ECの運用にクラウドワークスを活用している株式会社フィールド&マウンテン様にクラウドワークスの活用方法をお伺いしました。費用を抑えながら、満足のいくクオリティを得ることができたとのことです。
まるでバーチャルな社員を雇うような感覚だったと語る山田淳さんの発注のコツをご紹介します。
単純作業を固定費にしたくなかった
ークラウドワークスをどこで知ったのでしょうか
どこかのメディアのニュース記事を見てクラウドワークスを知りました。
当社は「登山人口の増加と安全登山の推奨」をミッションに、登山道具の販売やレンタルのEC、登山ツアーの企画や実施、登山関連のフリーペーパーの発行という3つの事業を展開しています。
4人で事業を運営しているため、外部に依頼したい仕事が山ほどありました。
ーそうなんですね。クラウドワークスの利用を決めた理由は何だったのでしょうか
クラウドワークスを利用した理由は主に3つあります。
1つ目は社員やアルバイトを雇って単純作業を固定費にするのではなく、変動費にしたかったという点です。
2つ目は仕事をして頂く方と直接やり取りができるという点。
内製ではなく業務を外出しすると法人への外注となり、実際に仕事をして頂く方との間にワンクッション入ってしまうため、伝言ゲームとなってしまうので明確な要件定義が必要となってしまいます。
法人を間に介さずに直接仕事をして頂く方とやり取りができるので、要件定義を作成する工数を削減できます。
3つ目は間に法人や業者を挟まないことによる価格メリットが大きい点です。
単純作業は競争原理で費用を抑え、サイト更新は驚きの早さ
ーどういった業務を依頼したのでしょうか?
今回はまずECの商品登録と、HPの更新作業を募集しました。
商品登録に関しては2〜3日で14件もの応募があり、その中から3名にお願いするとになりました。HP更新作業は急いでいたこともあり、初日に応募していただいた方にお願いしました。予想以上の反響の多さと、スピード感に驚きました。
商品登録に関しては14件の応募から3名にお願いしましたが、応募者を選定する際にこのような点に留意しました。自己紹介アピールをしっかり明記している人、応募メッセージの感じが良い人、 プロフィールに顔写真を載せている人を優先しました。
非対面だからこそ、特に顔写真があると発注側からすると安心感があります。

スタッフと今後の発注について打ち合わせる山田さん
ー他に発注してみて気づいたことはありますか
時間単価を「〜1,200円」と設定して応募者が多数いたことからか、応募者側で競争心理が働き、より安い時間単価での提案が何件かありました。
需給関係でプライスが変動しうるのは面白いと思いました。
3名のうち1名は低めの時間単価でご提案いただいた地方在住の方にお願いしました。実際の業務は、NDAを結ぶ時に電話でのやり取りがありましたが、基本的にはクラウドワークス内のメッセージで完結しています。
バーチャルな社員が3名増えたような感覚です。それくらいスムーズに業務を遂行できています。
ー実際に発注してみてどうだったでしょうか
HP更新作業に関しては、発注から12日間という驚異的なスピード、かつ金額も4万円程度に抑えることができました。
スピードや金額への満足は勿論のこと、クオリティーも十分に満足の行くものでした。リニューアル後のメンテナンスは社内で出来るようにしておいたので、特定の誰かに依存することもありません。
ECの商品登録、HPのリニューアルと案件内容は違えど、クラウドワークスのサービスに満足でき、新たなる未来の可能性を感じました。
非エンジニアの起業の敷居を劇的に下げる可能性がある
ー今回の発注を通して感じたクラウドワークスの印象を教えてください
このようなバーチャルな社員を雇える感覚のあるクラウドワークスが浸透することによって、非エンジニアの起業の敷居が劇的に下がる社会が実現する可能性を秘めていると思います。
特にサイトやアプリ開発においては、しっかりしたモノを作ろうとするとそれなりの費用がかかり、スタートアップには金銭的な負担が大きいです。
かといって少ない予算で外注すると中途半端な出来になってしまうことが少なくありません。
クラウドワークスは業者を間に挟まないことによって、高すぎない予算でそれなりに質の良いアウトプットを期待できるバランスの良いツールとなれるのではないかと思います。
副次的な効果として、開発を外注する際に、仕事をして頂く方と直接やり取りをすることで、社内にナレッジが溜まっていきます。外注すると中間業者が手取り足取りやってくれるので、我々にナレッジが溜まりにくいデメリットもありました。
今回応募した案件以外にもまだまだ依頼したい仕事があるので、今後もクラウドワークスを使い続けていくつもりです。