マーケティング
公開日: 2020.08.24 / 最終更新日: 2022.08.01

厳選LPOツール3つを比較!機能・料金・サポート別の内容とは?

LPOツールとは、ランディングページを訪問するユーザーの行動を分析することで、より効果の高いページを制作・編集できるツールです。Webマーケティングに力を入れる企業の中にはLPOツールを積極的に導入しているところもあるため、この記事ではLPOツールを比較するポイントやおすすめのツール3つを紹介します。

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LPOツールを比較する際のポイント

LPOツールを比較する際、以下4つのポイントを参考にしてみてください。

自社に適した機能を有しているか

LPOツールには基本機能だけを備えたものから多機能なものまで様々な種類があります。そのため、まずは社内システムとの連携が可能なのか、A/Bテストや多角的な分析ができる機能が搭載されているかなど、自社のLP改善に必要な機能が揃っているかを比較し、ニーズに合致するツールを選定することが大切です。また、高機能なツールほどコストが割高になる傾向があるため、自社のランディングページに不要な機能が多く備えられていないかを確認しておくことも、適正価格で導入するポイントです。

料金体系の詳細な説明があるか

LPOツールの料金プランには、毎月一定の利用料金が発生する「月額制」と、PV数やクリック率に応じて変動する「従量制」の2つがあります。サービスによっては初期費用やオプション料金が別途発生するケースもあるため、このようなコストの詳しい説明があるかも確認が必要です。なお、ツールを導入したあとに発生した利益よりも運用コストのほうが上回るようであれば、別のツールを検討することも視野に入れましょう。

LP制作・編集に自由度があるか

LPOツールの中には、テンプレート化されていてどの社員でも直感的に操作しやすいものもあれば、HTML・CSSでの編集が可能でカスタマイズ性が高いものもあります。何を重視するのかによってツールの選択肢は変わるため、どこまでの自由度・カスタマイズ性が必要か検討することが大切です。たとえば、SEOに対応したLP作成やヘッダー画像作成、テキストやボタンなどのフォント・装飾、要素の追加・削除、問い合わせフォームの別ページ設定などの有無などのチェックが挙げられます。

サポートは充実しているか

LP制作のスキル・知識を持つ人材が社内にいないとなると、どうしても疑問点や不明点を解消するまでに時間がかかります。このようなときに確認しておきたいのは、操作方法やトラブル発生時のサポートです。基本的な操作方法が確認できるマニュアル・動画の用意、疑問や質問に答えてくれるカスタマーサポートなどがあるかも比較しておきたいポイントです。

【2020年版】おすすめLPOツール3選

数多くあるLPOツールの中でも、上で紹介した4つのポイントにおいて特におすすめしたいツールを3つご紹介します。

DLPO

2005年に日本発のLPOツールとしてサービス提供が開始された「DLPO(ディーエルピーオー)」は、金融業界や不動産業界などの分野で導入実績が多いツールです。LPOツールの中でも、売り上げが4年連続で1位(2011~2014年 株式会社ミック経済研究所、株式会社ITR調べ)となった実績もあり、これまでに700社以上の企業サイトのCV改善を実現しています。

SiTest

SiTest(サイテスト)」は、Webマーケティングのコンサルタント歴9年を誇る株式会社グラッドキューブが開発した、分析からテストまでを一気に行えるツールです。PDCAサイクルの構築に長けており、これだけでWeb運用の管理・改善が実現できます。YAHOO!やFacebook、Twitter、LINEなどの認定パートナーにも指名されるなど、高い評価を得ています。

Kaizen Platform

Kaizen Platform(カイゼン・プラットフォーム)」は、LP改善に必要な開発コストを削減することを目的として開発されたLPOツールです。導入企業は累計で500社以上、施策数は累計3万回以上の実績があります。同サービスのプラットフォーム上に在籍するグロースハッカーから改善提案をもらえることが、他のLPOツールとの違いです。

【LPOツール比較】搭載されている機能

次に、それぞれに搭載されている具体的な機能を詳しく説明します。

DLPOの場合

DLPOはあらゆるテスト機能や外部サービスとの連携機能が充実しています。たとえば2つのページの効果を比較できるA/Bテストや、ページ内の商品画像・キャッチコピーなどの要素別の効果を分析できる多変量テストを実施できます。それぞれオーディエンス全体だけでなく流入元やセグメント別に行えます。また、Web解析ツールのGoogle Analyticsや、タグマネジメントツールのGoogle Tag Managerなどと連携もできるので、より多角的な分析が可能です。

SiTestの場合

SiTestはヒートマップ解析やテスト機能、EFO(エントリーフォーム最適化)、Web広告連携機能など、バリエーションに富んだ機能を備えたLPOツールです。ヒートマップ解析とはユーザー閲覧範囲や滞在時間などを色別で表示してくれる機能で、ページ上のどこで離脱しているのかなどが一目でわかります。さらに、ユーザーが閲覧している時の一連の動きを画面上に再現してくれる録画再生機能も搭載しているため、より詳しくユーザーの行動をデータで分析することができます。

Kaizen Platformの場合

Kaizen Platformは、改善したいLP内にタグを挿入するだけでパーソナライズ機能の実装・動画の設置などが可能です。システム開発などの事前準備が不要であるため開発コストがかかりません。また、KPI(重要業績評価指標)の達成状況などのレポートも充実しており、3万件以上のユーザー体験(UX)から得た改善データをもとに、効果的な改善案を提案してくれます。

【LPOツール比較】料金やサポート

3つのLPOツールの料金やサポート面について紹介します。

DLPOの場合

DLPOの利用には月額料金のほかに初期費用が発生するため、最低でも10~15万円程度を見積もっておく必要があります。また、ターゲティング機能を利用して詳しい分析を行いたい場合には別途オプション料金が必要です。

サポート面としては、オンラインサポートや電話・メール対応だけでなく、700社以上の導入実績に基づいた実装マニュアルやサポートサイトが利用できます。実装や運用に関する質問を詳しく知りたい時は、テクニカルサポートやカスタマーサクセスの専属スタッフに相談することも可能です。

SiTestの場合

SiTestの利用には月額5~10万円程度の費用が発生します。初期費用は不要で、1カ月間の無料トライアルを利用できます。契約期間は最短3カ月からで、長期契約をした場合は割引制度の対象となります。

サポート面としては、専任のカスタマーサポートによる導入前後のオンラインサポートを無料で受けられます。同社の有料コンサルティングを利用すれば、サイト改善・運用代行・サイト制作など、自社のWebマーケティング全般のサポートを依頼することも可能です。

Kaizen Platformの場合

Kaizen Platformの月額料金は契約条件や使用する機能によって異なりますが、50万円程度がひとつの目安です。支払いは1ポイント1,000円(税抜)で購入できる「Kaizen ポイント」という独自のポイントを利用したシステムで行います。

サポート面としては、運用上のトラブルや課題が見つかった・リソース不足で運営が困難などの場合は、プロジェクトマネージャーやグロースハッカーなどで構成された専門チームに依頼することができます。

LPOツールを活用しながらCVをアップさせるには?

LPOツールで得られた結果をもとに改善を繰り返すことが重要ですが、人的・時間的リソースがなく肝心の改善作業が進められない場合、プロの人材が多数在籍するクラウドソーシングサービスを活用することがおすすめです。中でも「クラウドワークス」には豊富な実績をもつWebデザイナーやWebマーケターなどが数多く在籍しており、仕事を依頼してから最短15分程度で発注ができるというスピード感が大きなメリットです。

1人ひとりのプロフィール・実績・ポートフォリオなどを事前に確認できたり、気になる点は契約前に質問したりすることも可能なので、自社に合う人材をじっくりと選べるのもメリットです。サービスに関する詳しい資料はこちらからダウンロードいただけます。
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まとめ

LPOツールを比較する際は、自社に必要な機能を搭載している、制作・編集の自由度がある、手厚いサポートがあるなどを確認したうえで、自社に合ったLPOツールを選びましょう。さらにCVをアップさせたいときは、LPのデザインをクラウドソーシングに外注することをおすすめします。一度検討してみてはいかがでしょうか。

フリーランスと制作会社ではLP制作の相場が異なるため、こちらの記事をもとに予算感を確認しておきましょう。
関連記事:LP制作の相場とは?フリーランスと制作会社だとどのくらい変わる?

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ippo(一歩)
ビジネス系Webメディアにて執筆を担当。カード決済会社など、複数のオウンドメディアでの執筆経験あり。自身が従業員の教育や指導で得た経験を活かした、業務効率化やビジネス知識の解説などのテーマを得意とする。ブログ運営やビジネス心理学講座で1年半以上学んだ知識や経験をもつ。

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