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公開日: 2020.09.10 / 最終更新日: 2022.01.17

ECサイトをASPで構築するには?無料・有料おすすめサービス比較

ECサイトの構築を一から進めるとなると開発費などで多額なコストが発生するため、企業の中にはASPサービスを活用して構築を行うところがあります。今回はECサイトの構築でASPサービスを活用するメリット、無料・有料のおすすめASPサービスを紹介します。

ECサイト構築に役立つサービスは?
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ECサイトのASPカートとは?


インターネット上で商品などを販売するためにECサイトを構築するときには、ASPカートを利用すると便利です。ASPカートとはどのようなものなのかを紹介します。

クラウド上でECサイト構築が可能

ASPカートとは、提供されているクラウド上でECサイトを構築することができるサービスです。ASPカートがあれば、個人でサーバーを用意してECサイトを作成し、プログラムを組んでオリジナルのカートを準備する必要がありません。運用・保守も自社で行う必要がないためそれらの専門知識が不要であるうえ、初期費用や月額料金を抑えて安価に始められる特徴があります。

ASPとパッケージの違い

ECサイトを構築したい企業の中には、ASPとECパッケージの利用で迷うケースがみられます。上でも述べましたが、ASPはECプラットフォームを「レンタル」し、クラウド上に提供されているECサイトの基本機能を備えたスペースを間借りするイメージです。

その一方、ECパッケージはECサイトの構築に必要な機能が「パッケージ」として用意されており、それをもとに自社でカスタマイズを行って自社独自のECサイトを構築します。ECパッケージはASPに比べると自由度や拡張性が高いメリットがあるものの、コストはそのぶん高くなる傾向があります。

ECサイトをASPで構築するメリット


ECサイトをASPで構築するにはどのようなメリットがあるのか説明します。

初期費用が抑えられる

ASPは初期費用無料でサービスを提供しているところが少なくないうえ、有料だとしても数千円~1万円程度とコストが最小限で済むことが特徴です。自社でECサイトを一から構築しようとすると、オープンソースや前述のパッケージを利用するだけでも100万円単位の費用が見込まれます。初期費用を抑えてECサイトを構築したいならASPはおすすめといえます。

開発不要のためすぐに導入が可能

繰り返しになりますが、ASPはすでに実装されている機能をレンタルし、テンプレートやデザインを自社に合わせて変更することによってECサイトを構築します。そのため、プログラミングを組んで開発する必要がなく、導入を決めたらすぐにECサイトを持てるところは大きなメリットです。申し込みをした即日~数日後にはアカウントが発行されるため、商品の販売までに長い時間を必要としません。

ECサイトのおすすめASPサービスを比較


ECサイト構築におすすめな無料・有料ASPサービスを、それぞれ3つ紹介します。

無料のおすすめサービス3選

まずは無料のおすすめASPサービスを紹介します。

BASE
BASE(ベイス)は、110万以上に及ぶショップのオーナーが利用しているASPサービスです。テーマを選んでカスタマイズを施すことで、すぐに簡単にネットショップを完成させることができます。HTML編集が可能なAppをインストールすれば、独自のショップにカスタマイズするのも可能です。700万人が利用している専用ショッピングアプリも用意されており、決済にはBASEが仲介をすることで安全性を保証している「エスクロー決済」が利用できます。

STORES
STORES(ストアーズ)は、物販だけでなくダウンロード販売や電子チケットの販売にも対応しているASPサービスです。48種類ものデザインテンプレートの中から好みのものを選んでデザインエディタでカスタマイズすれば、簡単にECサイトを作ることができます。Google Analyticsや広告タグを挿入することが可能で、データを分析しながら効果的な運用できます。

イージーマイショップ
イージーマイショップは、セット販売や定期購入、頒布会などにも対応可能なECサイトを無料で構築できるASPサービスです。SEOに強いレスポンシブデザインのテンプレートを多数用意しており、レイアウトやフレームを組み合わせれば細部にこだわったサイトを作成できます。ひとつの商品に画像を50枚登録できるのも大きな特長です。

有料のおすすめサービス3選

続けて、有料のおすすめASPサービスを3つ紹介します。

MakeShop
MakeShop(メイクショップ)は導入実績22,000店舗を誇るECプラットフォームで、業界No.1となる651個の機能を標準装備しています。ECサイトの作成から運営、集客までをスムーズにでき、リターゲティング広告やSNS連携も利用可能です。MakeShopでは売上手数料が発生しないため、売上が大きいほどお得といえます。初期費用10,000円(税抜)、月額利用料10,000円(税抜)。長期契約時に割引あり。

Shopify
カナダ発のShopify(ショッピファイ)は、世界中で100万以上のショップに導入されているECプラットフォームです。70種類以上ものカスタマイズ可能なテーマからデザインを選び、ドラッグ&ドロップだけで簡単にサイトをデザインすることができます。インサイトも用意されているため、効果検証をしながらサイトを運用できます。月額利用料はベーシック29ドル・スタンダード79ドル・プレミアム299ドルで、初期費用無料。14日間の無料体験あり。

futureshop
Futureshop(フューチャーショップ)は、年商1億円を超える店舗が続々と誕生しているECプラットフォームで、CMS機能を備えた高いカスタマイズ性によってデザインにこだわったショップを構築できます。ECアドバイザーによるサポート体制が充実しており、Web接客やCRMなどといった外部サービスとの連携ができるのも大きな特長です。スタンダードプランは初期費用・月額ともに22,000円(税抜)~、ゴールドプランは初期費用52,000円・月額81,000円(税抜)。いずれのプランも年間契約による割引あり。

自由度の高いECサイト構築ならクラウドワークス


ASPサービスはコストを最小限に抑えて簡単にECサイトを構築できることがメリットですが、カスタマイズ性が低いことや外部との連携が難しいなどといった側面もあります。

細部にまでこだわったECサイトを構築した場合、ECサイト構築や運用経験をもつ人材が多く登録するクラウドワークスを利用することがおすすめです。完成させたいECサイトの規模、契約するフリーランスの経歴などによってコストの変動はあるものの、交渉次第では予算内で自由度の高いECサイトを持てる可能性があります。

また、ECサイトの構築とはいかなくても、例えばカスタマイズ性が高いASPサービスのカスタマイズだけを依頼するなども可能です。条件や希望するスキルを細かく指定して人材を探せるうえ、正式な契約前にはスキル確認などもできるためミスマッチを防ぐことができます。

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まとめ

自社で一から開発を行うと数百万円のコストがかかることもあるECサイトですが、ASPサービスを利用すればわずかな初期費用で簡単にショップを構築することができます。ASPサービスは簡単かつ最小限のコストであるものの、カスタマイズ性や独自色を細かいところまで追求したいとなると難しい部分もあります。デザインや機能性を高めたいならば、プロに外注することも検討してみてください。

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佐藤カイ
オウンドメディアを持つ複数の企業において、WEBチームマネージャーとしてWEBマーケティング、GA解析、リスティング広告などを担当した経歴を持つ。現在クラウドワークスを中心にIT系の記事などを書くライターとして活動中。

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