わったら絶対来てくださいと言うのでもちろんと返すと嬉しそうにする。生徒総会は美由紀がしっからしているから多分平気だろうと光汰が言うと、明菜が「真面目でしっかり者だけど少し抜けたところもあると兄が言ってました」と言うので少し不安になる光汰。生徒総会当日、講堂で全校生徒に見られるので緊張するなと思う光汰。しかし光汰の横でそれ以上に緊張している美由紀の姿が。美由紀は人前で話すのが苦手らしい。始業式の日は普通に話してたのにどうしたんだと聞くとあの時は高性能録音機を使っていて口パクだったと言う美由紀。しかし今回は生徒との対話もあるのでそれは無理。どうしようと足や手を震わせているので「大丈夫だ、周りはジャガイモ。人と思うな」と言ってみたが効果は全くなし。「こんな自分を周りが見たらなんて思うだろう、情けない」と言って泣きそうになっている美由紀。もう時間がないと腹をくくり光汰は美由紀を抱きしめる。背中をゆっくり撫でながら「大丈夫、なんとかなる。ゆっくりでいいから前を向いて話せばいい。間違ったりしても誰も怒ったりしない。何かあったら俺が助けるから大丈夫」と言って美由紀を落ち着かせる。最初は震えていたがだんだんと落ち着いていきいつもの調子に戻る美由紀。「光君から始めて抱きしめてもらった」と嬉しそうにしているのでもう大丈夫だろうと思う光汰にありがとうとお礼を言って舞台上に行く美由紀を見送る。


11章
生徒総会も終わりいつも通りのゆっくりした放課後。生徒会の仕事も少なくなったので約束通り華道室に行く光汰。部員じゃないのに来ていいのかと不安になり聞くと光汰が来てくれていつもうれしいと微笑む明菜にドキッとする。そんなこと言うと勘違いすると冗談めいて言うと顔を赤くして黙る明菜。微妙な空気が流れる部室に美由紀と梨花がやってきた。微妙な空気を察した2人は光汰の周りに座って明菜と距離を取らせる。何しに来たんだと聞くと遊びに来たという2人。それを聞いて嬉しそうにする明菜はまだ友達ができたお礼をしていない、なにか礼をさせてほしいと言い出す。光汰は断ったが梨花はせっかくだから4人で遊ばないかと提案してくる。それは楽しそうだと言う明菜と美由紀。女子の中に混じって遊ぶのは気が引けると言う光汰だがそれはいつものことだと言われ強制参加させられることに。日にちを決めていると「その日は姉の結婚式だから無理」と言う梨花。ジューンブライドなんて憧れると言う美由紀にそんなにいいものなのかと聞く光汰。美由紀は6月に結婚する花嫁は幸せになれると言われていると力説するので光汰は覚えておこうと内心思う。姉も恋愛結婚なので幸せになってほしいと言う梨花。梨花の姉もこの学園の卒業生で恋人宣言でバッチを交換した人と結婚するという。それを聞いて美由紀が「私たちもバッチ交換しようね」と言ってきたので光汰はどう返事しようか迷っていると梨花が光汰の腕に手を絡めて「光汰君が困ってるでしょ」とフォローを入れてくれた。明菜はそれを見て何か言いたげな顔をしていた。


12章
4人で遊ぶ約束をしていた前日、明日は雨らしいから遊園地で遊べないと言ってきた美由紀。なら室内で遊べるスポッチャはどうかと提案した光汰だが行ったことがないと言う3人。そういえばお嬢様だったなと言うと「そんな風に見えなくてごめんなさいー」と拗ねたように言う梨花。スポッチャには興味があるから行ってみたいという3人は光汰の提案に賛成する。翌日、みんな動きやすい恰好をしているがおしゃれで可愛いと思いどきどきする。初めてのスポッチャに興奮する3人。どれから遊ぶか迷うと言うのでまずはボーリングからすることに。全くピンに当たらない美由紀を笑いながらもコツを教える光汰。すると少し当たるようになっていく。アミューズメントエリアに行くと明菜が目を輝かせる。ゲームセンターに来るのは初めてだと言って色々とはしゃいで回る。珍しくはしゃぐので可愛いなと思う光汰。スポッチャでローラースケートをすることになった4人はなかなかうまく滑れなかったが梨花だけはすぐに慣れる。さすがバレエをやっていただけあってバランス感覚はあるんだなと感心するが遊びすぎて足を痛めたのだろうか、足をかばっているのに気づく。それを2人にばれないように梨花に言うと「大丈夫、少し休憩してくるよ」と言って自販機のほうに向かった。


13章
学校でのテストが近づいてきて周りも浮ついた雰囲気からテストモードに切り替わっている。光汰は特待生なのでテストの点も気にする。毎日休み時間も勉強しているのを梨花が見てなんでそこまで頑張れるのかと聞く。「親が将来のためにこの学園に通わせてくれているから頑張らなきゃいけない」と答える光汰に親の期待に応えるのは辛くないのかとまた聞いてくる。いつもの梨花と少し違う気がしてどうしたのかと聞こうとすると梨花が担任に呼ばれた。梨花が教室から出るとクラスメイトが梨花と関わると成績が落ちるし周りの評価も悪くなると言ってくる。その言葉にむかついた光汰は言い返そうとしたが梨花に止められる。放課後梨花になんで言い返さないのかと聞くと本当のことだからと言って梨花の昔の話を聞かされた。梨花は出来のいい兄と姉といつも比べられていて頑張ってきた。昔は成績も優秀で品行方正だったがどうしても2人に劣っていた。しかし2人に負けない唯一の特技のバレエがあったが中学2年の時に足を怪我してしまいバレエができなくなってしまった。怪我をした梨花を見て父親は「お前には期待しすぎたようだ」と言われたらしい。それを聞いて何もする気が起きない日々を送っていて成績も下がっていってしまったと言う。今日担任に呼ばれたのも今回のテストが悪いと進級に響いてしまうとのこと。それなら頑張って勉強しようと言うが今更どうでもいいと投げやりな梨花。そんな梨花を見て父親に期待されないからって自分の人生を棒に振ることはない、毎日一緒に勉強しようとしつこく言う。そんな光汰に圧倒されて梨花は了承する。それから毎日放課後は教室に残って勉強することに。最初はわからないと言ってすぐにシャーペンを置いていたがだんだんとコツをつかんで問題が解けるように。呑み込みが早いと褒めると梨花は嬉しそうにする。


14章
テストも終わりもうすぐ恋人宣言だと言って周りは浮き足立っている。恋人宣言も生徒会の仕事らしく作業に追われる日々。美由紀は一緒にいられる時間が多くなるからと嬉しそうにするが光汰はまだ美由紀への返事を迷っている。テストが返却されて光汰は学年1位だったことに安堵し、梨花も順位が10位以内だったことに喜びと驚きを隠せない様子。光汰のおかげで頑張れた、これからは前を向けると言うので大げさだと言うが「大げさじゃない、本当にすごく感謝してる。光汰君が居なかったら頑張れなかった。ありがとう」と言って頬にキスをする。驚いて梨花を見ると私の気持ち気づいてなかった?と言って顔を赤らめる。最初はパーティーに参加するために光汰に近づいたが本気で好きになったと告白する。返事は告白宣言の日でいいからと言って去っていく。休日光汰は親に花屋の店番を頼まれる。店番をしながら美由紀と梨花のことを考えていると店に明菜がやってきた。なんで家に来たのかと聞くと兄の墓に供える花を買いに来た、光汰の家だとは知らなかったと言いながら驚いている様子だった。2人のことを相談したくなった光汰は明菜と一緒に墓参りに行くことに。墓参りをした後2人のことを相談する光汰。2人が光汰のことを好きなのは見ていて知っていた、2人とも光汰にお似合いだと言っていたがその顔が暗いことに気づく。どうしたのかと聞くと「好きな人にそうやって相談されるのは思っていたよりもつらいことです。私だってあなたと一緒にいたい」と目を潤ませながら言ってくる明菜に自分の気持ちがわからず返事をすることはできなかった。


15章
3人からの告白にどう返事をしたらいいのか悩む光汰だが時間は待ってくれず恋人宣言まであと1日となってしまった。逃げ出したい気持ちでいっぱいだったが生徒会の仕事があり逃げることもできない。そんな光汰を見て美由紀は「光君のことが1番好きなのは私だって思ってる。でもそんなに悩むなら無理強いはしない。誰を選んだってみんな怒らないよ」と言う。言葉ではそういう美由紀だったがつらそうにしている顔を見て余計に自分が情けなくなり1人にさせてほしいと言って1人で帰宅することに。帰宅途中に明菜に会い気まずいと思っていると「この前のことは忘れてください。光汰さんを困らせるつもりではなかったんです。ごめんなさい」と言って謝ってきた。そんな明菜を見て光汰は明菜の気持ちはうれしい、ちゃんと返事をするから待っていてほしいと言う。夜自分の部屋で考えていると梨花から連絡が来た。『光汰君って顔に出るタイプだから悩んでるってすぐわかるよ。全員が恋人宣言する必要はないから明日にまで決めなくてもいいよ』と言う。みんな同じようなことを言ってくれる、申し訳ないと返事をすると『光汰君のことは好きだけど困らせたいわけじゃないんだよ。それに他の2人も好きだから今回のことで皆バラバラになりたくないの。だから皆無理強いしないんだよ』それを聞いた光汰は「ちゃんと明日返事する。どんな結果になってもみんなと仲良くしたいのは自分も同じだ」と答える。次の日、恋人宣言が始まる。光汰は自分の気持ちと向き合い誰の隣にいたいのかすでに心に決めていた。壇上に上がり1人の女性の名前を口にする。


明菜エンド
恋人になった2人の初めてのデート。花が好きな明菜のために植物園に行くことに。明菜はとても楽しそうにしている。はしゃぐ明菜を見て来てよかったと心から思う光汰はずっと一緒にいたいと明菜の手を握る。


美由紀エンド
3年生の美由紀は受験勉強に忙しいので一緒に勉強することに。休みの日にデートできないなんてと言って頬を膨らます美由紀だがこれも家デートだろと言ってなだめる。勉強は疲れたと言って肩に頭をのせてもたれてくる美由紀を愛しいと思う光汰だった。


梨花エンド
恋人宣言後のパーティーに梨花と出席する光汰。梨花の父親も来ていて挨拶することに。梨花が父親と話すのは久しぶりらしくぎこちなかったが父親が「娘は不器用なところもあるが素直ないい子だと思っている。これから娘をよろしく頼む」と言ってきたのでもちろんです、一生幸せにしますと宣言する。


・キャラクター設定

【主人公】
橘光汰(タチバナコウタ)
黒髪の少し前髪が長い。優し気な顔立ち。身長178㎝。体重58㎏。
高校1年生。生徒会書記。特待生で入学。責任感が強く困っている人がいると助けてあげたくなる性格。家は花屋を経営していて花の知識は豊富。男なのに花が好きなので小さい頃はからかわれていた。頭の回転が速く学校の成績はいつも学年トップだが運動は少し苦手。光汰とは違いスポーツ万能の兄を持ちよく比べられていた。

【攻略ヒロイン】
不知火明菜(シラヌイアキナ)
黒いストレートロング。透き通る白い肌。華奢な体つき。身長158㎝。体重45㎏。
高校2年生。華道部に所属。おっとりした性格で天然。花が好きで小学生の頃から華道をしている。放課後はいつも華道室で花を活けている。1年前に兄を事故で亡くしている。勉強、運動ともに得意で見た目も中身も完璧なことから周りから話しかけずらいと思われていて距離を置かれている。

東藤美由紀(トウドウミユキ)
茶髪の天然パーマ、セミロング。化粧をしていて顔は少し派手。Fカップ。身長160㎝。体重48㎏
高校3年生。生徒会長。真面目で責任感が強く頼られると断れない性格。少し抜けているところもある。運動は苦手。主人公とは幼馴染で小学3年生の時に美由紀の親が再婚し引っ越して疎遠に。日射病で倒れた生徒を助けたことがきっかけで学園の人気者に。人の前に立つのが苦手ですぐに緊張する。

菊池梨花(キクチリカ)
光に当たると茶色く見えるフワフワのボブ。ネコ目の人懐っこそうな顔立ち。Eカップ。身長154㎝。体重46㎏
高校1年生。主人公と同じクラスで隣の席。明るく活発で素直。いつも笑顔を絶やさない。運動神経はいい。小さいころからバレエをしていたが中学2年生の時に足を怪我して激しい運動をするのに抵抗がある。出来のいい兄と姉を持ちよく比べられていて父親に認められたいと心の奥底では思っている。


学園の設定
大企業や政界の子息令嬢が通う。初等部からエスカレーター式。生徒主体のイベントが多数。数か月に1回学校主催のパーティーがあり企業や政界のお偉いさんも出席する。パーティーにはパートナーが必須。パーティーの前日に恋人宣言というイベントがありそれで恋人になる人がほとんど。男子生徒が1人の女子生徒に告白しOKなら女子生徒からキスをする。恋人になるとバッチを交換する。男子生徒はシルバー、女子生徒はゴールド。恋人宣言で恋人になった2人は卒業まで別れなかったら98%の確立で結婚する。
なぜパーティーをするかと言うと今からコネを作っておきましょうということ。パートナーが必須なのは異性にも好かれないのであればお偉いさんも魅了できないということを意味している。
学園の生徒会長を決めるのは推薦制。いわゆる人気投票で生徒に人気でなければ会長にはなれない。将来社長や政界のトップになる人を輩出するので能力だけではなく人気がないとやっていけないということを指している。

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初めまして。企画作成は初めてですが、物語を考えることが好きなので今回コンペに挑戦しました。 メッセージにてwordファイルで企画書をお送りしますので、ご確認いただけますと幸いです。 よろしく...
2021年03月17日 07:41 3
22
ご検討宜しくお願い致します
2021年03月17日 06:17 1
21
今回もシナリオコンペに挑戦させていただきました。一応テーマは「学園+貧富差」のつもりです。wordファイルにて提出させていただきますので、ご検討よろしくお願い致します。
2021年03月17日 01:14 1
20
lilac_cwと申します。 仕事や趣味でシナリオやゲーム企画に携わっており、今回応募させていただきました。 画像の添付もしているので、メッセージにてWordファイル形式で提出させて頂き...
2021年03月16日 17:51 1
19
宜しくお願い致します
2021年03月16日 10:09 1
18
もう1つ新しく思いついたので提案させていただきます。他の2つよりは短いのでご一読お願いします。 ログライン 婚約者を決めるために転入した主人公。無事に婚約者を決めることができるの...
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2021年03月13日 14:20 1
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長くなってしまいましたがご一読お願いします。 ■ログライン 金持ち学園に入学した主人公が7月までに恋人を作る物語 ■物語の掴み 金持ちの子息令嬢が通う学園に入学した主人公...
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ある少年でみんなには言ってないけどピアノで賞をとるほどの天才少年。その彼がYouTubeでピアノを演奏しているのを同級生の女の子が気付き親友の6人に話す。そこから彼女らは彼に興味を持ちいろんな手...
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一般人は日本のアニメ、漫画にはまるやつはきもいというのが海外なので確実に層がいるならやはりケモナーでしょうかね。
2021年03月11日 11:30 1
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よろしくお願いします
2021年03月10日 21:18 1
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2021年03月10日 14:26 1
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勉強が得意で特に友達も少ない彼が先生からの任命で生徒会に入れられることになるお金持ちの学校でほぼ女子の学園なため生徒会も女子ばかり。そして、もう一つ彼が推薦された理由として彼女らを退学させないよ...
2021年03月09日 13:27 1
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主人公の男の子は大人しい性格で絵を書く事が好きで特に漫画やアニメの絵を書く事が好きである時自分が書いた女性が実在しストーリーは始まっていく。そして、共に学校生活を始めるが逆に元々彼を気になってい...
2021年03月08日 10:49 1
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また、親密度が高いキャラにはオリジナルスキルや、イベントをつるくと面白いと思います! 長くてすみません。
2021年03月07日 19:56 1
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双六のような、パズルのような仕組みでゲームが作れれば
2021年03月07日 09:48 1
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pdfファイルで納品したく存じます。 対応しかねる場合は無視していただいて構いません。
2021年03月07日 00:04 1
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わかりやすい
2021年03月06日 20:05 1
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ある男子生徒にあこがれて、体操部に入部した美少女が、部活を通じて次第に先輩(女性)を慕うようになり、 様々な葛藤を乗り越えながら、やがて愛へと発展する。
2021年03月05日 06:23 1
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物語の掴み 田舎の高校を舞台に高校生の幼馴染の男女が友情と愛情の狭間でのやりとりをゲーム化します。 大まかなストーリーのながれ 田舎で生活する2人が昔からの知り合いなので友情での関係が続い...
2021年03月04日 10:20 1
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負けたらセクシーになっていく 勝ったらリアルの握手会チケットをゲット
2021年03月03日 20:51 1
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お世話になっております。ご検討いただくこと可能でしょうか。
2021年03月03日 16:46 1