マーケティング
公開日: 2019.12.02 / 最終更新日: 2020.11.18

DMとチラシの違いとは?おすすめデザインテンプレートも紹介!

DMとチラシは、どちらも同じプリントメディアとして、インパクトのあるデザインやクーポンなどの特典付与で注目度を高められる広告媒体ですが、両者の大きな違いはターゲットを選べるか否かです。DMとチラシを上手に使い分けるために、今回はそれぞれの特徴やメリット・デメリット、おすすめテンプレートを使った作成方法を紹介します。

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DMとチラシは何が違うのか?


冒頭でも述べたとおり、DMとチラシの大きな違いはターゲットを選べるか否かですが、さらに詳しくどのような違いがあるのかをそれぞれ説明します。

DMの特徴

DMとは「ダイレクトメール」の略語で、郵便やメール便などによって個人や法人に直接送られる広告メディアです。DMの形状はハガキやリーフレット、封筒に入ったパンフレットなどさまざまです。

DMは一般的に送付先を選ぶことができるため、狙ったターゲットに伝えたい情報を届けることができます。チラシに比べて1通あたりの単価は高くなりますが、すでに購入実績などがある顧客に対して発送する場合は費用対効果が高くなる可能性もあります。

チラシの特徴

チラシは、最近ではデジタルチラシもありますが、一般的には店舗での設置や街頭配付、新聞折り込みなどで配られる紙媒体のことをさします。チラシはDMと違い、狙ったターゲットに直接渡すことはできませんが、広くたくさんの人の目に触れさせることができます。

また、新聞の折込チラシは配達する地域や日程、新聞社を自由に設定できるため、お店のオープンやイベントなどを近隣住民に告知するときなどに重宝します。DMに比べて1枚あたりの単価は低いものの、欲しい情報を欲しい人に届けているわけではないので、閲読率が低くなる傾向にあります。

DM/チラシの種類やサイズとは


次に、DMとチラシの種類やサイズについて紹介します。

DMの種類

DMは、ハガキやリーフレット、封筒入りのものなど多種多様な種類があります。最近では、普通のハガキよりも多くの情報量を掲載できる圧着ハガキや、中が見えない紙封筒ではなく、封入物の内容がわかるOPP封筒入りのDMもあります。少しでもたくさんの情報を届け、開封率・閲読率を高める工夫が必要です。

DM/チラシのサイズ、用途

DMのサイズは、郵便やメール便で送られることからA6~A4サイズが一般的です。DMは郵送となるため、自社商品の購入経験者や、資料請求などで個人情報データを入手できている人が対象となります。キャンペーン情報や新商品の案内、特典付きのDMを送ることで、リピート促進や休眠会員の掘り起こしに効果があります。

一方のチラシは、手に取りやすいA4サイズが一般的です。新聞折込の場合はB4サイズやA3サイズなどもありますが、大きさや紙の重さによって折込料金が変わります。一般的なチラシは不特定多数の人に情報を伝えたいときに利用し、折込チラシは地域住民に知らせたい情報を掲載します。

DM/チラシのメリット、デメリット


DMとチラシそれぞれのメリット、デメリットを整理してみましょう。

DMのメリットとデメリット

特定のターゲットに送ることができるDMは、性別や年齢、地域、購入履歴などのセグメントが可能なため、それぞれに見合った情報を発信できます。また、封筒に入れることで大量の情報を送ることができ、サンプル提供などをすることで開封率を高めることもできます。

一方、デメリットとしては、顧客の個人情報がわからないと送ることができないため、事前になんらかの手段で顧客情報を集める必要があります。また、印刷代のほかに送料もかかり、一般的なチラシに比べるとコストが高くなります。いずれにしろ、デザインやキャッチコピー、サンプル封入などで開封率を高めることが重要です。

チラシのメリットとデメリット

店舗などに置くチラシはターゲットを絞らないため、不特定多数の人の目にふれさせることができるメリットがあります。また、保存性があるため、持ち帰ってから回覧される可能性も高まります。街頭で配付するチラシはある程度ターゲットを絞ることができ、新聞折込チラシの場合は地域や新聞を特定できます。

一方、デメリットは、興味がない人には見向きもされない可能性があったり、紙面が限られていることから情報量には限界があったりする点です。チラシの場合も、目を引くデザインやキャッチコピー、クーポン付与など、接触度や閲読率を高める工夫が必要です。

おすすめテンプレートや作成方法とは


最後に、DMやチラシを作るときのおすすめのテンプレートや作成方法について紹介しましょう。

PIXTA

画像・動画の素材サイト大手であるPIXTAの無料チラシテンプレートは、DMやチラシ、ポスターなどに使えるテンプレートを950点以上提供しています。会員登録をすると、求人や集客など、目的に合わせたPowerPointのテンプレートを無料でダウンロードできます。画像やテキストを変えるだけでDMやポスター、ポストカードなど、幅広い用途のオリジナルデザインを簡単に作成できる初心者向けツールです。

Canva

オーストラリア発祥のCanvaは、世界で1,000万人以上のユーザを誇る無料オンラインデザインツールです。日本では2017年にリリースされましたが、ドラッグ&ドロップの簡単操作でDMやチラシを作成できるので人気を集めています。100万点以上の画像素材や130以上のフォントから自由に選ぶことができ、画像編集機能も充実しているので、デザインの知識や経験がなくてもアイディア満載のオリジナルデザインを作成できます。

DMファクトリー

日本郵便が提供しているDMファクトリーは、DMやチラシ、挨拶状などのデザインや印刷、発送のすべてをWeb上で簡単にできるサービスです。集客のプロが作成したテンプレートは、季節や用途、業種に応じてビジネスシーンでも活用できるものが多数揃っており、すべて無料で利用できます。デザインだけは自分で行い、印刷や宛名の印字、折り加工、発送などを外注したい場合にもおすすめです。

ラクスル

ネット印刷のラクスルも、デザインから印刷、発送までのすべてを依頼できるサービスです。自分でデザインする場合は2,000万点以上の画像素材、2,000点以上の業種別テンプレートを使い、無料で簡単に印刷データを作成できます。折り加工や中綴じ印刷、さまざまな形状の印刷物にも対応しており、ポスティングや新聞折込も可能です。

クラウドワークス

DMやチラシの作成を外注する際に、クラウドワークスなどを利用する方法もあります。クラウドワークスには、こうしたDMやチラシのデザインが得意なフリーランスのデザイナーが多数登録しています。密なコミュニケーションをとることができるので、比較的リーズナブルに希望に合ったデザインを作りやすく、コストや納期も融通がききやすいというメリットがあります。

クラウドワークスのサービス説明資料はこちらでダウンロードできます。
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まとめ

DMとチラシの大きな違いはターゲット選定の有無ですが、いずれもまずは見てもらうために特徴のあるデザインやキャッチコピー、特典付与などの工夫が重要です。最近ではプロが集客のノウハウを活かして作った無料テンプレートが多数出回っており、自社で簡単に制作することもできます。DMとチラシを使い分ける場合は、それぞれの特徴やメリット・デメリットを理解して効果的なデザインに仕上げましょう。

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coolpolaris
広告代理店でマーケティングやストラティジックプランナー、ライター等を長年担当。専門は統合マーケティングコミュニケーションで、リサーチ実施・分析及びWEBも含めたトータルコミュニケーションプランやの構築やブランディングを得意とする。WEBマーケティング経験も多数。

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