企業インタビュー
2018.12.20
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クラウドソーシングだからこそ繋がりのきれない関係。デザイン発注する上での考え方と有効なコンペ活用方法とは:株式会社吉村

株式会社吉村様にはパッケージやカタログのデザインなどでクラウドワークスをご利用いただいております。今回は、主にクラウドソーシングの納品物のクオリティやコンペ形式の新しい使い方についてお話いただきました。

限られた人数で日本茶のパッケージをデザイン


―御社の事業について教えてください。
主な事業は、日本茶の専門店さんをお客さんとしてパッケージの製造、販売を行っています。お茶といっても、ペットボトルのシュリンクのフィルムをやっているわけではなく、お茶の袋のパッケージをつくっており、商店街にあるようなお茶屋さんに卸しています。取引先は7000軒くらいあり、日本のお茶屋さんの90%以上は取引していますね。

―90%以上!それはすごいですね。
ありがとうございます。具体的には、パッケージのカタログを取引先に年間7000~8000冊くらいお送りして、それを見て発注いただいています。新商品も毎年300~400アイテム発売しています。

―現在はどのような体制でパッケージのデザインをされているのでしょうか。
デザイナーは約13名いるのですが、彼らは主にお客さんのオリジナルのデザインを作る仕事を担当しています。それとは別に既製品のデザインを担当している1名のデザイナーが週3日間いるといった感じです。

クラウドソーシングは「つながりの切れない」新しい関係性


―どのようなきっかけでクラウドワークスをご利用いただいたのでしょうか。
多くの業務を社内の少人数のメンバーでこなすことに限界がきていました。また、子どもがいる従業員もいたので、長時間の労働を強いるわけにもいきません。いよいよ業務がたまってきたなというときにクラウドソーシングを使って外に出すことを考えました。最初にお願いしたのは、新茶のカタログの筆文字でした。

―カタログに載っているパッケージの筆文字デザインをワーカーさんに依頼されたのですね。
プロの書家さんがワーカーとしてお仕事されていたので、お願いしました。やっぱりプロに書いてもらうと良いなって、納品物を見たとき時思いましたね。

―確かにプロの書道家と通常のデザイナーを比較すると違いますね。初めて発注されて満足度的にはいかがでしたか。
本当に期待以上でした。

―ありがとうございます。ワーカーさんに依頼される前は、新茶のカタログの筆文字はどなたが担当されていたのですか?
10年前にデザイナーの方が初めて弊社に入ってきたときから、社内で筆文字が書けるデザイナーがいれば書いてもらっていました。ただ、デザイナーが辞めてしまうことが結構あって、例えば新しく入ってもらっても1年くらいで辞めてしまうことがあったりしました。

デザイナーさんがやめてデザインもレベルが落ちちゃうと、お客さんが最近デザイン悪くなったなと感じてしまう懸念点がありますよね。その点外部のデザイナーにお願いすれば、関係が切れない限りお願いできるので、クラウドソーシングを利用することにしました。

―その考え方は新しい視点ですね。
そうですね。普通社内でノウハウを蓄積するためにも筆文字は内製した方がいいと感じられるのですが、筆文字ができる方が辞めてしまうと、その方とはつながりがなくなってしまいます。逆にクラウドソーシングだと辞めるという概念がないので、ずっとつながっていられるという観点で非常にメリットを感じました。

―筆文字以外にクラウドワークスをご利用されていますか。
いろいろお願いしています。現在だと、商品となるパッケージデザインと取引先にお送りするカタログのデザインを依頼していますね。

私がいる企画推進部でカタログのレイアウトを作るという仕事があるのですが、メンバーの1人が産休になったり、1人が営業部に配置転換したりして、業務が多く大変だったのでクラウドワークスさんでお願いしました。

―ご利用いただきありがとうございます。どのような依頼の仕方をされているのでしょうか。
まずコンペで募集して、良さそうな方がいれば、継続で直接依頼しています。本来コンペだと一回限りのお付き合いになりがちですが、私たちの納品物のイメージに合ったデザインで応募してくれた方にはできるだけ今後もお仕事をお願いしたいと考えています。例えば、ワーカーさんにお願いしたデザインがよく売れたときには、同じデザイナーさんに似たようなデザインを頼みました。

コンペを気に入った提案を集めることだけに使うのはもったいないと思います。良いワーカーさんを探すといった使い方もできると思い、そのような活用方法で進めています。

応募者と向き合うWin-Winな募集


―ワーカーさんとのやり取りで気をつけていることはありますか?
依頼するデザインのテイストで明確にして伝えるようにしています。あとは、納品物が完全に期待通りであるケースは少ないので、ある程度合格点であれば、社内で引き取ってしまって、社内で修正するようにしています。

ワーカーさんへの修正依頼のやり取りや修正してもらう時間を考えると、社内で修正した方が早いですよね。

―なるほど。クラウドソーシングをうまく活用されていますね。コンペ形式を使って依頼されていると合格点の納品をいただくために応募を集めることが大切になってくると思うのですが、工夫されていることはありますか。
発注時にオプションで採用保証入れています。ワーカーさんにとっても採用される可能性が高まるので、応募しやすいですよね。たくさん応募いただけるとその分私たちの求めているデザインに出会える確率は高まりますし、ワーカーさんと弊社の両方にとって採用保証を入れて発注することは良いことだなと感じています。

もちろん、弊社としてリスクもあるのですが、社内である程度調整すること前提に依頼しているので、採用保証しても問題ないと考えているのです。社内にデザイナーがいるからこそできる発注方法かもしれません。

―確かに効果的な使い方ですね。逆に募集をかけられるときに煩わしさは感じられたことはございますか?
煩わしいと思ったことはないですね。社内のデザイナーに対しても、コンセプトなどをしっかり説明する必要がありますよね。外部のデザイナーに依頼することはそれと同じだと考えています。

弊社の場合、依頼する背景や、目指していることを伝えると予想外に良いものがあがってくるので、その点でも満足しています。

フォロー業務の外部化で、社員には満足度の高い仕事を


―ありがとうございます。今後検討しているクラウドワークスに今後依頼を検討している業務はありますか?
弊社が提供している商品の撮影の依頼を検討しています。現在だと私が撮影していることもあるのですが、そこはプロの方に頼めたらすごくありがたいですね。

あとは、今も少しお願いしているのですが、広報の業務ですね。

―広報というのは具体的にどういった内容の依頼を考えていらっしゃいますか?
新商品を説明するためのPR書作成やディレクション業務、カタログ製作ですね。私のいる企画推進部はできるだけ商品開発に特化したいので、そのようなフォロー業務は外部化していきたいと考えています。

お願いしようと考えている業務、つまり商品開発以外の仕事は社員にとって満足度が低いのですよね。だからそういったフォロー業務はできるだけ社外に頼みたいです。

―なるほど。コアとしている業務以外は外部化を検討しているということですね。
そうですね。商品開発以外の業務はできるだけ依頼したい。例えば、掃除屋さんは掃除のプロだから掃除のモチベーション高いですよね。自分達よりも上手にできることはわかっているのでプロにどんどん頼みたいですね。

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掲載企業

株式会社吉村
主に日本茶のパッケージ(食品包装資材)の企画や製造、販売を行っており、その他にも海苔の食品包装資材や茶に不随する製品を手掛けている。また、リーフの日本茶を若い世代に広めるための取り組みなども行っている。

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