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公開日: 2023.07.05 / 最終更新日: 2023.11.15

クリエイティブとは?意味や仕事の種類、言葉の使い方について解説

クリエイティブ」はさまざまな意味を持つ言葉です。新しいデザインやコンテンツ、それを制作する人、広告の制作物、広告の画像素材などを指して「クリエイティブ」と呼ぶため、幅広い用途で使われています。今回は、クリエイティブの意味や言葉の語源、クリエイティブな人の特徴、クリエイティブな仕事に役立つツールなどを紹介します。

クリエイティブとはどういう意味?

クリエイティブとはどういう意味?はじめに、クリエイティブという言葉の意味を紹介します。

「新しいものを作り出す」という意味

クリエイティブ(creative)は、創造的な・独創的な・想像力のあるなどの意味を持つ英単語です。主に、個性的な発想でアイデアを生み出したり、新しいものを創作したりすることを指します。
日本語でも「クリエイティブな人」というように形容詞として使用され、何かを作る人をクリエイターと呼びます。また、課題や物事に対して柔軟に対応する際に、「クリエイティブに解決する」「クリエイティブに考える」といった使い方をすることもあります。

広告素材としての意味

広告業界では、「クリエイティブ」は名詞として使われます。主に、広告そのもの(広告のために制作されたコンテンツ)を指す場合と、広告に使われた素材(写真・イラストなどの画像素材)を指す場合があります。例えば、以下のようなニュアンスで使われます。

・クリエイティブ(広告)の進捗を確認する
・クリエイティブ(画像素材)を用意する

広告素材の中でも、テキスト素材はこれらと区別し、「コピー」「原稿」と呼ばれることが一般的です。なお、Web広告の場合、クリエイティブは主にバナー広告(画像・アニメーションによる広告)のことを指しています。

バナー広告の種類や制作料金、内訳などについては、以下のページを参考にしてください。
関連記事:バナー制作料金の相場を紹介

職種や部門としての意味

広告やデザインの制作者(あるいは制作チーム)を指して、「クリエイティブ職」「クリエイティブ部門」と呼ぶこともあります。以下のように、制作系のクリエイティブ職と、企画・管理系のクリエイティブ職に分かれます。

【制作系のクリエイティブ職】
・デザイナー
・ライター
・編集者

【企画・管理系のクリエイティブ職】
・プランナー
・ディレクター
・プロデューサー

クリエイティブという言葉の語源

クリエイティブという言葉の語源クリエイティブは、英語の「creative」という形容詞から来ており、「create」+「ive」を組み合わせた単語になります。

create=「創造する」という意味の動詞
ive=「~の性質を持つ」という意味の接尾語

英語のcreateの語源は、ラテン語の「creare」です。creareは、産み出す・育てる・新たな命を生むなどの意味があり、「神が世界を創造した」というニュアンスが含まれます。これは、今までなかったものを神が作り出したという意味合いで、そこから転じて、人が何かを創造する場合も、クリエイティブ=新しいものを生み出すという意味で使われています。

クリエイティブな人の特徴【性格】

クリエイティブな人の特徴【性格】クリエイティブな人には、以下のような特徴(性格の共通点)があります。

好奇心が強い

クリエイティブな人は、珍しいことや自分が知らないことに興味を持ちやすく、好奇心が強いことが特徴です。想像力や探求心も強いため、新しい物事に積極的に関わろうとする人が多い傾向にあります。また、気になった対象をよく観察することで、物事や自身の周囲に起こる変化を敏感に察知し、そこから奇抜なアイデアや発想が思い浮かぶという人もいます。

熱しやすく冷めやすい

クリエイティブな人は、熱しやすく冷めやすいタイプが多い傾向にあります。自分が興味のあるものに対しては熱心に取り組みますが、創作の役に立たないものには最初から関心を示さないなど、好き嫌いがはっきりしていることが特徴です。また、常に刺激を求めているため、同じ日課(ルーティン業務など)をこなすことを嫌がる人も少なくありません。

個性を尊重する

クリエイティブな人は、新しいものを創り出したいという気持ちが強く、個性やオリジナリティを尊重することが特徴です。独創的なアイデアを考案するために、普段から常識にとらわれることなく、自分の感性を大切にしています。また、オンリーワンのような存在に価値を感じるため、アイデアや創作したものが誰かと類似することを非常に嫌がります。

クリエイティブな人の特徴【行動】

クリエイティブな人の特徴【行動】クリエイティブな人には、以下のような特徴(行動の共通点)があります。

時間を忘れて没頭する

クリエイティブな人は、自分が興味を持ったものには時間を忘れて没頭できることが特徴です。その結果、食事や睡眠などを忘れてしまうこともあります。また、新しいアイデアが思い浮かぶとそのこと以外は考えられなくなり、自分が納得するまで探求し続ける人が多い傾向にあります。

思いついたら即行動に移す

クリエイティブな人は、閃いたアイデアをすぐに試したくなり、早く形にしたいと考える人が多い傾向にあります。いろいろなことに興味を持つため、多方面にアンテナを張っている場合が多く、少しでも気になったら即行動に移すことが特徴です。なかには、仕事とは関係ない趣味に没頭したり、未経験の難しい仕事に挑戦したりするケースもあります。

積極的に質問する

クリエイティブな人は、些細なことであっても自分が「なぜ?」と思ったら、積極的に調べたり質問したりすることが特徴です。疑問点や気になることを適当に済ませておくことができず、自分の理解度を深めるための労力はいとわない傾向にあります。幅広い知識を身につけることで、新しいアイデアを生み出すための参考にしている人も多くいます。

クリエイティブな仕事とは何か

クリエイティブな仕事とは何かクリエイティブな仕事は、何かを生み出したり作ったりする仕事全般のことです。そのため、広告・映像・Web・ファッション・ゲームなど、さまざまな業界の仕事があります。ここでは、数あるクリエイティブな仕事の中から人気の職業をいくつか紹介します。

グラフィックデザイナー

グラフィックデザイナーは、紙媒体・Web媒体の印刷物などのデザインをする仕事です。

【デザインするものの例】
・チラシ、パンフレット
・商品のパッケージ
・新聞や雑誌の広告
・店舗の看板
・キャラクターのデザインなど

主な仕事内容は、依頼者との打ち合わせやデザインの方向性の立案などで、企画内容に合わせてデザインする工程や修正作業も含まれます。グラフィックデザイナーになるために資格は必要ありませんが、以下のような資格(デザインに関する知識や、デザイン関連ツールの資格)を持っていると有利に案件を獲得できるでしょう。

・色彩検定
・DTPエキスパート認証試験
・Photoshop、Illustratorのクリエイター能力認定試験

DTPデザインの基礎知識や料金相場などについては、以下のページでまとめています。
関連記事:DTPデザイン料金の相場を解説

Webデザイナー

Webデザイナーは、Webサイト(ホームページなど)を制作する仕事です。サイト全体の構成や搭載機能の使いやすさ、魅力的なデザインを実現するなど、仕事内容は多岐にわたります。Webサイトの構築やデザインで使う言語(HTML・CSSなど)に関する知識は求められますが、Webデザイナーになるために資格は必要ありません。コードやデザインツールなどの幅広い知識があると重宝されるため、以下のような資格を取得することもあります。

・ウェブデザイン技能検定
・アドビ認定エキスパート
・HTML5プロフェッショナル認定資格

Webデザインの費用相場や内訳については、以下のページを参考にしてください。
関連記事:Webデザイン費用の相場を紹介

映像クリエイター

映像クリエイターは、さまざまな映像作品(テレビ・CM・映画・プロモーションビデオ・ゲームなど)を制作する仕事です。近年では、YouTubeの利用者数が増加傾向であり、YouTube動画の制作に詳しい人材や、映像クリエイターの活躍の場が広がっています。映像クリエイターになるために資格は必要ありませんが、CG技術や流行りの映像技法などのスキルがあると重宝されるため、以下のような資格を取得するケースもあります。

・画像処理エンジニア検定
・CGクリエイター検定
・CGエンジニア検定

動画制作の依頼方法や手順、YouTube動画の編集ノウハウなどについては、以下のページで詳しく紹介しています。
関連記事:【完全版】動画作成・制作の依頼ガイド
関連記事:YouTube動画編集のノウハウを紹介!便利ツールや外注のコツも

クリエイティブな仕事に役立つツール

クリエイティブな仕事に役立つツールここでは、クリエイティブな仕事に役立つツールをいくつか紹介します。

※いずれのツールも無料版・有料版があります。

Brushup(ブラッシュアップ) 

Brushupは、さまざまな種類のデータをWebブラウザ上で確認でき、コメントや手書きのメモでフィードバックを行えるレビューツールです。制作物のやりとりを効率化できる機能を多数搭載しており、さまざまなファイル形式(Illustrator・Photoshop・Officeドキュメント・PDFなど)に対応しています。また、Chatwork・Slackなどの外部サービスと連携でき、情報共有やタスク管理も行えるため、プロジェクト管理ツールとしても活用できます。

Miro(ミロ)

Miroは、複数人でホワイトボードを閲覧・編集できるツールです。無地のホワイトボードにテキスト・図形などを書き込むことができ、現場のホワイトボードを使ってするような作業をオンライン上で行えます。例えば、会議の発言を記録したり、表やグラフを用いて情報整理をしたり、アイデアを付箋で貼り付けたりなど、さまざまな用途で活用できます。また、情報やアイデアを整理したい場合は、マインドマップ機能を使うことも可能です。

Canva(キャンバ)

Canvaは、高機能のグラフィックデザインツールです。ロゴ・バナー・チラシ・名刺・プレゼン資料など、多くのクリエイティブ制作・デザイン制作に対応しており、無料版でも25万点以上の豊富な素材やデザインのテンプレートを利用できます。また、SNSのアイコンやサムネイルの作成、SNSの予約投稿の機能などもあり、PCのブラウザだけでなく、スマホ・タブレットなどのモバイル端末のアプリでも操作可能です。

クリエイティブな仕事・案件を探すなら「クラウドワークス」へ

クリエイティブな仕事を探したい、自分のスキルを活かしたい場合は、クラウドソーシングサービス(※)を利用する方法がおすすめです。なかでも日本最大級の「クラウドワークス」には、クリエイティブな仕事を外注したい企業・個人が多数登録しています。

受注者として無料で登録すれば、掲載されている幅広い案件の中から気になったものに応募することが可能です。また、自身のプロフィール(実績・保有資格・目安料金など)や希望する仕事を記入すれば、仕事を依頼したい企業側からスカウトされるケースもあります。

【クラウドワークスに掲載されたクリエイティブな仕事・案件の例】
・イラストや漫画制作:1枚あたり3,000円~1万円
・企業ロゴのデザイン制作:デザイン1つあたり2~5万円
・SNSのコンテンツ企画、運用代行:月額5~10万円

そのほか、チラシや名刺のデザイン、画像加工・動画編集、Web記事のライティング、広告のLP作成、Twitter(X)やThreadsのアイコン制作など、さまざまなクリエイティブ関連の案件が募集されています。

クラウドワークスで発注されているクリエイティブ関連の仕事・案件の一覧を見てみる

(※)クラウドソーシングサービスとは、仕事を外注したい人・受注したい人をインターネット上でマッチングするサービスのこと

クラウドワークスの使い方や事例、発注相場がわかる資料をダウンロードする

まとめ

クリエイティブ職に求められるスキルは、働く会社の業態によって異なります。社内のクリエイティブ部門の場合、自社サービスやコンテンツを制作するため、企業のコンセプトやブランドイメージへの深い理解が求められ、制作対象は企業が運営するコンテンツに限られます。一方で、代理店や制作会社で働く場合は、各クライアントの要望に合わせてコンテンツを制作するため、さまざまな業種やサービスに関するコンテンツ制作の経験を積めます。転職先や受注する仕事を選ぶ際は、クリエイティブ職の仕事内容を理解したうえで、自分のスキルや用途にマッチしたものを選ぶようにしましょう。

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クラウドソーシングTimes編集部
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