業務効率化
公開日: 2018.11.30 / 最終更新日: 2020.06.29

営業職はきついって本当?その特徴とやりがいを持つためのコツを紹介

営業と聞くと大変そうと思われる方は多いのではないでしょうか?確かに営業は簡単な仕事ではありません。筆者も営業職経験者の一人ですが、確かにうまく行かなくて辛いと思うことも多かったです。しかし営業の仕事はやりがいも大きいのも事実です。今回の記事では、特徴とやりがいを持つためのコツを紹介します。

営業職とは?


皆さんがイメージしている通り、一般的に営業職とは、お客様に自社商品やサービスを販売して売上を作る仕事です。一言に営業職と言っても、完全な新規顧客を獲得するための営業や、既存顧客に対して継続的に提案を行っていく営業などスタイルはそれぞれです。どのような種類に分類できるのか、解説していきます。

新規営業とルート営業

字の通り、新規営業とは取引がないお客様を獲得する営業です。0→1を作り出すイメージがわかりやすいかと思います。リスト作り(ターゲット選定)から始める必要があり、アポイントを取って会ってもらうまで苦労する場合もあります。一方、ルート営業とは既に取引のある顧客に対して継続的に売上額を拡大するための営業です。1→100に増やしていくイメージです。

個人営業と法人営業

営業先が個人(対一般消費者)となる場合を個人営業(BtoC、Business to Customer)と言います。保険や住宅販売の営業職をイメージして頂くとわかりやすいと思います。一方、法人営業は企業や団体が顧客となります。 BtoB、Business to Businessと呼ばれます。

営業の大変なところとは?


「ノルマがあって大変そう」「きつい事を言われそう」など一般的に営業が大変だと思われる理由はいくつかあります。どういった点が具体的に営業の大変さにつながっているのかを解説していきます。

数値目標がある

営業が作る売上は、会社の経営数字である売上利益に直結します。個人やグループに対してノルマと呼ばれる数値目標が与えられます。ノルマ自体をプレッシャーと感じる人もいますし、達成させるまで残業したり、未達成の場合その責任を取なければならない場合もあります。

話を聞いてもらえない事や断られる事がある

特に新規営業の場合、話を聞いてもらえない事や、ルート営業でも提案が断られる事は日常茶飯事です。人間誰でも拒否されることは辛いものです。精神的に打たれ強い人が営業に向いていると言われるのはこういった理由があるからでしょう。

常に明るく話す必要がある

自信や元気がない人から商品やサービスは買いたくないですよね?営業はその会社の顔として常に明るく接する必要があります。特にプレッシャーを感じている時や、仕事やプライベートで気分が落ち込んでいる時でもお客様の前では笑顔でいる必要があり、そういった点が辛いと感じる場合もあります。

営業以外の仕事も多い

お客様への提案の場である商談がメインの仕事になりますが、それ以外にも事前準備をしたり、フォローアップをしたり実際の販売に至るまでやるべき事は多岐に渡ります。全てではありませんが、雑用やクレーム対応などが仕事に含まれる場合もあります。お客様の要望に対応して仕事が発生することも多いので、残業が多くなりがちで、さらに理不尽だと感じる事もあるでしょう。

営業職のやりがいとは?


営業の仕事は大変ですが、その分やりがいもあります。筆者も自身の営業経験の中で、大きな契約が決まった時やお客様からの感謝の言葉をもらえた時は、それまでの大変さを忘れて、営業は最高の仕事だなと思う事さえありました。ここでは具体的にやりがいにつながる点をいくつかご紹介します。

お客様から直接喜びの声を聞くことができる

営業は会社の最前線ラインとして、お客様と直接会話をする事ができる仕事です。先の項でも触れた通り、厳しい事を言われることもありますが「○○さんの提案のおかげです。ありがとう。」と言った感謝や喜びの声を直接聞く事ができます。まさに営業冥利につきる言葉です。

会社の売上に貢献できる

担当している数字の大小はありますが、営業は会社の中で商品やサービスをお金に変えられる仕事です。目標へのプレッシャーもありますが、大きな商談を成功させた時や新規顧客を獲得した時には達成感が得られます。自分の仕事が会社の経営数字に影響していると思う事で、誇りを持つ事もできるでしょう。

インセンティブをもらえる場合がある

会社によりますが成果を出せば給与としてインセンティブがもらえる場合があります。感謝や喜びの言葉など目に見えない達成感もありますが、数字として自分の成果が目に見えることによって感じる達成感は次の営業へのモチベーションにつながります。

新しい人との出会いが常にある

営業として外回りをしていると、本当に多くの人と出会う事ができます。お客様はもちろんのこと、競合他社や全く異なる業種の営業員と知り合うことも可能です。人の出会いは自分の仕事のスタイルや考え方をリフレッシュさせるだけでなく、個人的なつながりに発展する場合もあるでしょう。

成果を出すために営業の大変な作業を改善する


営業を担当する上で、成果を出すために改善活動をすることが結果的にやりがいに繋がることがあります。こちらでは、その手法について紹介していきます。

業務に無駄がないか探す

お客様の情報をまとめる作業やリストの作成、商談の資料作成などデスクで行う仕事も営業の仕事の一環です。しかし成果を上げるにはお客様への訪問や商談自体に時間・エネルギーを割きたいものです。日々の業務に無駄がないかを常に探し、コア業務に集中できる環境作りを意識しましょう。

コア業務に以外は外注する

ITの活用や社内でサポートを受けるという手段もありますが、コア業務ではないけれど時間や手間がかかってしまうものに関しては外注(アウトソーシング)も検討しましょう。最近では仕事の依頼主と、ワーカーを結び問題解決を図るクラウドソーシングが広まっています。

まとめ

今回は営業の大変さややりがいについてご紹介しました。特に営業を経験したことがなく、営業=大変というイメージを持っている方には営業の良い面も知る機会になったのではないかと思います。現在営業職として働かれている方は、今回の記事を参考に改めて営業という仕事の魅力を見直されてみてはいかがでしょうか。

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消費財メーカーでマーケティングを担当。消費者調査、コンセプト・商品開発、ブランディング、メディア戦略立案、販売戦略立案などブランドマーケティング全般、WEBマーケティングについてはオウンドメディア管理、SNSマーケティング、SEOなどを実務として経験。

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