自社の商品やサービスのマーケティング手法として、動画やデジタルコンテンツの配信が重視されています。そしてこれらで使われるBGMは、イメージ醸成やメッセージ性を高めるためにも重要な役割を果たします。ここでは、BGMを制作する場合の相場や注意点、制作方法について解説します。
目次
BGM制作の料金相場とは?
BGMの制作料金は、その長さや使う機材、誰が作るかなどによって大きく変わります。たとえば、一般的な商品やサービスを紹介する5分未満のBGMの制作相場は、おおむね3~5万円とされています。一方で、効果音や複数のアレンジが必要となるゲームソフトやアプリのBGMは、場合によっては100万円超えになることもあります。
こうした費用の中には、メロディを考える作曲家、目的に合わせてカスタマイズする編曲家、最終的なコンテンツに仕上げるクリエイターなどの人件費、および設備使用料などが含まれます。
クオリティを高めるために、有名な作曲家やクリエイターを起用する、あるいは、複雑な音色を表現するために本格的な設備が整ったスタジオを使うなどの場合は、当然費用が高くなります。BGMの使用目的や仕上がりの完成度をどのレベルに設定するかによって金額が変わるので、あらかじめ予算を決めておくようにしましょう。
BGM制作で確認しておきたいコツ
続いて、BGM制作で注意しておきたいポイントを紹介します。
目的やイメージの具体化
BGMの用途や、それによってどのような目的を達成したいのかを最初に決めておく必要があります。また、外注するのであれば、どんな楽器を使うのか、テンポが良い楽曲なのか、ヒーリングタイプかハードロックタイプかなど、より具体的なイメージを共有しておきましょう。サンプルになりそうな楽曲や資料があれば、それらも用意をしておきます。外注先とコミュニケーションを重ねてイメージをすりあわせておくことが、失敗のないBGM制作につながります。
著作権の帰属先
BGMを含む楽曲は「著作物」となるため、その著作権の帰属先を確認しておくことも重要です。原則、著作権は作った個人ないしは制作会社が帰属先となりますが、契約により、使用する側に著作権の全部または一部を譲渡することも可能です。今後の利用頻度や利用する状況などを考慮して、必要であれば著作権を自社に移行させておくことをお勧めします。
事前にサンプルの確認
BGM制作を外注する場合は、その会社がこちらが意図するイメージの楽曲を制作できるかどうかを見極めなければなりません。そのためには、その会社が今まで作ったサンプル楽曲をチェックしておくことをお勧めします。各社とも得意とするジャンルがあり、自社サイトに作品をアップしている会社も多いので、必ず確認をするようにしましょう。
BGM制作を依頼する方法とは
BGMを外注するには以下の2つの方法があります。
音楽制作会社に依頼する
ひとつは、音楽制作会社に依頼する方法です。BGMを専門に制作をしている会社や、音楽制作全般を行う会社など、数多くの会社がBGM制作を手がけています。リーズナブルな価格で制作できるプロダクション、幅広い表現に対応できる会社、豊富な実績が自慢の企業など多数あるので、自社のニーズやイメージに合う楽曲を制作できる会社を選ぶようにします。また、必ず複数社から見積を取るようにしましょう。
フリーランスに依頼する
制作費を抑えたいなら、フリーランスに依頼する方法もあります。フリーランスの中には経験豊富なプロもいれば、素人レベルの人もいますが、一般的には企業に依頼するよりも低価格でお願いができます。フリーランスを探すなら、クラウドワークスなどのクラウドソーシングサービスを利用すると、たくさんの候補者の中からニーズに見合う制作者を選ぶことができます。
音源作成にはクラウドワークスがおすすめ
希望どおりのBGMを作りたいなら、クラウドワークスを上手に活用しましょう。
BGMが作れるフリーランスが多数在籍
日本最大級のクラウドソーシングサービスであるクラウドワークスには、100万人以上のフリーランスや個人(クラウドワーカー)が登録しています。BGMを制作できるクラウドワーカーも3,000人以上が登録(2020年4月現在)しており、1人ひとりのスキルや実績、依頼者の評価などを一覧で見ることができます。
プロフィールなどを確認し、気になるクラウドワーカーがいたら、直接メッセージを送ってコンタクトをとることも可能です。作りたいBGMの制作が可能か、予算内に収まるかなど、メッセージのやりとりから見極めることができます。以下のページは実際にBGM制作スキルをもつ個人が一覧で表示されます。ぜひチェックしてみてください。
コンペ形式でBGMを募集できる
クラウドワークスの仕事の依頼方法は、大きく分けて「プロジェクト形式」「タスク形式」「コンペ形式」の3種類があります。中でもおすすめなのは「コンペ形式」。コンペ形式では、不特定多数のクラウドワーカーが提案した作品の中から気に入ったものを採用できます。事前にそこまで詳細が決まっていない場合、まずはこのようなコンペ形式で多数のアイデアを集め、その中からよりイメージに近いものを選ぶと良いでしょう。
なお、プロジェクト形式は、特定の個人やフリーランスに依頼することができ、クラウドワーカーと直接やりとりができるので、細かな相談や指示が可能です。そして、タスク方式は、アンケートの回答を募集するなど、不特定多数の人に依頼する業務に向いています。
初回の発注でもコンシェルジュで安心
BGMを制作できるクラウドワーカーは、1人ひとり得意分野が異なり、人によってその曲調やテイストは違います。その中から希望する作者を集めるには、募集するときにどのように伝えるか、つまり、募集文面の書き方が重要やポイントとなります。
クラウドワークスの利用が初めてで、こうした文面の作り方がわからないなどの場合は、「CWコンシェルジュ」の利用をお勧めします。電話ないしはメールで相談すると、専用のコンシェルジュが募集文面を作成代行してくれます。文章を確認して問題が無ければそのまま募集開始も可能です。募集文面以外のことも質問できるので、わからないことがあれば気軽に相談してみましょう。
まとめ
その利用頻度や重要度が高まりつつあるBGMですが、制作するには専門の知識や音楽センスが必要となるため、高いクオリティを望むのであれば外注をしたほうが無難です。外注方法の中でも、クラウドワークスを利用してプロ級のフリーランスに依頼をすると、企業に外注するよりも価格を抑えることが可能です。BGM制作を考えている方はぜひクラウドワークスの利用を検討してみてください。