マーケティング
2019.04.15
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アンケートを正確に集計するには?エクセル活用と効率的な方法を解説

実施したお客様アンケートなどを、データ入力から集計、グラフ化して分析するまで、自社内で行うことも多いでしょう。入力や集計方法、利用するツールやソフトの選択、社内体制づくりなど、事前に綿密に計画を立てる必要があります。エクセルを利用した正確に集計する方法や、効率的に作業を進めるコツなどを紹介します。

アンケートを手作業で集計することになったら?

手作業で集計を行う場合には、エクセルをうまく活用しなくてはなりませんが、最初にどのようなことに注意をすべきでしょうか。

以前の集計結果や経験者に聞きやり方を調べる

複数で作業を行う場合、エクセルの入力やデータを共有するルールを決めておく必要があります。やみくもにその場の判断で決めるのではなく、経験者や専門家がいれば、アドバイスを請うようにしましょう。

入力シートと結果シートを分ける

実際に入力する段階では、データを入力するシートとそれを加工する結果シートは分けるようにします。異なるシートで作業することにより、データの正確性の保持と作業分担を可能にします。

アンケートをエクセル上で集計するには?


選択式のアンケートの回答は、単一回答と複数回答の2種類があります。それぞれのエクセルを利用した集計方法をご紹介しましょう。

単一回答を集計するケース

   

単一回答とは、「SA」(Single Answer)と呼ばれ、複数の選択肢の中から1つだけを選ぶ方式です。以下に行きたい国を聞いたアンケート調査200件分のデータを例にご紹介します。

選択肢ごとにデータをまとめる

このケースの場合韓国やアメリカなどの選択肢が12種類ありますが、それをエクセルの「並べ替え」機能で同じ選択肢ごとにデータをまとめます。

COUNTIF関数を用いて全体を求める

次に、COUNTIF関数を使って、各選択肢の合計数を割り出します。

回答した件数を算出する

各選択肢の合計数をSUM関数で出し、グラフ化しやすいように割合も算出します。

これで、単一回答の集計は終了です。

複数回答を集計するケース

  

複数回答とは、「MA」(Multiplee Answer)と呼ばれ、複数の選択肢の中から複数の回答を選ぶ方式。先ほどと同じように説明していきます。

選択肢ごとにデータをまとめる

回答データの入力は、選択肢ごとに、その選択肢を選んだ場合は1、選ばなかった場合は0を入力します。

SUMIF関数を用いて全体を求める

次に、SUMIF関数を使って、各選択肢の合計数を割り出します。

回答した件数を算出する

各選択肢の合計数をSUM関数で出し、グラフ化しやすいように母数の200で計算した割合も算出します。

これで、複数回答の集計は終了です。

自由回答を集計するケース 


アンケート調査には、選択肢の中から回答を選ぶだけではなく、被験者が自由に回答を記入する自由回答(FA:Free Answer)という答え方もあります。ここでは、自由回答の集計方法をご紹介しましょう。

自由回答とは

質問に対し回答を自由に記入する自由回答方式は、想定される回答が多岐に渡ると予測され、選択肢の範囲を限定しづらい場合に利用します。回答方式には、年齢など「数値」で答えるものと、意見・感想など「文章」で答える方式の2種類があります。

数値の自由回答の集計方法

数値を回答させる例として、「1ヶ月の食費はおよそどのくらいですか」などがあります。数値の自由回答の集計では、平均値、中央値、標準偏差、最小値・最大値を確認する必要があります。

平均値

平均値とは回答結果全体の算術平均のこと。

中央値

中央値とは、回答結果を順に並べた時のちょうど真ん中の数値のことです。

標準偏差

データのばらつきの大きさを示す指標の標準偏差は、エクセルの関数を利用して算出します。ばらつきが多いと標準偏差も大きくなります。

最小値・最大値

回答結果の中で最も小さい数値と、最も大きい数値のこと。

例えば1か1ヶ月の食費の平均値が6万円だったとしても、最大値である20万円と回答した人が多数いた場合、平均値は高い方に引き上げられます。そのために、中央値で偏りを確認したり、標準偏差でばらつきを見たりして、全体の傾向を判断するのが重要です。

文章の自由回答の集計方法

文章の回答を集計するには、まずは一覧表を作成し、エクセルの「並べ替え」機能を使うだけでも、ある程度同じような回答をまとめるグループ化ができます。

それ以降は、自由記述の中から類似の回答をコード化し、まとめ上げ、少数に絞っていく「アフターコーディング」という手法を利用します。最近では「テキストマイニング」という、専用ツールで文字列を解析し、情報を得る手法も普及しています。どちらも利点があるものの、まとめあげる「定量化」作業なので、FA本来の良さである定性情報が見落とされる可能性があります。

アンケートを楽に集計する方法は? 


手作業で集計する以外に、以下のような簡単に・楽に集計できる方法もあります。

ITツールを活用する

最近はアンケート作成や簡単な集計・分析までを行うITツールが無料・有料含めて数多くあります。Googleフォームやミルトーク、SurveyMonkeyなどそれぞれに特徴があるため、ターゲットや求めたい結果に応じて選択するようにしましょう。

アンケートリサーチ会社を利用する

データが膨大になると集計業務も煩雑で複雑になるため、プロのリサーチ会社に依頼した方が効率的です。データ入力だけ、集計だけでも受注してくれるところも多く、専門の会社では電算集計などを行うため、スピーディに仕上がります。

クラウドソーシングを使って外部に出す

フリーランスなどが登録するクラウドソーシングは、現在では登録者数も多く、専門会社よりも低コストで依頼できるメリットがあります。ワーカーの中にはこうした集計業務の専門家も多いので、有効活用しましょう。

まとめ

アンケートの集計を手作業で行う場合は、エクセルなどを利用して行いますが限界もあります。最近は、便利なITツールやクラウドソーシングの利用による効率化、スピードアップも可能なので、ぜひ検討してみてください。

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coolpolaris
広告代理店でマーケティングやストラティジックプランナー、ライター等を長年担当。専門は統合マーケティングコミュニケーションで、リサーチ実施・分析及びWEBも含めたトータルコミュニケーションプランやの構築やブランディングを得意とする。WEBマーケティング経験も多数。

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