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公開日: 2019.05.27 / 最終更新日: 2020.01.06

リーダーの資質を引き出すには?外向・内向タイプ別のコツもご紹介

組織のリーダーにはどのような資質が求められるのでしょうか?有能なリーダーになるためには、部下がリーダーに求める資質を把握し、その資質を伸ばさなければなりません。当記事はリーダーに必要な資質や、外向・内向タイプ別に資質を伸ばすコツを解説します。

リーダーに必要な資質の3つの柱とは?


リーダーに必要な資質をピックアップし出すと、実にたくさんの項目が挙げられます。ここでは具体的にその中の3つを紹介しますので、どのような資質があると良いのかをイメージする目安にしてみてください。

勇気や覚悟をもつ「強さ」

リーダーに求められる資質の1つ目は、組織の長としての「強さ」です。ビジネスマンとしての勇気や覚悟という捉え方もできます。もちろん、この「強さ」は自分を優位にすることが目的ではありません。

「高い判断力がある」「責任感が強くフォローしてくれる」などはリーダーに求められることです。組織の先頭に立ち、組織のために戦う戦士のような「強さ」を身につけることで、部下や関係者の信頼を得ることができるのです。

優しさや配慮などに富んだ「慈悲」

リーダーに求められる資質の2つ目は、安心感溢れる空間を作り出すための「慈悲」です。言い換えれば、部下や組織に対する愛情や思いやり、優しさです。

「自分は価値のある存在だ」「自分には居場所がある」という感覚を持つことで、組織のメンバーは安心して仕事に専念できます。そのためにも、組織のリーダーはメンバー1人ひとりの特徴を把握し、1人ひとりが輝けるような環境を整えなければなりません。

例えば、「適材適所で仕事を上手に割振れる」「全体を把握し細部に気づくことができる」などがリーダーには求められます。「慈悲」に該当するこれらの資質を伸ばすには、広い視野や観察眼を養うことが大切です。

ユーモアや創造性を生み出す「陽気さ」

リーダーに求められる資質の3つ目は、組織のメンバーの創造性を刺激する「陽気さ」です。

失敗が許されないビジネスの場においても、ユーモアや遊び心は必要です。好奇心はモチベーションにつながるだけでなく、思考の柔軟性にもつながります。そのため、リーダーは楽しさや喜びを皆で共有できる雰囲気を作らなければなりません。

具体的には、「メンバーのモチベーションを高める」「人を惹きつける魅力がある」などがリーダーに求められてくるでしょう。ぜひ「陽気さ」を身につけて組織に活気をもたらしましょう。

外向的タイプがリーダーの資質を伸ばすには?


外向的タイプの人(自分はリーダーに向いていると思う人)がリーダーの資質を伸ばすためには、以下の点を意識することが大切です。

牽引力・統率力などの「強さ」を発揮する

基本的に、外向的タイプの人(自分はリーダーに向いていると思う人)は社交性が高く、人間関係の構築能力に長けています。そのため、自らが組織の先頭に立ち、牽引力・統率力を発揮しながらチームをまとめ上げると良いでしょう。リーダーが「強さ」の資質を身につけ、勇気や覚悟を示してくれれば、メンバーの士気やモチベーションは大いに高まります。

責任感が強く、判断力に優れているリーダーは、組織のメンバーから厚い信頼を得られます。反対に、優柔不断で自分ばかりを守るリーダーは、組織のメンバーはおろか全ての関係者からも信頼を得ることができません。ぜひ自分のためではなく組織のために「強さ」を発揮してください。

利己的になりすぎて孤独にならないように注意

外向的タイプの人が「強さ」を発揮する際には、利己的になりすぎないように注意しましょう。リーダーが組織の先頭に立ち、牽引力・統率力を発揮しながらチームをまとめると、メンバーの士気は高まり組織は活性化します。

しかし、リーダーが前を向きすぎて1人で突っ走ってしまうと、メンバーはリーダーについていけなくなります。「利己的なリーダーだ」「メンバー1人ひとりのことを考えていない」と批判され、孤独感に苛まれるリーダーにもなりかねません。

内向的タイプがリーダーの資質を引き出すには?


内向的タイプの人(自分はリーダーに向いていないと思う人)がリーダーの資質を伸ばすためには、以下の点を意識することが大切です。

傾聴力・信頼力などの「慈悲」を生かす

内向的タイプの人(自分はリーダーに向いていないと思う人)は、無理にリーダシップを発揮しようとせずに、傾聴力や思いやりで組織をまとめ上げると良いでしょう。傾聴と承認のコミュニケーションは組織のメンバーの潜在能力を引き出します。話をしっかりと聞くリーダーは人材育成能力に長け、部下からの信頼も厚いです。

リーダーに必要な資質は「強さ」だけではありません。安心感溢れる空間を作り出すためには、「慈悲」の資質が大切です。部下や組織に対する愛情を忘れずに、メンバー1人ひとりが輝けるような環境を整えてください。

エグゼクティブ・プレゼンスを身につけてみる

内向的タイプのリーダーは、「自信の無さ」が周囲に伝わってしまうことが多いです。そこで身につけるべきは、エグゼクティブ・プレゼンスです。言い換えれば、上に立つ人の雰囲気やオーラ、風格。リーダーとしての威厳や存在感を発揮しつつも他者への印象をコントロールできれば、自信が無さそうに見えることはありません。

また、服装や表情、姿勢を改善するだけでも印象は大きく変わります。エグゼクティブ・プレゼンスについて学び、リーダーとしての立ち居振る舞いを身につけてください。

まとめ

リーダーに必要な資質や、外向・内向タイプ別に資質を伸ばすコツを解説しました。良いリーダーになるには、「強さ」「慈悲」「陽気さ」の3点を意識することが大切です。ぜひ当記事を参考にして、リーダーの資質を伸ばしてみてください。

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にしすん
早稲田大学商学部卒業後、コンサルティング会社で人事業務を担当。新卒・中途採用全般に携わる。 その後、フリーランスとして独立。WebマーケティングやWeb広告の分野で活躍中。マーケティング・金融・会計・人事労務など、幅広い知識を持つ。

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