業務効率化
公開日: 2020.07.13 / 最終更新日: 2024.02.16

経理代行とは?頼める業務やメリット、依頼先を選ぶポイントも紹介

企業にとって欠かすことのできない経理業務ですが、近年は代行を依頼するケースも増加しています。今回は、経理代行の特徴や企業に与えるメリット、利用する際の注意点などを紹介します。

そもそも経理部の業務とは?


まず、経理担当者が普段行っている業務とはどのような内容なのか、また、その中で代行依頼が可能な業務とは何かを解説します。

定型業務

経理の業務のうち定型業務にあたるのは、取引の内容や金額の記帳、売掛金・買掛金のチェックや管理、従業員の給与計算などです。月次で行う業務のほか、年次決算書の作成や税務申告、年末調整手続きなどのように年次で発生する業務も定型業務に含めるのが一般的です。

代行依頼が可能な業務

上記のような定型業務は、基本的に外部への代行依頼が可能です。しかし、経営方針にかかわるような財務関連業務に関しては代行依頼が好まれないこともあります。たとえば、融資の申し込み、予算の策定、他社との交渉など、企業の方針にもとづく判断が必要となる業務については自社内のリソースで行う企業が多く見られます。

経理の代行によって生じるメリットとは?


次に、経理代行を利用するとどのようなメリットがあるのか説明します。

リソースや時間を本来の業務に充てられる

経理代行を利用すると、それまで経理業務に割いていたリソースや時間を別の業務に充てることが可能となります。特に、企業が本来行うべき業務(=コア業務)にリソースや時間を回せば業績アップにつながるという利点があります。売上に直結する業務を割り当てることで社員のモチベーションが維持しやすくなるというメリットもあります。

異動・欠勤・退職の影響を受けない

経理業務は個人のノウハウや経験が反映されやすいことから、属人化もしやすい傾向にあります。そのため、担当者の異動・退職・急な欠勤などが発生すると業務に支障が出ることが少なくありません。経理代行を利用すると、代行先でリソース調整などを行ってくれる場合が多いため、そのような心配が軽減します。また、経理担当者の異動・退職にともなう後継者の採用・育成などの時間やコストも削減することができます。

時期による業務の偏りが減る

経理業務は、月末・決算期・年度末などにタスクが集中して多忙になるケースが多く、1年を通しての業務量が安定しないことが一般的です。このような場合、「繁忙期のみ経理代行を利用する」などの方法によって業務量を均一化し、時期による偏りを減らすことができます。

経理代行依頼先の特徴や傾向


経理代行にはいくつかの依頼先があります。それぞれの特徴や傾向、利用する際の注意点を紹介します。

有資格者のフリーランス

会計士や税理士などの資格を持っている人、あるいは経理経験者のフリーランスなどへ経理代行を依頼することができます。個人に依頼する場合、発注可能業務や納期などを事前に確認しておく必要があります。費用は依頼する業務や納期によって変動することが多く、交渉によって決定されるケースもあります。

会計事務所・税理士事務所

会計事務所や税理士事務所などに経理業務を依頼するという方法もあります。いずれも担当者が経理の専門知識を持っているため、業務に対する正確性が期待できます。ただし、業務遂行の報酬とは別に手数料・成果報酬などが加算され、料金が高額になる場合もあるため事前の確認が必要です。

経理代行サービス

経理代行サービスとは、経理業務の代行を専門に行う事業者のことです。会計士や税理士が所属している場合もあります。料金は依頼する業務や実施件数、依頼元企業の社員数などに応じて設定されていることが多く、業務の幅や量、社員の人数が増えるほど高額になる傾向にあります。

クラウドソーシングサービス

クラウドソーシングとは、仕事を依頼したい企業と仕事を受注したい個人とがオンライン上でつながり、仕事の発注から納品まで完了できるサービスです。経理に特化したサービスではない分、幅広い業務の依頼が可能です。繁忙期のみ経理担当者を増員したい、英語の帳票に対応したいなどといった特殊な要件にも対応しやすい点が特徴で、料金は依頼する人数や期間などによって異なります。

あらゆる経理業務の代行を依頼できる「クラウドワークス」

経理代行を外注したい場合、経理関連の有資格者や、特定の会計システムに詳しい人材などを広く探せるクラウドソーシングサービス(※)を利用する方法がおすすめです。なかでも業界最大手の「クラウドワークス」は登録者数480万人を超えており、さまざまなスキル・実績を持つ人材が多数登録しています。

経理・会計などのバックオフィス業務をまとめて依頼することはもちろん、仕訳や記帳のみ・勘定科目のチェックのみなど、部分的に外注することも可能です。依頼する際は、事前にオンライン面談を行えるため、職歴や経理業務の経験、人柄などを確認してから依頼するかどうかを検討できます。そのほか、ビジネス英語に詳しい人や海外在住のワーカーも登録しているため、英語での仕訳や記帳などを依頼することも可能です。

【クラウドワークスでの発注事例】
・一般的な事務代行(データ入力や資料作成、問い合わせ対応など):時給1,000円前後
・経理や会計の代行(仕訳や記帳、経費精算、売掛金の管理など):時給1,000~1,500円
・秘書業務の代行(スケジュール管理やアポ取り、振込代行など):月額5~20万円

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まとめ

経理業務代行を依頼すると、リソースや時間の有効活用につながり、業務の均一化を図れるというメリットがあります。代行の依頼先はいくつか考えられますが、代行利用が初めての場合・信頼性の高い人に依頼したい場合などはクラウドソーシングサービスの利用もおすすめです。

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クラウドソーシングTimes編集部
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