企業や自治体などの認知度アップやイメージ向上に重要な役割を果たす「キャラクター」ですが、どのように作りあげていくのでしょうか。ここでは、キャラクター制作のコツ、制作する手段、相場などについてご紹介します。
目次
キャラクターを制作する重要性とは?
企業のオリジナルキャラクターだけでなく、自治体の「ゆるキャラ」のように、イメージキャラクターをマーケティング戦略の一環として利用する例が増えています。
イラストや着ぐるみなどで表現されるキャラクターは、企業や商品、自治体の知名度向上やイメージアップに大きく貢献します。親しみのもてるキャラクターは消費者に親和性や共感を抱かせ、一般的な広告よりも効果的な認知拡大が可能となります。
また、その独自性を活かすことで他社との差別化も明確になり、消費者との接点を拡大できるため、見込み客の獲得からの売上アップも期待できます。さらに、人気になればグッズ製作やオリジナル映像配信など新たなコンテンツビジネスの展開も目指せるでしょう。芸能人などを活用するよりも低コストで利用でき、長期に渡って使いやすいのも魅力です。
キャラクター制作のコツとは?
オリジナルキャラクターを制作する際には、以下を意識しておきましょう。
まずは内面や性格を決める
キャラクターを作るうえで重要な要素のひとつは「性格」です。性別や年齢などのデモグラフィック的な要素だけではなく、考え方や価値観、趣味、仕事、家族構成、ライフスタイルなどのいわゆる「ペルソナ」をきちんと整理しておきましょう。
性格を決めるには、まず「活発」「優しい」「芯が強い」などの大枠を決めていきます。そこから、それぞれの項目を枝分かれさせ、詳細を決めましょう。活発な性格であればスポーツ好き、積極的な行動、社交性に富んでいるなどで、芯が強い性格であれば一度決めたらやり通す、義理堅いなどです。
また、魅力あふれるキャラクターに仕上げるには、一般的な特徴だけではなく「ギャップ」と「エピソード」を付加することも重要です。「普段は優柔不断だけれども、いざというときは頼りになる」「普段はクールにもかかわらず、実はやきもちやき」などのギャップは、キャラクターの個性に深みを与えます。
性格をふまえて外見を決める
性格が決まったら、それに見合う外見づくりを行います。身長や体重などの身体的特徴や、「大きくて黒目がちの目」「エラが張っている」などの顔の特徴のほか、髪型、服装、表情、ポーズなどを設定していきます。
ざっくりとした外見が決まったら、キャラクターの個性を表現する細かなパーツを決めていきます。具体的な衣装、表情の変化、特徴のある動きなど、オリジナリティに満ちたキャラクターに仕上げていきます。
また、記憶にとどめてもらうためには特徴をデフォルメするのもポイント。情報をなんでもキャッチする大きな耳、どのような闘いにも勝てそうな筋骨隆々の身体など、ぱっと見たときにわかりやすい特徴を大げさに表現します。
キャラクター制作費や制作相場とは?
キャラクターの制作は、キャラクター専門の制作会社だけではなく一般的なデザイン会社でも対応が可能です。制作費用は依頼する内容やデザイン会社の規模などによりけりですが、ざっくりとしたイメージをキャラクター化する場合は、おおむね1体2万円~が相場です。2~3案の中から選ぶスタイルだと4万円前後を想定しておきましょう。
制作会社によっては、基本型制作~派生デザイン~修正などをパッケージ料金で提供しているところもあり、依頼する内容により各社で料金設定は異なるため、複数社から見積りを取ることをおすすめします。
キャラクターの制作方法
次に、具体的なキャラクターの制作方法を説明します。
アプリなどで自作する
アプリを利用すれば、キャラクターを簡単に自作することもできます。ポップでかわいらしいタッチに仕上げたいならば「FaceQ」、たくさんのパーツから選ぶことができる「Decoppa!」など、作りたいキャラクターに合わせて、アプリやサイトを選ぶのがポイントです。
キャラクター制作会社に依頼する
一般的なデザイン会社ではなく、キャラクター制作を専門とする制作会社に依頼する方法もあります。実績やノウハウが豊富なこうした会社は経験値が高くパッケージ料金などもあるため、安心して任せることができます。
個人やフリーランスに依頼する
このほか、クラウドワークスなどのクラウドソーシングを利用して、プロのデザイナーやフリーランスに依頼する方法もあります。制作会社に比べ、納期や修正回数などの融通が利き、価格を抑えることができるのがメリットです。また、依頼相手とプラットフォーム上で直接やりとりができるので、スムーズな納品が期待できます。
キャラクター制作ならクラウドワークス
数あるクラウドソーシングの中でも、日本最大級の登録者数をもつクラウドワークスを選ぶメリットには何があるのでしょうか。
経歴や実績からデザイナーを選べる
クラウドワークスにはキャラクター制作におけるプロが5万人以上も登録しているため、その中からニーズにもっとも合う人を選べます。個人ページ上では実績や評価を一覧で確認でき、また、特定キーワード・経歴・スキルなどから希望する人材をさらに絞り込むことも可能です。
コンペ形式なら多数の案を集められる
クラウドワークスには、大きく分けてプロジェクト形式・タスク形式・コンペ形式という3
3つの依頼形式がありますが、キャラクター制作を依頼するならばコンペ形式の利用がおすすめです。コンペ形式では不特定多数のクラウドワーカーからアイデアを集められるため、その中からもっとも希望に近い案を選択できます。
実際にコンペ形式で採用されたデザイン一覧ページでは、採用された実際のキャラクターだけではなく、各コンペで設定された報酬額や実際の応募数なども確認できます。ぜひ依頼時の参考にしてみてください。
デザイン一覧ページを見る
クラウドワークスの基本的な使い方や活用事例、発注相場はこちらの資料をダウンロードすることで確認できます。
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まとめ
キャラクターを上手に活用することで、大々的に広告を打つよりも高い話題性になったり親しみやすさが増したりしますが、それには記事内で挙げたコツをうまく導入していくことが欠かせません。完成までのスピードやコスト面など、デザイン会社に依頼する以外にもクラウドソーシングによる外注も選択肢のひとつです。ぜひオリジナリティのあるキャラクターを制作してみてください。