外注ノウハウ
公開日: 2022.06.01 / 最終更新日: 2024.01.04

【2024年版】バナー制作料金の相場を紹介

バナー制作の料金は、写真やイラストを使った静止画バナーであれば3,000円~1万円程度、アニメーションを使った動きのあるバナーの場合は7,000円~2万円程度が相場です。バナーの種類やサイズによって依頼料金が大きく異なり、動画を使ったバナー制作では数十万円以上の費用がかかるケースもあります。今回は、バナー制作の費用相場やバナー制作にかかる費用の内訳、費用を安く抑えるコツなどを紹介します。

【バナーの種類別】制作費用相場 

バナーにはいくつか種類があります。まずは、それぞれの概要や費用相場を紹介します。

静止画バナー

静止画バナーとは、静止した素材(写真・イラスト・文字など)を用いたバナーです。WebサイトやSNSなどにバナー広告を掲載する際に、視覚的な効果を高めるために利用されています。さまざまなサイズがあり、サイズ違いのバナーを大量に制作しやすいことが特徴です。
制作費用の相場は3,000円〜1万円程度で、バナーのサイズが大きくなるほど費用が高くなる傾向にあります。

ボタンリンクバナー

「詳細はこちら」「こちらをクリック」などの文字によってユーザーのアクションを誘導するのがボタンリンクバナーです。主に、WebサイトやSNSなどのコンテンツを通じて、クリックを促す手段として活用されています。
制作費用相場は1,500円〜と比較的安価ですが、クリックさせるためのデザイン・色彩・配置などが重要となるため、制作者のスキルやノウハウが試されるバナーといえます。

動画広告バナー

動画広告バナーは、SNSへ広告を掲載する際に使われるバナーです。バナー上に動画の再生ボタンを設置していることが多く、15〜30秒ほどの動画であることが一般的です。
動画制作にかかる工数やクオリティ、演出、キャスティングなどによって費用が大きく異なり、相場は3~100万円です。相場金額の幅が広いため、外部へ制作を依頼する場合は事前に見積もりを出してもらうと良いでしょう。

GIFアニメバナー

GIFアニメバナーは、静止画と動画の中間にあたる形式で、静止画を繋ぎ合わせて「パラパラ漫画」のように表示します。動きがある分、静止画バナーよりもユーザーの目を引きやすく、広告スペースが狭くてもバナーの存在感をアピールできるメリットがあります。
制作費用の相場は7,000〜8,000円程度で、コマ数や動きのパターンが多い場合は1万円以上になることもあります。

FLASHアニメーションバナー

FLASHアニメーションバナーは、Adobe FLASH(※)を使ったバナーです。動画広告バナーのように滑らかな動画を制作できますが、FLASHの再生環境がないと視聴できない点に注意が必要です。
制作費用の相場は2万円程度です。

(※)Adobe FLASHは、2020年にサポートが終了しています。代替品として、2021年以降はGoogle推奨の「HTML5バナー」などの普及が進んでいます。

【バナーのサイズ別】制作費用相場

次に、バナーのサイズ別に制作費用の相場を紹介します。

バナーサイズ 費用相場
極小 1,000〜3,000円
4,000〜5,000円
5,000〜9,000円
6,000円〜1万円

以下、バナーのサイズや料金などをさらに詳しく解説します。

極小サイズ

300px以下の極小サイズのバナーは、1,000〜3,000円が制作費用の相場です。スマートフォン用の小さいサイズのバナー広告などに使われています。

・133px×55px(横長の長方形)
・120px×60px(長方形)
・200px×200px(正方形)

小サイズ

550px以下の小サイズのバナーは、4,000〜5,000円が制作費用の相場です。Webサイトのサイドバーや、ヘッダー・フッターなどに表示するバナー広告で使われます。

・300px×50px(横長の長方形)
・300px×250px(長方形)
・200px×200px(正方形)

中サイズ

900px以下の中サイズのバナーは、5,000〜9,000円が制作費用の相場です。コンテンツの文章の間に入れる広告や、パソコンやタブレットなどに表示する広告で使われます。

・728px×90px(横長の長方形)
・120px×600px(縦長の長方形)
・300px×600px(長方形)

大サイズ

1500px程度の大サイズの広告バナーになると、6,000円〜1万円が制作費用の相場になります。サイドバー型の広告や、トップページへ表示する広告などで使われます。

・970px×250px(横長の長方形)
・300px×1050px(縦長の長方形)
・1200px×628px(長方形)

バナー制作にかかる費用の内訳 

続いて、バナー制作を外注する際にかかる費用の内訳をそれぞれ紹介します。

費用の種類 費用相場
ディレクション費・制作管理費 制作費全体の10〜20%
デザイン費用 必要に応じて
撮影費用 2,000~20,000円
その他費用 必要に応じて

以下、詳細を説明します。

ディレクション費・制作管理費

ディレクション・制作管理費とは、バナー制作の進行管理や品質チェックにかかる費用です。複数のタスクが並行したり、複数人でプロジェクトを行ったりする際に発生します。制作費全体の10〜20%(数万円程度)が相場で、デザイン費用に含まれることもあります。

デザイン費用

デザイン費用は、バナーのデザインにかかる費用です。デザインに使用する素材費(有料の写真素材・CG加工にかかる費用など)や、修正費用などが含まれるケースもあります。
制作依頼先にもよりますが、デザイン費用の範囲内で対応可能な修正回数には限りがあることが多く、それを超える回数の修正を希望する場合には制作費全体の10〜20%(数万円程度)の追加料金が発生することもあります。

撮影費用

バナーで使う商品写真などの撮影を依頼する場合は、撮影費用がかかります。商品1点(2~3カットの撮影)につき2,000〜4,000円が相場です。2時間の撮影で2~3万円など、時間制で料金が決まることもあります。
遠方で撮影する場合やモデルが必要になる場合などは、交通費やキャスティング費などがかかるため、相場よりも高額になる傾向にあります。

その他費用

短納期でバナー制作を依頼すると、特急料金が発生することがあります。特急料金によって通常の1.5〜2倍の料金がかかるケースもあるため、余裕のあるスケジュール(おおむね1週間程度の納期)で依頼することをおすすめします。
また、バナーに使うキャッチコピーなどを外注すると5,000円〜1万円ほどのコピーライティング費用がかかることが多く、人気のあるコピーライターや著名人へ依頼すると10万円を超える場合もあります。

バナー制作費用の決まり方

ここでは、バナー制作費用が決まる要素を紹介します。

バナーの種類

バナー制作費用は、「テキストだけのバナー」→「画像やイラストを使ったバナー」→「動くバナー」の順に費用が高くなります。とくに、バナー広告で使う素材(画像・イラスト・ロゴなど)を依頼側が用意するのか、有料素材を購入するのか、写真撮影から依頼するのかによって、バナー制作にかかる費用が大きく異なります。

バナーのサイズ

すでに紹介した通り、バナーのサイズが大きくなるほど制作費用は高くなります。そのため、複数サイズのバナー制作を依頼するよりも、1つのデザインをリサイズ(拡大・縮小)して使ったほうが費用を抑えられます。バナーのサイズを決める際は、パソコンだけでなく、スマートフォンからでも見やすいサイズ(350px×250px・250px×250pxなど)にするケースが一般的です。

バナー制作費を安くするコツ 

バナー制作費を安くするコツは、デザインの方向性やイメージを固めてから依頼することです。バナー制作を丸投げすると、修正作業が発生したり、依頼する工程が増えたりするため、その分費用が高くなります。また、バナー制作の素材(自社の写真やロゴ、キャッチコピーなど)を用意しておけば、素材費や撮影費にかかるコストをカットできます。

制作するバナーの本数が多い場合は、定額制サービスを利用して制作費用を安くする方法もあります。依頼先の料金プランによりますが、月額1~5万円でバナー制作・ロゴ制作などのデザイン代行を依頼できたり、月額10万円でいろいろなサイズのバナーを月30本まで依頼し放題、といったプランを用意している場合もあります。

バナー制作の外注で失敗しないためには

バナー制作を外注する際は、依頼先のバナー制作の実績をきちんと確認しましょう。多くの場合、各社のホームページに実績や過去案件の事例、デザインのサンプルなどを掲載しています。自社と近い業界のバナー制作をしているか、訴求力の高いバナーを作ってもらえるか、イメージ通りのバナーを制作できるかなどを確認しましょう。

また、依頼先によってバナー制作における対応範囲が異なります。1社にまとめてバナー制作を依頼したい場合は、写真撮影は可能か、キャッチコピーは考案してもらえるかなど、対応可能な作業・範囲について事前に確認しておきましょう。写真撮影はA社に依頼し、バナー制作はB社に依頼するといった方法でも問題ありません。ただし、依頼する会社が増えるほどコミュニケーションに手間やコスト(社員が対応する際の人件費など)がかかるため、なるべく外注の窓口は一本化したほうが良いでしょう。

バナー制作依頼は「クラウドワークス」へ

バナー制作を専門会社に依頼することもできますが、相場より安く、高品質なバナー制作を外注したい場合は、クラウドソーシングサービス(※)を利用する方法があります。
なかでも業界最大手の「クラウドワークス」には、バナー制作経験が豊富な人材や、プロのデザイナー・イラストレーターなどが多数登録しています。

各ワーカーのプロフィール画面からは、バナー制作の実績や過去に受注したバナー制作に対する評価、バナーのサンプルなどを確認できるため、イメージに合うバナーを作れる人材がスムーズに見つかります。

クラウドワークスは、依頼内容の相談・契約・報酬の支払いなどがオンライン上ですべて完結するため、バナー制作をさまざまなスキルを持つ人材に外注しつつ、窓口を一本化することが可能です。

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案件を掲載してワーカーからの応募を待ったり、希望のワーカーをスカウトしたりすることもできますが、複数のデザイン案を比較したい場合は「コンペ形式」もおすすめです。コンペ形式は採用したデザインにのみ報酬を支払うシステムなので、費用を抑えながらクオリティの高いバナーを制作してもらうことが可能です。

過去に開催されたバナー制作コンペの採用デザインはこちら

【バナー制作の費用相場】
・静止画:5,000円〜
・動画:1万円〜
・GIFアニメーション:5,000円〜
・HTML5:1万円〜
・コンペ形式の場合:予算1万円で20提案ほど

(※)クラウドソーシングサービスとは、仕事を外注したい人・受注したい人をインターネット上でマッチングするサービスのこと

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