コンテンツマーケティングにおいて、ポイントを押さえず、ただコンテンツを追加しているだけでは顧客獲得や売上増加につながりません。
コンテンツマーケティングを成功させるためにはどのようなポイントに気を付ければ良いのでしょうか?今回はコンテンツマーケティングを成功させるための4つのポイントについてお伝えします。
ゴールを明確にする
コンテンツマーケティングは検索露出や来訪者を増やすという目的だけでなく、多様なコンテンツを構築することで見込み客への接触ポイントを増やしたり、態度変容にアプローチできたりするという点が特徴です。
例えばSEOには検索順位という明確なポイントが存在しますが、コンテンツマーケティングはその多様性からゴールが分かりづらいという側面を持ちます。
最初に、コンテンツをどのように構築していくかという目的設定ではなく、最終的なゴールをどこに持っていくのかを目的とすることがコンテンツマーケティングを失敗しない秘訣です。
その目的を達成するためにどの程度のPV数を獲得し、またどのような顧客にアプローチして見込み客としていくのかの計画を立てることが大切です。
コンテンツ構築に期限と目標を設定する
コンテンツマーケティングのゴールを明確にするにあたって、コンテンツ構築に期限を設けることが大切です。コンテンツマーケティングを進めていく上で一番起こりがちなのがゴールが見えないままんただコンテンツを増やすことだけが目的となってしまうというケースです。
コンテンツを構築するにあたり、最初はコンテンツをストックしていく必要がありますが、いつまでをストックのための期間とし、いつからを効果計測の対象とするかをあらかじめ設定しておく必要があります。
また、基本的にはコンテンツが増えれば増えるほどそれなりにPV数も増えていくものですが、PV数の増え方に対して目標を設定していなければPV数が増えないまま、ずるずると無駄な時間を使ってしまうことになりかねません。
コンテンツのテコ入れのタイミングをはかる意味でも、計測開始のタイミングと、PV数の増え方に対して目標を設定しておくことは大切です。
KGIとKPIを適切に設定すること
ゴールや目標を設定した上で、PVや訪問者数を分析するための指標について理解しておくことが大切です。ここではKGIとKPIについて説明します。
・KGI:重要目標達成評価指数
KGIはKey Goal Indicatorの略で、最終目標が達成されているかを計測するための指標です。
・KPI:重要業績評価指標
KPIはKey Performance Indicatorの略で、設定した目標に対してどのような過程を通過すれば達成可能かどうかを洗い出し、その過程をクリアできているかを計測するものです。
KGIを達成するためのKPIを設定する、というイメージで間違いないでしょう。ここで大切なことがKGIに対してKPIがずれていないか、ということです。例えば1年後の売上を2倍にするというKGIを設定するとしたら、そのための新規顧客獲得数やPV数、リピート率などをKPIに設定します。
ターゲットを適切に設定する
コンスタントにコンテンツを提供しているのに、うまく成果がついてこない場合にはターゲットを再度見直すことを検討してみましょう。コンテンツマーケティングではターゲット設定が間違っていると誰の心にも響かない無駄なコンテンツとなってしまいます。
ターゲットを適切に設定するためには、ペルソナを細かく設定することが重要です。ペルソナとはターゲット像を明確にするために定量データでなく、一日の過ごし方や情報との接し方など定性的なデータを加えたプロフィールを作成する方法です。
ペルソナをより細かく設定することが適切なターゲット設定につながるでしょう。
●一般的にペルソナに含める顧客の特性
・年齢や職業など基本的な情報
・口癖や行動の癖
・1日の過ごし方
・雑誌やインターネットなど情報との接し方
・購買動機
まとめ
コンテンツマーケティングは適切な目標設定やターゲット設定ができていなければコンテンツ構築にかけた時間が丸々無駄となってしまいかねません。今回お伝えした4つのポイントを参考にコンテンツマーケティングを成功に導きましょう。