企業インタビュー
2019.04.10
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クラウドソーシングの人脈を使えば、個人でも大抵のことは実現できる。自身の引き出しを広げる秘訣:飲食コンサルタント 下條春希

個人事業で飲食店関係の経営コンサルタントを手掛けられている下條様。ロゴ制作やメニュー制作でなどの領域でクラウドソーシングを活用いただいています。

クラウドソーシングで仕事の引き出しが広がるという下條様に、具体的な活用方法を中心にお伺いしました。

Webまわりを中心に飲食店のコンサルティングを手掛ける

─下條さんが手掛けられている事業について教えてください。

個人事業で飲食店関係の経営コンサルタントをやっています。飲食店に対する、特にWebまわりの提案が中心です。新規でオープンするので、ホームページや看板、ロゴ、メニューのデザインなどを作って欲しい、あるいは既存のメニューが野暮ったいので変えて欲しいといった依頼を受けています。

それから仕入れ関係では、仕入れ先の紹介をしています。たとえば、「こういうメニューを作りたいから、どこか豚肉が安いところはないか」という要望に応じて、仕入れ先の提案もやっています。

経営コンサルタントとして、会社の給与計算などシステムを作ることも手掛けていますが、飲食店関係がメインですね。

 

─下條さんがコンサルタントをされている会社は何社くらいになりますか。

今は60社くらいです。ラーメン店を1店舗手掛けているケースも1社と数えると、70社くらいですね。1ヶ月に一度連絡を取る会社もあれば、半年に一度程度のところもあり、連絡頻度はまちまちです。

 

コンペ形式なら十人十色のデザインを集めることが可能

─クラウドソーシングを活用し始めたきっかけを教えてください。

個人として独立するときに、前職での人脈を活かすことが難しいケースがあります。そのような時に、クラウドソーシングで代わりになる人材を見つけた方がスムーズに事が進むのではないかと考えたのが、最初にクラウドソーシングを使った経緯です。

クラウドソーシングは人脈がない人が利用しているケースはもちろん多いと思いますが、私のように人脈があっても使えない人が利用しているパターンもあると思いますよ。

 

─クラウドソーシングを活用されている領域を教えてください。

デザインを依頼することが一番多いですね。中でもメニュー制作やロゴ制作のデザインで利用することが多いのですが、メニューやロゴのデザインはクラウドソーシングが最強だと感じています。(クラウドワークスの)コンペ形式はとてもありがたいです。

自社のデザイナーのように密接に連携しているデザイナーが1、2名いて、技術力も持っています。この2人に何でも頼めば良いのですが、ロゴのデザインはこの2人にいつも依頼していると、似たような種類のデザインになってしまいます。そのため、ロゴは十人十色でたくさんの人の意見を集めて決めた方が絶対良いと思うのです。2人から10個のデザイン案をもらうよりも、コンペ形式で1人1個の案を10人からもらう方が、デザインに多様性があり、その中から選ぶと最強だと感じています。

ホームページを一つ作るときには2人のデザイナーや、クラウドワークスで何度かお願いしたことのあるデザイナーなど信頼できる人に依頼していますロゴ制作やメニュー制作など、複数のアイデアや意見が欲しいものは、(クラウドワークスの)コンペ形式を利用するという形で使い分けています。

 

─先ほどのお話では仕入れなどデザイン以外にも幅広く手掛けられているようですが、その他の領域でもクラウドソーシングを活用されていますか。

飲食店の方の困っていることは、なんでもやりたいですね。「やれない」と言わないようにしていて、クラウドソーシングの人脈を使えば、たいていの飲食店の課題を解決できると思っています。たとえば、急に「タイムカードの集計を取りたいけどできる?」といったこれまでにはない相談を受けたときにも、「いけます!」とその場で答えて、クラウドワークスで探しています。

 

─クラウドソーシングで継続的に依頼されているワーカーさんは、何人くらいいらっしゃいますか。

6名ほどいて、カメラマンやシステム開発、文字の打ち込み、デザイナーの方などそれぞれの領域で信頼できる方がいるような形です。カメラマンやシステム開発関係の方には飲食店のサイト制作のときなどに依頼しています。文字の打ち込みは、ホームページやグルメサイトにメニューを載せるときに、飲食店からデータではなく、メニューブックを渡されたときにその打ち込み作業をして頂ける方に依頼しています。

 

自分の引き出しを増やせることもクラウドソーシングの魅力

クラウドソーシングを活用されていて、メリットだと感じられていることを教えてください。

クラウドソーシングは企業ではなく個人への依頼になるため、コストを抑えて仕事を依頼できることがメリットです。あと、デザインの面では、(コンペ形式の場合)数多くのデザイン案をもらえることですね。

デザイン会社にお願いした場合、1社で何人ものデザイナーが頭をひねってくれることは絶対にないので。複数のデザイナーからデザイン案を集めようとすると、何社かお願いしないとなりませんし、デザイン案を採用することが前提になってしまいます。だから、クラウドワークスをデザイン会社ととらえると、50人くらいに一気に依頼を出して、デザイン案を買い取って良いので魅力的だと感じています。

それから、クラウドワークスのお陰で、自分の引き出しが増えた感覚になれています。たとえば、僕は飲食系のことしかできませんけど、急に洋服の生地を頼まれたら、全く知らないので、綿なのかポリエステルなのかわからなくても、「ございますよ」って答えられると思うのですよ(笑)。実際に「WEB決済したい」という飲食店の方の課題に対して、クラウドワークスを活用して応えられたことがあります。

 

クラウドソーシングでも「誰と仕事をするか」が大切

─クラウドソーシングを使われる中で、工夫されているポイントや意識していることなどはありますか。

私はネットでのやり取りとはいえ、「誰と仕事をするか」という部分を大事にしています。だから、工夫している点としては、募集要項やメッセージでのやり取りで、(依頼内容が)完全に伝わっていたとしても、1回電話はします。本当なら顔を合わせて打ち合わせをしたいですが、それは現実的ではないし、そこまでの必要性はないと思うし、まずは顔見てみたいというのも考えてはいないので。1回電話をして「今回はよろしくお願いします」とだけでも言いたいなと思っているのです。クラウドソーシングに逆行するかもしれませんが。

 

─いえ、意外とそういう企業様も多いです。契約後に電話やビデオ会議をされる企業様や、直接会われる企業様もいます。誰と仕事するかが重要というお話ですが、電話で話をされるときに人柄もみられているのでしょうか。

電話では人柄も確認しています。(契約後にしか電話をできないので)もう、依頼する人を選んでいる状態ですが。電話でのリアクションで、この後どういう納品があるか想定できるので、今後もこの方に頼みたいなと改めて思うことはありますね。

 

─ワーカーを選定するうえで工夫されているポイントはありますか。

登録したばかりのガッツがある人が好きですね。実績がない人は100ではなく、120を生んでくれることがあります。60や70になるリスクもありますが、(仕事への)愛があっての70であれば、今後もまた頼みたいと思いますね。

私は、デザイン関係は継続依頼をすることもできるので、継続依頼を魅力に感じてくれる人も好きですね。目先のことだけではなく、ここで頑張れば継続もできるので頑張ってもらえるので。わかりやすく「もし継続があるならいくらでできます」といった形の提案も歓迎しています。

 

─コンペ形式を利用されるうえで、良いものが集まらないリスクはないとは言えませんが、どのようにされていますか。

良い線はいっているけれどもそのまま使える案がない場合には、「ちょっとこっちで調整させてもらっても良いですか?」と断って採用しています。たとえば、「鳥をメインにしたキャラクターを作ってください」と依頼して、10人から提案が来てBさんの鳥がかわいいのだけど、付随する文字が微妙なケースです。

そんなときは、「これ使わせてもらうので少し調整して良いですか?」と言って、信頼できるデザイナーに調整してもらっています。良いものが集まらない可能性があるときは、プロジェクト形式で依頼しています。

 

─今後、新たにクラウドソーシングを利用されたい領域はありますか。

ワーカーのスキルをもとに営業ができたら良いなと思っています。たとえば、システム開発ができる人がいたら、システム開発の仕事を営業してとってくる形です。

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飲食コンサルタント 下條春希
飲食店をはじめ、幅広い経営コンサルティング事業を展開。

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