今回はポケットコンシェルジュの菊本さんに開発リソースにクラウドワークスを利用するメリットをご紹介いただきました。
エンジニア不足でどうするべきか迷っている方は是非参考にしてください。
自らコードを書くのではなく、エンジニアに発注してプロジェクトをマネジメント
ークラウドワークスを使い始めた経緯を教えてください
2013年に入ってから、フリーランスとして独立しました。スタートアップのレンタルCTOという職種を名乗り、最大で6社のスタートアップに携わっており、休む暇もないほどでした。
これでは仕事が回らないし、私自身がコードを書く必要もないと感じ、クラウドソーシングでエンジニアに発注してプロジェクトマネジメントするという選択肢を考え始めました。
前職のngi(現UNITED)で技術部長を勤めていた際に、クラウドワークスの吉田さんとお会いしたり、クラウドソーシングカンファレンスというイベントにも参加し、クラウドワークスのことは身近に感じていました。
他のクラウドソーシングサービスを使うことも検討しましたが、クラウドワークスは他と比べて質の高いエンジニアが多そうなイメージがあったため、クラウドワークスで募集することにしました。
時間単価制の活用で、発注者受注者のリスクを最小化
フリーランスとして独立した頃から携わり、今はほぼフルタイムとして関わっているポケットコンシェルジュというサービスの開発を発注しています。なかなか予約が取れなかったり、会食向きなレストランの予約を取れるサイトです。
このサービスの技術責任者をしており、社内にエンジニアがいないため、クラウドワークスで時間単価制で「空いた時間でのRuby on Railsでの開発案件」として募集しました。50名近くの応募があり、実際に10名の方に依頼し、今でも継続的に依頼しているのは5名くらいです。 1人あたり週10時間までの稼働とお互いで決めて、運用しています。
ー時間単価制で発注されていますが、時間単価制を選択した理由を教えてください
SIerの案件のようなざっくりとした固定報酬制は無駄なものが積み上っていると感じます。仕事を請けるエンジニアにとっても、案件がざっくりしすぎていて、ブラックボックスに感じる場合も少なくありません。
時間単価制で発注するメリットは、発注者受注者相互にとってリスクを最小化できる点です。タスクを細かく分けて可視化することで、相互にとって不明瞭な点がなくなります。
受注者にとってもできる仕事とできない仕事を判断でき、固定報酬制で仕事を請けてみたものの、中身を聞いてみると全然できない仕事だった。というリスクを回避することができます。
優秀なエンジニアの空き時間の活用で、会社の倒産率が低減する?
ークラウドワークスを使ってみて良かった点を教えて下さい
なんといっても「優秀なエンジニアの空き時間を活用できる」。これに尽きます。
スタートアップサービスの開発において、エンジニアを多く内製した方が良いという説もありますが、プロジェクト管理ができるエンジニアが1-2名いれば、あとはクラウドソーシングを活用するという方法もアリだと思います。
むしろスキルの高いエンジニアの方の空き時間を有効に活用できれば、社内で内製するよりも効率的です。社内でエンジニアを内製する際には採用コストと育成コストがかかってしまいます。
クラウドワークスで出会ったエンジニアの方々はいずれもスキルが高く、こちらが教えてもらうことも少なくありません。
ークラウドワークスはどんな社会問題を解決すると思われますか?
フリーランスの頃から様々なスタートアップに携わっていて、どの会社でもエンジニアが足りない。どうにかならないか。という悩みを相談されていました。
クラウドワークスを使えば、優秀なエンジニアの空き時間を活用できる。これはエポックメイキングな出来事だと捉えています。
本質的にはエンジニアを内製として雇用する必要はなく、開発リソースとして確保することが重要だと考えています。
スタートアップではエンジニア不足で開発が止まっているサービスも少なくありませんし、開発が進まないことでサービスが伸びる見込みがなくなり、倒産に追い込まれる会社もあるでしょう。
クラウドワークスで優秀なエンジニアの空き時間を活用することで、そのような問題が解決できるのではないでしょうか。クラウドワークスの普及で、会社の倒産率を低減することができると本気で感じています。当社もクラウドワークスがなかったら、とっくに立ち行かなくなっていた可能性が高いですね(笑)