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公開日: 2020.02.14 / 最終更新日: 2020.11.12

システム開発費用の相場とは?費用を抑えるための4つのコツも解説

オリジナルのシステムが必要になったとき、自社に開発環境がない企業では専門業者へ委託することになります。その際、システム開発を委託する際の費用の相場が気になるでしょう。システム開発の依頼先を検討する前に、費用内訳や相場、費用を抑えるためのコツについてご紹介していきます。

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システム開発の費用内訳とは?


システム開発は費用を見積もるのが困難とされ、これは開発難易度や必要工数、必要基盤などによって大幅に変わることが理由です。とはいえ、予算確保のためにもどのくらいの費用がかかるのか知っておきたいところでしょう。システム開発にかかる費用の内訳は人件費と設備費に分けられるため、それぞれ詳しく紹介します。

人件費

システム開発の費用のうち、じつに8割を占めるのが人件費です。システム開発は一人で行うことが難しく、複数のプロジェクト関係者が必要になります。具体的には、プロジェクト全体をマネジメントする「プロジェクトマネージャー(PM)」、PMをバックアップしていく「プロジェクト・マネジメント・オフィス(PMO)」が挙げられます。

それに加えて、システム設計をはじめとする上流工程を行う「システムエンジニア(SE)」、SEの設計をもとにシステムのコーディングを行う「プログラマー(PG)」も、システム開発のためにチームを組んでいきます。場合によっては、さらにWebデザイナーやITエンジニアがアサインされることもあり、開発規模にもよるものの最低でも10人前後のメンバーが集まります。

人件費の目安は以下のとおりです。

・上級システムエンジニア…100~160万円
・初級システムエンジニア…60~100万円
・企業所属のプログラマー…50~100万円
・個人事業主/下請けのプログラマー…40~60万円

 
上記は目安ですが、ある程度の単価はこのように決まってくるため、これをもとに作業単価を出します。ざっと算出するには、『作業単価×作業期間+設備費(※後述)=システム開発にかかる費用』です。たとえば、単価100万円の技術者2人が3カ月間担当するとなると、200万円×3カ月=600万円。ここに設備費が上乗せされます。

設備費

上でも紹介したとおり、設備費もシステム開発費用に加算されます。設備費は、システム開発を行うために必要な設備費用と、システム側の設備費用の2つに分けられます。前者は開発のためのパソコン代、それに伴う電気代や光熱費、開発場所がなければオフィスレンタルのための費用などです。後者はサーバー代、クラウドサービス代などです。

システム開発の種類と費用の相場一覧


システム開発には7つの種類があります。それぞれの特徴と相場を見ていきましょう。

・CMS
CMSとは「コンテンツマネジメントシステム」の略で、プログラム言語などの専門知識がなくても作れるソフトウェアやアプリケーションのことを指します。ホームページを作れるワードプレスなどが有名です。開発費用の相場は80~400万円です。

・マッチングサイト
マッチングサイトは、需要と供給を結びつけるサービスで使用されます。開発費用の相場は100~500万円で、メルマガ配信や検索機能などのオプションを増やすほど高くなります。

・ECサイト
ECサイトは、自社の商品やサービスをインターネット上で販売できるサイトです。商品数によっても相場は変化しますが、おおむね60~400万円ほどが開発費用になります。

・口コミサイト
口コミサイトは、お店や商品利用の情報をユーザーが寄せることができるサイトを指します。開発費用の相場は80~300万円程度です。

・Q&Aサイト
多くのユーザーから回答を得られるサイトが、Q&Aサイトです。ポイントシステムや検索システムなどの追加機能を加えると高額になりますが、システム開発の相場は60~300万円です。

・SNS
TwitterやFacebookに代表される、ユーザー同士でつながりを構築できるサイトがSNSです。開発費の相場は他のシステムよりも若干高めで、100~500万円となります。

・掲示板
ユーザーが自由に投稿でき、コミュニケーションを図れるのが掲示板です。簡易的なものでは50万円と相場は低めですが、決済機能や位置管理情報などの追加機能を加えると、総額300万円程度になることもあります。

システム開発費用を抑える方法とコツ


システム開発費をできるだけ抑えたい方のために、開発費用を抑える方法とコツについて紹介します。

具体的イメージを固めてから発注する

システム開発にかぎった話ではないですが、発注する前にどれだけ具体的にイメージを固めているかは重要です。具体的なイメージや仕様が定まっていない状態で発注すると、あとで大幅な修正が必要になったり見積もりと異なる作業が追加されたりするため、別料金が発生してしまい、結果的に費用が高くなってしまいます。

投資回収期間を想定しておく

開発したシステムは、どのくらいの期間にわたって使用するのかを想定しておきましょう。短期間しか使用しないシステムに多額の投資を行うのはリスクを伴いますし、市場の変化が激しい中では想定よりも前倒しでシステム刷新となることも少なくありません。そのため、投資回収期間をイメージした上で予算を決め、適正な費用を出しておきましょう。

パッケージやASPを活用する

既存のプログラムやパッケージを活用したほうが、すべてを一から開発するのに比べれば開発費用は安くなります。それに加えて開発期間も短くできるため、パッケージやASPをうまく活用するのも手です。ただし、一般的な機能しか搭載されていないため、仮に自社システムに合うようカスタマイズする場合、そのぶんの費用がかかるので注意が必要です。

フリーランスや個人に依頼する

人件費の目安のところでも書きましたが、システム開発を請け負う企業ではなく、フリーランスや個人にシステム開発を依頼すると、費用を抑えられる可能性が高いです。フリーランスや個人は開発手順の一部の工程だけでも依頼できるため、自社でできるところと依頼するところとの線引きがある場合、コストを抑えられる可能性が高いです。

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フリーランスや個人への依頼はクラウドワークス


フリーランスや個人へシステム開発を依頼するにはどうすれば良いのでしょうか。使いやすい方法としてクラウドワークスが挙げられます。クラウドワークスの特徴について説明します。

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システム開発スキルをもつ個人が多数在籍

システム開発といってもさまざまな種類があるため、個人に依頼したくても必要なスキルを持った人を探すのに苦労するかもしれません。クラウドワークスでは「自社がもっとも欲しい技術や経験をもつ個人」を、数多くの登録者の中から選択できることが大きな特徴です。実際にどのようなクラウドワーカーがいるのかは下記リンクからご覧ください。検索窓にキーワードを入れると、さらに細かい条件でクラウドワーカーを絞り込めます。

システム開発のスキルを持つクラウドワーカー一覧を見る

一部の工程だけの依頼も可能

前述したように、フリーランスや個人のエンジニアにシステム開発の一部の工程だけを依頼することもでき、もちろん全工程を外注することも可能です。クラウドワークスを利用している企業が実際にどのように工程を発注しているのか、こちらの仕事一覧ページからご確認ください。

システム開発のお仕事の募集一覧ページを見る

初回でもCWコンシェルジュで安心


初めて利用する場合、システムがわからず発注まで時間がかかるのではないかと不安を感じるかもしれません。クラウドワークスにはCWコンシェルジュというサービスがあり、無料で発注内容をヒアリングしてから募集文面を代行作成してくれるので、初めてでも安心して利用することができます。

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まとめ

システム開発にかかる費用の多くは人件費です。予算を抑えるためには依頼内容をまとめておくことと、依頼する相手の専門性を把握した上で発注することがポイントです。予算に幅を持たせることができるようになるので、フリーランスや個人を含めて検討してみましょう。

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伊藤孝介
セールスプロモーション会社を経て独立し、フリーランスで地方自治体や中小企業のマーケティングリサーチ、販促企画などに携わる。 業務拡大のため2017年に合同会社を設立し、現在経営中。 マーケティング系ライター歴5年。マーケティング用語の解説や、事例紹介、WEBマーケティングなどが得意。

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