マーケティング
公開日: 2018.11.27 / 最終更新日: 2020.01.06

チラシ広告の作り方とは?パソコンを使うデザインのポイントを解説

チラシ広告はポスティング用の比較的小さいものから、新聞折り込み用に作られる大判チラシまでいくつか種類があります。共通するのは紙に宣伝したい商品やサービス、イベント告知などの情報を印刷して、比較的狭いエリアに配布する点です。

チラシ広告はその意味で地域密着型の宣伝媒体と言えますが、チラシ広告のメリットはその地域密着度の高さから集客力に期待できる点と、制作費用の安さにあります。制作を自分で行えれば、外注費用はゼロ円、コピー費用などの実費で済んでしまう点も魅力です。こちらではそんなチラシ広告の作り方と、デザインのポイントをご紹介します。

wordを使ったチラシ広告の作り方の手順とは?


広告チラシは専用のデザインソフトがなければ作れないわけではなく、wordでも作れます。その手順をご紹介しましょう。

1.どの情報を伝えたいか決める

まずはどんな情報について、チラシを見ている人に伝えたいかを決めます。情報を網羅するために、紙に書きだしておくと良いでしょう。セール開催の周知が目的であれば、セールの日程、店名、どんなものが安いか、どんなことにこだわりがあるか、商品説明、価格、店内写真、連絡先などが必要になります。

内容の近い要素をグループ化して絞り込み、A4位の大きさであれば、4つ程度に分類しておきます。

2.レイアウトのイメ―ジを作る

4つのグループをどこに記載するか決めるのがレイアウトイメージです。手書きでも問題ないので、構想を具体化しましょう。

3.白黒で下書きを作成する

ここからwordを使って作ります。図形機能を使ってテキストボックスをそこに入れ、紙に書いたレイアウト通りに図形を入れていきます。写真がある場合はまだ入れず、スペースにするか代替図形を入れます。続いて文字サイズを決め、優先順位の高い情報は文字サイズを大きく、そうでないものは小さく入れます。

4.見る人の視点になって文字の大きさ、フォントを調える

フォントにこだわり過ぎるとごちゃごちゃするので、お店の雰囲気に合わせたフォントを数個用意します。文字の大小を調整しながらフォントを合わせていきましょう。

5.画像を入れ、見やすさを意識した配色にする

最後に商品画像やお店の内装、外観の写真を入れます。写真は雄弁なので、なるべくきれいな写真を使うと良いでしょう。写真を入れたら全体のベースカラーを決めます。ベースからは1色で、文字や背景を同系色でまとめると締まって見えます。

チラシ広告を作る際のコツとは?


先ほどチラシの作り方をご紹介しましたが、チラシを作る際のコツをご紹介したいと思います。これらの要素を入れるか入れないかで、手に取って読んでもらえるか、あるいは捨てられてしまうか決まるシビアなものなので、注意が必要です。

自作のイラストで目を引く

スタッフが書いた素人っぽい絵は親近感がわく可能性があります。スタッフの写真を出してお店の信頼性をアピールする方法もありますが、難しい場合には自作イラストでその代わりにするのも一つの手でしょう。

クーポンをチラシにつける

販促物やキャンペーン、イベントなどに合わせたクーポンを発行し、チラシに付けると、クーポン単独で配布した場合よりも捨てられる率が下がり、来店してくれる方も多くなる可能性があります。

ロゴを作成し、配置する

チラシを作る際にはお店や会社のロゴを記載しておくとオシャレに見えます。また一度ロゴを作成しておけば、店名を文字で入れるのではなくロゴで入れられるため、手間も省けます。

チラシを見たユーザーをネットに集客する

お店がホームページを持っている場合、チラシにQRコードなどをつけておけば、サイトに誘導に繋げることができます。実店舗の集客だけではなく、ネット店舗にも促していくこともポイントの一つです。

チラシ広告を作る際の注意点とは?


ここまでチラシの作り方とちょっとしたコツをご紹介してきましたが、こちらではやってはいけないことをピックアップして、紹介します。

キャンペーン部分が見えにくい

文字や画像など情報を詰め込み過ぎると、キャンペーン部分のような肝心な情報がわからなくなるため注意が必要です。対策としては、割引率や価格部分を大きくするなど重要な箇所を目立たせることが良いでしょう。

全体のデザインが統一できていない

チラシ作成の際に多くの色を使い過ぎたり、フォントが同じにすると、メリハリがなく、結果的にごちゃごちゃして消費者の印象に残らない可能性があります。対策としては、要素を枠で囲み、文字と画像をすっきりとまとめる方法などが良いでしょう。

派手すぎるフォントを使用しない

派手すぎるフォントを使うと、消費者がチカチカして見る気を失せさせてしまう可能性があります。もちろんターゲットにもよりますが、なるべく全体のフォントの雰囲気を統一し、色も同系色にして、濃淡で強調点を表現することも一つの手でしょう。

文字と文字の間が狭い

文字と文字の間が狭い場合、強調する部分がはっきりしないため消費者にとっては印象を与えない可能性があります。チラシを作成する際には、文字間の余白を十分に取ることがポイントになります。

まとめ

ここまでチラシ広告の作り方について、コツをご紹介しました。まずは伝えたい情報を整理し、ブロック化してから作っていくとスムーズに作成することができます。あれもこれも入れるのではなく、ポイントを絞り込んでいくと伝わりやすいチラシ広告になります。

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nikkson
IT会社でウェブ広告の作成から運用、分析まで一連の流れを担当。 運用、クリエイティブディレクターの経験から、 多角的な目線でウェブマーケティングに鋭く切り込む。

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