クラウドワークスで既に数十件の発注実績がある、バズー株式会社の広報三井田さんにフリーランスデザイナーの活用に関してお話をお伺いしました。
目次
デザイナー不足を解消するために、クラウドワークスの利用を開始
ークラウドソーシングのクラウドワークスを利用し始めた経緯を教えてください
当社はアプリ開発を多く手掛けています。エンジニアは社内で比較的事足りているのですが、デザイナーはあまり内製しておらず当時は社内に1名。あとはお付き合いのあるフリーランスの方に発注したりしていました。
案件が集中するとデザイナー不足に陥ったこともあったため、新規のデザイナーの方とお取り引きを始めたいという社内の需要はありました。
社内は新しいもの好きな人が多く、情報感度の高い社員から「クラウドソーシングが最近流行っていて、中でもクラウドワークスをメディアでよく見かける」と聞き、クラウドワークスで一度発注してみようという話になりました。
ちょうどクラウドワークス内でコンペ形式が始まった2012年12月に登録し、早速コンペ案件を投稿しました。
ロゴのコンペですぐに37案も!多くの案から選ぶのは新鮮で、楽しい!
ークラウドワークスでどんな案件を募集しましたか?
一番最初に投稿した案件は、会社のロゴのリニューアルの案件でした。投稿するとすぐに応募が集まり、5日間で37件もの応募が。
今までは付き合いのあるデザイナーの方に依頼していたため、コンペ形式でこんなにたくさんの案が出てきたことはなく、とても楽しく選定したことを覚えています。
初回の案件が非常に満足度が高かったため、他の案件もコンペでやってみようとどんどん募集しました。
名刺デザインのリニューアル案件から、下記の写真のデザインを選定し、採用しました。その後、今までに10件以上の案件をクラウドワークスで募集しました。
ークラウドワークスを利用して、良かった点を教えてください
様々なデザイナーのプロフィールを閲覧して探せる点が良かったです。応募を待っているだけではなくデザイナーを探して気になる方々の情報をExcelでまとめてどの方に依頼しようか比較していました。
ポートフォリオなどを拝見して、良さそう!と思った方を15人ほどリストアップしました。
まだまだ色々なデザイナーの方とお仕事をしてみたいと思っています。当社はアプリ開発が主軸なので、今後はロゴなどのコンペだけではなく、アプリのUIデザインの案件などもクラウドワークスを通して発注していきたいと考えています。
他にもwebのFLASHやギミックのある動的なページを作れるなど、特殊なスキルを必要とする案件もあるので、そうした際にクラウドワークスを頼りにしたいと思います。
クラウドワークスを利用して、全国のフリーランスデザイナーを多数活用
*上記の写真の壁紙も、クラウドワークスのコンペで発注したデザイン
ー現在は社内にデザイナーを抱えていないようですが、なぜでしょうか?
当社ではデザイナーをフルタイムで採用することには消極的ですね。デザインの仕事は波があるため、仕事がない時は仕事ありません。なので、仕事の需要がある際にピンポイントで仕事をしていただくスタイルの方が双方にとって良いと考えています。
デザイナーの方々とお話ししていても、自宅の方がデザインに集中できるという意見も多く、出社するよりも在宅で仕事していただいた方がパフォーマンスが高いのではないかと思います。
一方で、エンジニアは社内で内製しないと厳しいなと感じています。障害の発生や急な差し戻しなどもあるため、緊急対応ができる人材が社内に必要です。
社内で開発のルールを設けており、1つのサービスのソースコードを書くエンジニアは1人と決めています。
ー今後、クラウドワークスをどのように使っていきたいですか?
今まではお付き合いのあるフリーランスのデザイナーの方に依頼し、クラウドワークスを始めてからはその比率が徐々にクラウドワークスに寄ってきていました。
今後のデザイナーの発注はクラウドワークス中心でいこうという方針が、最近社内で決まりました。理由は主に2点で、より多くのデザイナーと付き合いが増えることが見込める点と、お付き合いのあるフリーランスの方と比べると価格が安い点です。
クラウドワークスは地方のデザイナーの方も多く、地方のデザイナーに依頼すると、首都圏のデザイナーよりも相対的に価格は下がります。とはいえ、質が劣るわけではありません。
地方の方にのみ依頼することはないでしょうが、クラウドソーシングという特性を踏まえて様々な地域の方とお仕事ができる点は、魅力の一つと捉えています。