企業インタビュー
公開日: 2013.12.19 / 最終更新日: 2020.01.06

必要な人材を必要な時に!クラウドワークスで少人数でもサービスを効率的に運営した話:STORYS.JP

「テープ起こしのお仕事を依頼したら、プロライターを含めた10人以上の方が応募をしてくれた。」必要に応じてヘルプを集めるクラウドワークス活用術についてお話を伺いました。

名刺にのらない“人生のストーリー”を伝える「STORYS.JP」

2013年2月末に、「STORYS.JP」というサービスをリリースしました。人に皆それぞれ必ずある人生のストーリーを綴ってもらって、それを読み物として楽しめるサービスです。

例えば、「学生でビリだったギャルが、1年で偏差値を40あげて日本でトップの私立大学、慶応大学に現役で合格した話」など、これまでに5,000件以上のストーリーが投稿されています。

もともと「名刺にのらないストーリー」というコンセプトを掲げて始まったこともあって、現在のユーザーの多くは20~30代のビジネスマンです。

でも、最近は女性ならではのストーリーをきっかけに、女性のユーザーも増えてきました。オリンピック選手や有名人ではなくても、人にはみんなストーリーがあるはずだという想いから立ち上げたんです。

二足のわらじを履く4人のチーム

現在は、4人のチームでSTORYS.JPを運営しています。フルタイムのエンジニアが一人いて、あとはインターンと、他の企業で働きながら参加するメンバーです。

私も、基本的に平日9時~20時までの時間帯は本業をこなし、夜と週末でSTORYS.JPの仕事をしています。夜はチームで顔を合わせて仕事をしますが、それ以外のやり取りはFacebookやチャットワークなどが多いですね。専念できる時間も限られていますし、正社員として人を雇えるような段階ではないため、必要に応じてヘルプを集うことができるクラウドソーシングには非常に興味がありました。

初のクラウドソーシングは、何かと縁のあるクラウドワークスで

クラウドワークスの代表である吉田さんと面識があったり、イベントでクラウドワークスのスタッフの方と話す機会もあったため、クラウドワークスのことは頭のどこかにありました。

働き方が変わりつつある今、クラウドソーシングは一種のトレンドでもあります。他にもサービスがあることは知っていましたが、なんとなく業界最大手はクラウドワークスだという思いがあってクラウドワークスに決めました。

利用手数料が一時期無料になるキャンペーンについても教えてもらっていたので、利用のきっかけになりましたね。

テープ起こしの仕事にプロを含めた10人以上が応募してくれた

初めて利用したのは今年10月、1時間強のテープ起こしの募集をかけましたSTORYS.JPにストーリーを投稿してくださった方のその後の人生を追うインタビューを実施していて。

確か、3営業日で納品していただくようなスケジュールでしたが、案件を投稿した初日だけで5人ほど応募がありました。小さな案件にも関わらず最終的に10人ほど集まって、反響の良さに驚きました。

また素人の方が多いのかなと思いきや、プロのライターさんなども手を挙げてくださって、受注者さんのレベルの高さにも関心しました。

 パートナーチョイスは実績と臨機応変な対応が決め手に

ストーリー投稿者へのインタビューは継続して行う予定でした。そのため単発ではなく、継続してお願いできるかどうかなどをメッセージのやり取りで確認させてもらいました。

中には、継続案件ならこんな風にまずトライアルをしませんか?などと提案してくださる方もいて好感が持てましたね。お互い顔が見えない中での仕事ですが、こちらの状況や意図を理解して臨機応援に対応してくださる方には安心感を覚えました。

また、実績も判断基準の一つです。テープ起こしとはいえ、成果物にはクオリティーが反映されると思ったからです。受注者さんのクラウドワークス上の実績と、またメッセージでアピールしてくださったそれ以外の実績を見て総合的に判断しました。

実際お願いした方はレスポンスも早く、満足しています。

 こまやかなヘルプ機能が初体験の不安を解消

クラウドソーシングのクラウドワークスは、当然ながらお金のやり取りが発生するサービスです。

今回は初めての利用だったので、ボタンをひとつ押すのにもどきどきしながらだったのですが、随所随所に詳細を確認できる「?」マークが設けてあって、不明点をすぐ解消できました。例えば、発注案件のタイトルの付け方一つをとっても、より多くの受注者さんに見てもらうための書き方のアドバイスなどがあって、気配りができています。

「ありがとう」ボタンも気の利いた機能ですよね。ちょっと応対してくださった方にお礼を伝えたいことはよくあるので。また、受注者以外の方に一括でお断りをするボタンも、発注者の気持ちを汲み取って仕組み化されているなと感じました。

 お仕事相手には誠意を伝え、依頼内容はできる限り明確に

実際にサービスを使ってみて、受注者さんに依頼をかける前に、自分たちが依頼したい内容を明確にしておくことの大切さを感じました。

今回に関しては初の企画だったため、相談しながら進めさせてもらいましたが、それでも企画の趣旨などはしっかり伝えました。また、受注者さんと会わずに仕事を進めるので、基本的なことではありますが、早く返信をする、文章をわかりやすく書くといったことも含めてこちらの誠意が伝わるようにと心がけました。

そういう点では、移動中にiPhoneからもパパッとメール感覚で返信できるのも助かりますね。

 ライターやカメラマンなど、多彩なプロフェッショナルと仕事をしてみたい

今回は初めてだったため、テープ起こしをできる方を広く募集しましたが、今後は候補者をあらかじめ複数確保しておいて、ピンポイントでその方にお願いすることで効率的に発注したいと思っています。

様々な業種のプロフェッショナルが在籍しているようなので、今後はライティングや編集、インタビュー相手の写真をプロにお願いしてみるというのも試してみたいですね。

 企業・団体の大小を問わず、クラウドソーシングがもたらす効果は大きいはず

STORYS.JPを含むスタートアップは、あくまでサービスのコアな部分に自分たちのリソースを割けることが理想的であるため、クラウドソーシングは大いに活用すべきだと思います。

サービスを運営していると、どうしても細々とした作業が発生してしまいますし。また、わたしは平日の日中は別の仕事をしていますが、企業や団体の大小に関わらず、スポットで人材が欲しい場面は多々あります。

例えば、決算期に決算作業を手伝ってくださる方とか。固定で雇用する余裕はなくても、スポットで依頼することで作業スピードが向上する。企業からスタートアップまで、必要な人材を必要な時に活用していくことのメリットは大きいと思います。

STORYS.JPは実名制ならではの共感コミュニティ

STORYS.JPを利用するにはFacebook認証が必要です。そのため、全てのストーリーは実名で書かれています。勇気を持って自分の人生の物語を書いてみたら、人生が変わった。

例えば、バンドマンの方がMacを買ってみたら、いつしかデザイナーの仕事をやるようになったなんて話があったり。STORYS.JPには、聞いて聞いて!という自ら話したユーザーさんから、他では出せない悩みなどを共有する方までいろいろいます。

Facebookの実名性が活かされて、不思議と共感のコミュニティが生まれているんです。STORYS.JPが、一人でも多くの方を励ましたり、人生を変えるきっかけになればいいなと思います。

これまでに5,000件以上のストーリーが集まっていますが、今後これをキュレートして、もっと自分の求めるストーリーに出会えるような仕組みを作っていく予定です。

 

 趣味と仕事は紙一重、こんな時代だからこその働き方

今やっているサービス作りは、仕事といえば仕事なんですが、趣味といえば趣味の世界です。

例えば、夜にみんなでランニングをしたりフットサルをしたり。それと同じノリで新しいプロジェクトに参加できて、私の場合はたまたまそれが新しいサービスを作ることだったというだけで。

そういう働き方ができる時代になりました。MOVIDAの孫さんがおっしゃるように、バンド感覚で起業するというか。特にアプリケーションの世界は、新しい技術が出てきたり、インフラのハードルが下がったことで参入の敷居がすごく下がっています。

チャレンジしやすい環境ができて、挑戦しやすくなった。クラウドソーシングのクラウドワークスも、そんな新しい時代の働き方を促進するものだと思います。今後もニーズに応じてぜひ活用していきたいですね。

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掲載企業

STORYS.JP
実名ストーリー投稿サービス「STORYS.JP」の運営
・STORYS.JP
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