近頃、インターネット広告では、効果的な広告手法として記事LPが注目されています。従来のLPとは何が違うのでしょうか。記事LPとは何か解説したうえで、記事LPのメリットや作り方のポイントについて紹介していきます。
目次
そもそも「記事LP」とは
一般的なLPは当然ながら広告が主体となっていますが、記事LPはどのようなものなのか、特徴や目的をまとめました。
Webメディアのような読み物風LP
記事LPとは、Webメディアの記事と同じ構成やデザインでつくられている、読み物風のランディングページをいいます。「PR」など広告とわかるように表記されていますが、記事LPと気づかずに読んでいる人も少なくないと考えられます。また、FacebookやTwitterなどSNS広告でも、体験談型のブログ風の記事LPが増えてきました。
メインLPへの誘導が目的
記事LPは通常のメインLPへの誘導を目的としているケースが一般的です。記事内でターゲットとなるユーザーが抱える悩みを取り上げ、解決策を示したうえで、関連する商品やサービスとして紹介するという流れになっています。そして、商品やサービスの詳しい情報を知ってもらうために、メインLPのリンクに飛ぶように誘導しています。
記事LPのメリット
Webメディアなどで記事LPがなぜ増えているのか、メリットをもとにみていきます。
ユーザーの興味を引きやすい
記事LPはユーザーの興味を引いて、目を通してもらいやすいことがメリットです。Webメディアを読んでいるときに、広告のテキストに興味を持ってクリックし、通常のLPが表示されると、違和感からすぐに離脱してしまうことが考えられます。一方、記事LPは他のコンテンツと同じような体裁でつくられていますので、タイトルに興味を持ったら、自然な流れで読んでいくことが期待できるのです。
アクセスを集めやすい
一定の影響力を持ったWebメディアに広告出稿することで、多くの人の目に触れやすくなり、アクセスを集めやすいこともメリットに挙げられます。自社のオウンドメディアだけでは、SEO対策を強化したとしても、集客できる層には限界があります。ただし、広告出稿には費用がかかりますので、費用対効果を踏まえたうえで検討してみましょう。
購入意欲の高いユーザーを集めやすい
記事LPはユーザーの抱える悩みに対して、原因や解決策を示していくものですので、商品やサービスに関連することに興味を持つユーザーを集客しやすいこともメリットです。購入意欲の高いユーザーを集めることで、コンバージョンにつながりやすくなります。広告効果を高めるためには、悩みに対する解決することでモチベーションを高めて、メインLPへ誘導していくことが重要です。
記事LPの作り方のポイント
では、実際に集客力があり、コンバージョンにつながる記事LPにするにはどうしたらよいのでしょうか。記事LPの作り方のポイントを4つにまとめました。
親和性の高いメディアを選択
「みんなが知っている、多くのアクセスを集めるメディアだから」という理由で、出稿先のWebメディアを選ぶと、期待していたほどアクセスが得られないケースがあります。単にPVなどの規模や認知度だけで選ぶのではなく、広告展開する商品やサービスとの親和性から、メディアを選択することが大切です。商品やサービスのターゲット層とユーザー層が重なるWebメディアを選ぶようにしましょう。
宣伝色を弱めて有益なコンテンツにする
記事LPは冒頭から宣伝色が強いと、ネガティブなイメージを持たれやすく、離脱につながりやすくなります。ユーザーの悩みを解決する有益な情報を提供し、自然な流れで商品を紹介することで、メインLPへの誘導やコンバージョンにつながりやすくなります。有益な情報を7割、商品やサービスに関する情報は3割を目安にしましょう。
ターゲットの視点に立つ
一般的に広告は、ターゲットに伝えたいことを伝えるための手段です。しかし、記事LPでは伝えたいことが全面に出ていても、ターゲットが興味を持つ内容でなければ、クリックされて読まれることは少ないです。ターゲットの視点に立ち、ターゲットが知りたいことから、商品紹介につなげていく動線をつくっていくことが大切です。
目を引くタイトルをつける
実際に記事LPが読まれるかどうかは、タイトルにかかっています。ユーザーが気になるような目を引くタイトルをつけるのがポイントです。たとえば、「○○なのはなぜ?知っておきたい5つの理由」といった形で、2フレーズに分ける、「!」や「?」を入れる、数字を入れるといった手法を取り入れると、クリックされやすくなります。
記事LPの効果を高めるには?
記事LPは出稿したら終わりではありません。広告としての効果を高めていくことが重要です。
検証を繰り返していく
記事LPによる効果を高めていくためには、実際に検証を繰り返していくことが必要です。タイトルを変えるだけでCTRが向上したり、キャッチコピーを変更したことでコンバージョンにつながったりすることが少なくありません。まずは量産して反応の違いを比較する、訴求点を変えてABテストを行うなど検証を繰り返して、記事LPの効果を高める方法をつかんでいきましょう。
まとめ
インターネット広告では、自然な形での流入を狙う広告形態の一つとして、記事LPの活用がますます広がっていくとみられています。記事LPを広告手法の一つとして活用することを検討してみましょう。クラウドワークスでも、記事LPのデザインやライティングの依頼ができます。詳しい依頼方法などは、「CWコンシェルジュ」に問い合わせてみましょう。