企業に対する第一印象は「キャッチコピー」により左右することがあります。ユーザーの心に残るキャッチコピーを作るため、ここでは国内外の秀逸な企業のキャッチコピーを確認していきましょう。ぜひ自社のキャッチコピーを作る際の参考にしてみてください。
目次
キャッチコピーの意味や効果とは
キャッチコピーとは、商品やサービス、企業イメージを短い言葉で的確に伝えた宣伝文句のことです。キャッチコピーを変えただけでコンバージョン率が大幅にアップしたという事例もあります。また、キャッチコピーは企業ロゴやCMよりも経費をかけずに作れることも少なくありません。手軽に作成でき、大きな効果をもたらすことができるのがキャッチコピーなのです。
秀逸なキャッチコピーを作るコツ
効果の高いキャッチコピーを作るコツを4つのポイントから説明します。
伝えたいキーワードを整理する
キャッチコピーは短い文で的確にメッセージを伝えるものなので、まずは伝えたいキーワードを挙げてみましょう。複数の候補の中から重要度を分ける・優先順位をつける・似た表現を挙げてみるなどのキーワードの整理を行うと、エキスが凝縮されたキャッチコピーになります。
ターゲットを明確化する
自社で販売している商品やサービスはどのような人をターゲットに販売しているでしょうか。ターゲットを明確にすることによって、より効果的な言葉や表現が見えてきます。
ベネフィットを入れる
キャッチコピーに欠かせないのがベネフィット（ユーザーが得ることのできる利益）を入れることです。商品やサービスであれば、それを活用することでどのような効果があるのか・どのようなことが実現できるのかを表現します。企業であればどのようなベネフィットを社会や顧客に対して提供しているのかを表現しましょう。
数字を入れる
具体的な数字はより内容をイメージしやすいので、見る人の興味をそそります。「100人乗っても大丈夫（株式会社稲葉製作所のイナバ物置）」や「10秒チャージ（森永製菓株式会社のinゼリー）」のように、具体的な数字を含めることで印象に残りやすいキャッチコピーにすることができます。
参考にしたい企業キャッチコピー10選
では、具体的な企業のキャッチコピーを紹介します。どれも目や耳にしたことがあるものではないでしょうか。
・インテル株式会社「インテル、入ってる」
韻を踏んでいるため印象に残りやすく、これによって知名度が爆発的に上がりました。
・株式会社ニトリ「お、ねだん以上。ニトリ」
安くて高品質という商品の特徴をキャッチコピーに詰め込んでいます。
・トヨタ自動車株式会社「Drive Your Dream」
英語で韻を踏んでいるため国内だけでなく世界中で通用するようにしています。グローバル企業であるトヨタらしさを感じさせるキャッチコピーです。
・株式会社西武ホールディングス「でかける人を、ほほえむ人へ」
旅客にターゲットを絞り、ベネフィットを的確に表現しています。
・株式会社NTTドコモ「いつか、あたりまえになることを。」
先進的なサービスを提供し、常にチャレンジしている企業の姿勢をうまく表現しています。
・株式会社ファーストリテイリング「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」
UNIQLOなどでおなじみの同社は、ファストファッションの革命を起こし、常識と世界を自社の服から変えていった過程をキャッチコピーで表現しています。
・清水建設株式会社「子どもたちに誇れる仕事を。」
「子どもたち」というフレーズが未来を作っていることをうまく表現しています。
・ワタミ株式会社「心と心で、つながる未来へ」
居酒屋だけでなく介護や教育事業など幅広い事業を展開しているからこそ、なにを重要視しているのかという社是がわかるキャッチコピーです。
・味の素株式会社「Eat well,live well.」
食品だけでなくアミノ酸や医薬事業も手掛ける味の素の業態を、英語の語呂とともにうまく表現しています。
・株式会社稲葉製作所「やっぱりイナバ、100人乗っても大丈夫」
具体的な数字を入れて商品の丈夫さをアピールしつつ、大きなインパクトを与えたキャッチコピーです。
海外企業の英語キャッチコピー10選
次に海外企業のキャッチコピーを10紹介します。
・De Beers Group「A Diamond is Forever（ダイアモンドは永遠の輝き）」
ダイヤモンドの価値を現在のように高めたキャッチコピーとして、20世紀最高のスローガンと言われました。
・McDonald’s「I’m Lovin’ It」
2003年から長きにわたって使用されているキャッチコピーです。味や利便性など、McDonald’sの提供するベネフィットをターゲットに的確に伝えています。
・Coca-Cola「Open Happiness」
「ハッピーをあけよう」と訳され、主力商品とベネフィットを上手に表現しています。
・Nike「JUST DO IT」
世界中で最も知られているキャッチコピーのひとつです。単なる商品や企業の価値を伝えることを超えて、人々の共感を生み、精神的な価値も高めています。
・Apple「Think Different」
他社のパソコンとの違いを的確に表現したキャッチコピーです。このキャッチコピーを発表してから1年以内に株価が3倍になるなど、おおきな成果をもたらしました。
・アメリカ海兵隊「The Few. The Proud. The Marines.」
日本語に訳すと「少数、精鋭、海兵隊」。端的で格好よく、入隊への意欲を掻き立てるものとなっています。
・TOWER RECORDS「NO MUSIC NO LIFE」
単なる企業のスローガンを超え、多くの人々の人生観に影響を与えた言葉になりました。
・Microsoft「Be what’s Next」
常に未来への変革を目指す会社の姿勢が現れています。
・Nokia「Connecting People」
フィンランドに本社を構える通信サービス会社のスローガンです。「人々をつなぐ」という、通信サービスならではの思いが込められています。
・Porsche「There is no substitute」
「これに勝るものなし」というキャッチコピーを掲げ、まさに高級車ならではの価値観を表現しています。
企業キャッチコピーを作る方法とは
企業のキャッチコピーを作る方法は大きく分けて2つです。
自動作成ツールなどを使って考える
なかなかキャッチコピーが思い浮かばない場合、キャッチコピーを自動で作るツールを利用すると便利です。キーワードを入れると、それを組み合わせて自動的にキャッチコピーを作ってくれます。自動作成ツールでたたき台を作成し、最終的には自分で磨き上げるスタイルがおすすめです。
プロに依頼して作成してもらう
キャッチコピーを作る専門職がコピーライターです。広告代理店や有名コピーライターに依頼する方法がありますが、コストがかかってしまうこともあるため、コストが気になる方は直接プロに依頼できる「クラウドソーシング」という仕組みもおすすめです。クラウドソーシングサイトには実績と実力を備えた個人やフリーランスが多数登録しており、自分で直接相手を選んで依頼できます。
企業キャッチコピーならクラウドワークス
企業のキャッチコピーを作るのであれば、おすすめしたいのが日本最大級のクラウドソーシングサイト「クラウドワークス」です。国内シェアNo.1のクラウドワークスには、数多くの実績をもつコピーライターが在籍しています。
多数案から選びたいならコンペ形式
キャッチコピーを発注する際、いくつかの発注形式がある中でも「コンペ形式」が特におすすめです。一般のコンペ同様、先に応募者より提案を受け、一番良いと思った作品を選ぶ方式です。発注手数料は不要で、最初に設定した発注額のみ支払えば、あとは追加でコストが発生することはありません。
過去の取引内容を参考にできる
クラウドワークスのサイト上から「キャッチコピー」と入力して検索をすると、過去にどのような案件が募集されてきたのかを確認することができます。どのくらいの応募があったのか、発注額はいくらで設定していたのかなどを参考にできるので、ぜひ確認してみましょう。キャッチコピーの仕事内容の確認はこちらから
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まとめ
キャッチコピーは会社のイメージ作りだけでなく、株価や売上にも影響を及ぼす重要なものです。自社での作成が難しい場合、クラウドソーシングサイトを利用するのもひとつの方法です。クラウドワークスでは実績のある個人やフリーランスに依頼できるため、自社に合う秀逸なキャッチコピーを作成するうえでぜひ検討してみてください。
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