「大企業ならではの課題にも柔軟に対応していただけるサポート体制は心強いです。」
今回は、伊藤忠商事株式会社様からクラウドワークスを活用し、翻訳者の少ないポルトガルのお仕事を発注した話を伺いました。
目次
BtoCのIT事業で発生する幅広い業務を担当
私たちが所属する伊藤忠商事株式会社の情報産業ビジネス部ITビジネス第二課は、コンシューマー向けITサービスを幅広く展開しています。デジタルメディアやアドネットワーク、ヤフオク!などで使われる物流サービス「はこBOON」、Skypeの有料通話の国内展開など。
また最近ですと、O2Oの事業に注力しています。Exciteなどのオンラインメディアから、オフラインの店舗に誘導するプロモーションなどです。グループ会社のファミリーマートとは密接に連携して動いていますね。
このように幅広く事業展開しているため、色々な業務が発生し、そこでクラウドソーシングのクラウドワークスさんを活用させてもらっているんです。
利用のきっかけは社内の情報共有
伊藤忠テクノロジーベンチャーズには、コンシューマー向けビジネスと相性が良さそうな出資先が多いので、定例会を行っています。私たちの事業と何かシナジーが生めないかを模索したり議論する場にもなっていたりします。
その中で、今年の頭くらいに、クラウドワークスという面白い会社に出資させてもらったという話を聞いて、これは使ってみたいと思いました。すぐにでも活用したかったのですが、口座開設など社内的に時間を要してしまって、実際に活用したのは2013年5月くらいです。
最初の依頼時は、実際には発注まで至りませんでしたが、シールデザインの仕事を公募してみたところ、24時間で凄くたくさんの方に手を挙げていただいて。そのスピードに驚かされ、ますます活用したいと感じました。
検索を使って仕事をスカウト依頼
現在のチームは7、8人で、常時複数のコンシューマー向けサービスに携わっています。デザインから翻訳まで細かい業務が多岐にわたって発生するのですが、クラウドワークスを活用して多国語展開するサービスのウェブサイトの翻訳の仕事をお願いしました。
英語と中国語はスムーズでしたが、難しかったのはポルトガル語の翻訳。待っていても受注者さんが案件を見つけてくれるかわからなかったので、クラウドワークスで「ポルトガル語」というキーワードで検索して、候補になりそうな方にスカウト依頼をしたんです。
スピードが重要な案件だったため、受注者さんにはお会いしたことはありませんが、コミュニケーションを重ねるうちに信頼関係もできてくるので同じ方に継続的に仕事を依頼しています。
実績のある方とプロ未経験者に発注した翻訳案件
発注先の候補を見ていて感じたのは、プロフィールに写真があることで生まれる安心感です。実際、英語の翻訳をしてくださった方は顔写真を見ることができたので、とてもプロフェッショナルな印象を受けました。
また、メッセージ機能でやり取りする中で、クラウドワークス以外の過去実績も教えてもらい、それらの情報を総合的に見て発注を決めました。
一方、ポルトガル語の翻訳をお願いしている方に関しては、翻訳のプロとして仕事をされているわけではなく、また資格や検定もありませんでしたが、プロフィールに留学経験のことや、お友達にもポルトガル人が多く過去16年間ポルトガル語に接していると書いてあって。
実績のない方に発注するのは少し不安だったのですが、3、4日の短納期にも対応していただけるとのことだったのでお願いすることにしました。継続して依頼することもあり、仕事の質、そしてスピードには大変満足しています。
スコープが明確でスピードが要求される案件に最適なクラウドワークス
クラウドワークスについては、グループとして出資をしていたのでたまたま情報が入ってきましたが、そうでなくてもどこかのタイミングで活用していたと思います。
特にインターネット系の案件は、納期がすごく短く、毎度受注者に会っている時間がないことが多いです。それをクラウドワークスのスピードがカバーしてくれる。一度も会わずに、すごいスピードでレスポンスが返ってくるので驚きです。
また、クラウドソーシングサービスは、スコープが明確な案件に最適だと思っています。翻訳案件などはまさにそうで、コミュニケーションのすれ違いが発生しにくいということもあり、大変依頼しやすかったです。
また、ひとつの業務に対して、予算や納期などの条件に合う発注先候補が一気に増えるのもクラウドソーシングならではの魅力ですね。
これまでは、特定の外部業者に丸ごと出していたので正直実際の原価が見えない部分がありましたが、クラウドワークスでは、実際に手を動かしてくださる方が把握でき、かつ直接話をして依頼ができるので、相場感もわかるようになりました。
仕事の対価が、渡るべき方にちゃんと渡るのはすごくいい仕組みだと思います。
請求書周りの課題を充実のサポート体制が柔軟に解決
私たち以外にも、伊藤忠の各グループ会社がクラウドワークスを活用しています。今後も、全社的に活用する流れが広がっていくのではないでしょうか。企業、特に大手企業では、新しいものを取り入れる際の最初のハードルがとても高い。
一見地味に見える口座の開設も、実は大変な作業だったりします。でも、それをどこかの部署が一度乗り越えてしまえば、いっきに利用が広まっていく可能性が高いと思います。
今回も利用するにあたって請求書周りで課題があったのですが、クラウドワークスに連絡したら即日対応していただき非常に助かりました。大企業ならではの課題にも柔軟に対応していただけるサポート体制は心強いですね。
一つ一つ課題をクリアすれば、まず社内での利用が広まって、今度は他社が取り入れている前例を見て他の企業さんも後を追う。今後、さまざまな業界をカバーできるポテンシャルがあるのではないでしょうか。
デザインコンペにもチャレンジ?!
今のところはまだ翻訳案件の発注に留まっていますが、今後はデザインなどもクラウドワークスで見つけた方にお願いしたいと思っています。
そういう時に、軽いコンサルティングのようなサービスがあると嬉しいですね。既にサイト上の機能としてはあるようですが、今回はこんな内容でデザインを発注したいというニーズに対して、それならこのデザイナーさんがおすすめですといった具合にレコメンドしてくれたら嬉しいですね。
また、デザインコンペはぜひ一度使ってみたいと思っています。バナーやランディングページ、キャッチコピーなどは常に作成するニーズがあるので。
細かい作業ですが、プロモーションに大きく影響する部分で常に頭を悩ませているので、今後も幅広くクラウドソーシングのクラウドワークスを使っていきたいです。