企業インタビュー
公開日: 2019.05.10 / 最終更新日: 2020.03.30

ワーカーの立場に立ってモチベーションアップ。通販サイトのデータ移行やデータ登録を依頼する上での秘訣とは?:合同会社レモラ

在宅診療のコンサルティングとファッションの通販サイトを手掛ける合同会社レモラ。

通販サイトのデータの移行やデータの登録で、クラウドソーシングを活用いただいています。代表取締役の冨川さんに、クラウドソーシングのメリットやご利用されるうえで気をつけられている点などを中心に伺いました。

 

在宅診療のコンサルティングをメインに、通販サイトも運営

─レモラが手掛けられている事業について教えてください。

メインとなる事業として、医療機関を対象にした在宅診療のコンサルティングを手掛けています。私の経歴からお話すると、27年間、看護師をしており、結婚して子供が生まれてからもずっと働いていました。二次救急病院になっているような大規模な病院でも、クリニックでも勤務した経験があります。最近では在宅診療にも関わって来ました。

今まで看護師は、医師が言ったことを忠実に行うようにと言われることが多かったのですが、在宅診療での他職種連携においては、医師も看護師も介護スタッフも、ご本人やご家族も、同じ平行線の中で皆で考えていこうというスタンスになっています。

そのような中、診療所で働いていたときに、在宅診療を始めたいという病院から、アドバイスに来て欲しいとお声がけいただきました。計画が1年くらい凍結していて、何をどうしたらよいのかわからないとのお話でした。そこで、指導という形で関わることになったのが、在宅診療のコンサルティングを手掛けるようになったきっかけです。

在宅診療とはどういったものか伝えたり、あるいは、患者様のお宅を訪問する際には必要な準備や、先生のスケジュールの管理のやり方などをアドバイスしたりしています。ご本人やご家族との関わりも大事ですので、書類のやり取りなどの対応方法についても構築しています。

 

─他にも手掛けられている事業はありますか。

「医療と介護を結びたい」との想いから、埼玉県の介護施設の相談員をやっています。介護側からみると、医師や看護師は敷居の高い存在と捉えられていることが多いのですが、溝を埋める役割を担うことで利用者に良いケアを提供できると考えています。

それから、介護の分野も看護の分野も女性のスタッフが多いですので、ファッションの通販サイトを運営しています。医療や看護に関係のない方とも接点を持てる場となるため、私がこれまでにやってきた介護関係や看護関係、医療のことなどを情報発信していきたいと考えています。

 

継続して依頼するか都度判断できることがメリット

─看護や介護関係のお仕事と、ファッションの通販サイトの運営を手掛けられているというお話ですが、クラウドソーシングはどういった領域で活用いただいていますか。

ファッションサイトとして「fulgeo」を運営しているのですが、「Yahoo!」や「Wowma!」にも出店しているので、データの移行やデータの登録で主にクラウドソーシングを活用しました。私自身、パソコンは好きな方ですので自分でも理解しながら、クラウドソーシングを活用してデータ移行などをお願いしている形です。

 

─クラウドソーシングを活用されるようになったきっかけを教えていただけますか。

友人に、クラウドソーシングの会社が何社かあることを教えていただきました。何社かに同じ内容で依頼を出してみましたが、メッセージのやり取りなどの部分で、クラウドワークスがお付き合いしやすいと感じたため、ほとんどクラウドワークスを使っています。案件ごとにプロジェクト形式で依頼しています。

 

─ありがとうございます。クラウドソーシングを活用されて、メリットに感じられている点を教えてください。

社員として雇用するのと異なり、継続して依頼するかどうか、都度判断できるため、割り切って考えられることがメリットだと感じています。いくつかのお仕事を依頼していく中で、1回依頼でそれ以降のお付き合いのない方もいれば、とりあえず、1ヶ月やっていただく方もいます。

看護師をやっていたときに管理者もしていましたので、雇用するという部分に関しては結構考えさせられるところがありました。実際に入職されてから、ちょっとこの方はと思うケースもありましたので。

それから、ある程度業務を細分化して同時並行して進められる点もメリットですね業務を外注するのは、他職種の連携という部分で医療や介護と似ていると感じています。医師は患者を診察します、薬剤師が薬をお届けします、看護師がケアをします、介護スタッフが生活を支えます、ケアマネージャーさんが生活全般のことについて計画を立てますといった役割分担があって、ひとつの形になりますので。

 

質問への回答で応募者をスクリーニング

─クラウドワークスでプロジェクト形式を活用しご依頼される際に、応募者の選考で重視されているポイントを教えてください。

まず依頼を出す際に、いくつかの質問を載せています。「どういったご経験がありますか」、「ご自身のアピールポイントは何ですか」といったものです。質問に対して、全く返事がなかったり、ただ一言「お願いします 」 と書いてあるだけであったりするのか、あるいは自分はこういうことやってましたと経歴を細かく書いているのか、そういった点を見て、スクリーニングさせていただいています。ただし、一言しか書かれていない方であっても、応募する際に本当に忙しくて一言のみになってしまうケースもあると思いますので、一応ご連絡はしています。

 

─応募された方にはトライアルを実施していますか。

以前はトライアルを実施していませんでしたが、ここ1~2ヶ月ほどは行っています。納期を守っていただけない方が1人だけいて、余裕を持って依頼していましたので、多少の遅れなら構わなかったのですが、その方が「〇日までに納品します」と言って、再設定した納期も守られなかったのです。

トライアルは数点お願いしていますが、できる方、できないことを連絡くださる方、できなくてそのままになっている方がいらっしゃいますね。

 

ワーカーの働きやすさに配慮してモチベーションをアップ

─クラウドソーシングを活用いただく際に気をつけられている点や工夫されている点はありますか。

ワーカーさんの中には専業でやられている方もいらっしゃると思いますが、本業が別にあって副業でやられている方もいます。子供を見ながらやっている方や独身でもなかなか時間がとれない方、それから学生さんなど、皆さんそれぞれに生活時間がありますので、そこを大事にしたいと考えています。そこで、(納期を大まかに設定して、)1週間に1回、進捗状況の報告を一言、二言でも構わないのでお願いしています。

先日、「仕事に充てられる時間が限られていて、パソコンの環境の問題もあるので、その辺を理解して依頼をしてくださるので、自分も頑張ろうと思います。働く側のことも考えてくれるのがありがたいです。」という言葉をいただきました。ワーカーさんのモチベーションアップにもつながっています。

 

─コミュニケーションを大事にされていますが、ワーカーさんとのやり取りで工夫されている点はありますか。

レスポンスを早くするように努めています。たとえば、すぐに長文での返信することができない場合には、「今、外出中ですので後ほどお返事します」と書くなど、いつ返事ができるかなるべく一言メッセージを入れるようにしています。

顔が見えない世界でお互いに信頼関係を築くには、文字でのやり取りが大切だと思います。ワーカーさんから不満の声を聞くことはないですね。

 

─最後に、今後クラウドソーシングの活用を今後検討されている領域があれば教えてください。

医療機関やケアマネージャー、介護関係の方々とホームページを介して接点が持てないかと考えていますので、今、他の仕事を依頼しているデザイナーの方にお願いするかもしれません。

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在宅診療のコンサルティングとファッションの通販サイトの運営を行っています。『医療と介護を結ぶ人=架け橋』としてこれからも皆様が大切な人との大切な時間を後悔の少ない方向に向かえるよう尽力いたします。

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