外注ノウハウ
公開日: 2020.07.10 / 最終更新日: 2022.10.17

アプリ開発外注時のポイントは?費用や失敗例、依頼先の選び方も紹介

スマートフォンの普及によって一気に需要が拡大したのがアプリ開発です。アプリの開発や制作を検討していても、エンジニアが社内にいない場合は内製ではなく外注することが大きな選択肢となります。その際に注意するべき点や費用など、気になるポイントをご紹介します。

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アプリ開発を外注するメリット・デメリット


エンジニアにアプリ開発を外注するメリット・デメリットは何があるのでしょうか。

効率よく開発できる

エンジニアはアプリ開発のプロフェッショナルなので、企画の段階であっても、発生しうる問題はなにか、どのような仕様になりそうなのかなどをある程度イメージすることができます。そのため、開発途中で行き詰まってしまう・やり直しが発生するということが少なくスケジュールの見通しが立ちやすいので、効率の良い開発が可能です。

精度が高められる

スキルや経験値の高いエンジニアは、依頼者のニーズをアプリ内にもれなく落とし込むことができます。ひと口にアプリといってもゲームアプリ・地図アプリ・ニュースアプリなどさまざまな種類があるため、種類によって必要な動作や機能を熟知しているエンジニアが開発することで、ユーザーの使いやすさを追求したアプリを制作できます。

イメージの共有が難しい

アプリ開発の外注先は必ずしも自社のことをよく知っているとは限りません。アプリ開発には、その目的や事業の方向性などを含めたイメージの共有や入念なすり合わせを行うことが重要です。社外の人間にプロジェクトメンバーとしてイメージを伝えるためには時間と労力が必要になります。

費用が膨らみやすい

自社開発に比べると外注は専門家に依頼することになるので、どうしても費用が膨らみがちです。開発の期間が長引けば長引くほど、それに比例して費用も増えていく傾向があるので、アプリ開発前の段階で十分な予算を確保しておく必要があります。

アプリ開発の外注費用の内訳と相場


アプリ開発を外注するとコストが発生することを紹介しましたが、具体的にはどのくらいかかるのか紹介していきます。

相場は約250万円

アプリの種類によっても相場は変わりますが、EC系アプリだと100~300万円、コミュニケーション系アプリだと100~500万円、電子書籍系アプリだと50~150万円、ゲームアプリだと300~1,000万円ほどが相場です。平均250万円ほどがアプリ開発の相場と言えます。

開発費

アプリ開発の主な費用は開発費となりますが、そのほとんどは人件費が占めています。人件費はエンジニアの単価×工程数で算出します。人件費以外ではサーバー費用や開発用機器代、ドメイン料、家賃、水道光熱費などの固定費が開発費に含まれます。

保守・メンテナンス費

アプリ開発はアプリが完成したら終了するわけではなく、稼働後のバグやサポートのための保守・メンテナンスも必要です。一般的には開発費の10~20%が保守・メンテナンス費用として計上されますが、中にはこれを開発費に含めてしまうケースもあります。保守・メンテナンスはどのくらい含まれているのか、外注先に都度確認しておくと安心です。

予備費

アプリの開発にはトラブルの発生や開発期間の延期などのリスクがつきものであるため、こうしたリスクヘッジのために「予備費」が設けられています。この予備費はプロジェクトの規模や開発会社によって判断が異なります。このような費用を抑えたい場合は、予備費などが特にかからないフリーランスのエンジニアに依頼するのも手です。

関連記事:スマホアプリ開発に必要な言語や環境とは?開発費を抑えるコツも紹介

アプリ開発の外注時に多い失敗と対策

社員の目が届かない・リソース不足で開発技術がないなどの中でアプリ開発を外注することになると、どうしても失敗が発生する確率は高くなります。まずは「想定よりも大幅に納期が遅れてしまった」というケースです。この失敗の回避策としては、外注といっても丸投げせず、スケジュール途中であっても都度確認を行うことです。互いに想定している状態と齟齬が生じているようであれば、小さい段階から軌道修正していくことで回避できます。

そのほかにも、完成してみたら運用面で思いのほかコストがかかる・バグが発生する・想定以上に開発費がかかるなども挙げられます。運用面のコストは事前に自動化できるものを準備しておく・バグ発生は外注先とどこまでを無料対応にするのか取り決めておく・開発費はあらかじめ増やせる開発コストの上限を決めておくなどが回避策として挙げられます。

アプリ開発の外注先と選び方


アプリ開発を外注する時の選択肢として以下2つがあります。

アプリ開発会社

まずは、外注先としてアプリ開発会社に依頼するのが選択肢のひとつです。自社内にコードを読める人材がいないならば、仕様書の作成なども含めてアプリ開発業者に依頼することも可能です。

アプリ開発会社はゲームアプリや運用サポートアプリなど専門性によって分かれていることが多いので、どのような種類のアプリ開発をしたいのかを改めて整理しておき、その種類のアプリ制作を得意とする開発会社に依頼しましょう。開発後のサポート体制は充実しているか、どのような実績があるのかも確認しておくことが重要です。

フリーランス

専門の企業ではなくフリーランスに依頼することも可能です。フリーランスも開発会社同様に専門分野や得意分野があるため、実績や得意・不得意の確認は必須です。それに加えて、開発後の保守・運用サポートなども可能かどうかも確認しておきましょう。

なお、開発まではできなくとも自社内にコードが読める人材がいる場合、仕様書の確認やマネジメントができるため、フリーランスに依頼するほうが臨機応変な対応が可能になることもあります。

アプリ開発を外注するならクラウドテック


アプリ開発の外注をフリーランスに検討しているのであれば、「クラウドテック」は選択肢のひとつです。クラウドテックとは、優秀なエンジニアやプログラマーの中から開発したいアプリに最適な人材をマッチングしてくれるサービスです。

クラウドテック独自の厳選した人材で揃っていることに加え、契約前には面接も行えるので経歴やスキルを口頭確認でき、ミスマッチが起こりにくいのが特徴です。フリーランスに依頼する大きなメリットといえば、なんといっても社員を採用するよりもプロセスが短く済むこと・即戦力が確保できることです。一般的な社員採用よりも経費が発生しなくなるので、一度検討してみてはいかがでしょうか。

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まとめ

アプリ開発の外注は費用がかかったり管理が難しかったりする反面、効率化や完成精度などメリットも多くあります。外注先は実績やサポート体制などを総合的に確認してから選択しましょう。アプリ開発外注に個人やフリーランスを希望する場合は、ミスマッチが起こりにくいクラウドテックを検討してみてみることもおすすめです。

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伊藤孝介
セールスプロモーション会社を経て独立し、フリーランスで地方自治体や中小企業のマーケティングリサーチ、販促企画などに携わる。 業務拡大のため2017年に合同会社を設立し、現在経営中。 マーケティング系ライター歴5年。マーケティング用語の解説や、事例紹介、WEBマーケティングなどが得意。

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