外注ノウハウ
公開日: 2022.06.01 / 最終更新日: 2023.01.10

【2023年版】バナー制作料金の相場を紹介

Web集客において、バナーはユーザーの印象を左右する重要な要素であり、魅力的なバナーを設置すればクリック率やコンバージョン率の向上が見込めます。今回は、バナーの種類別・サイズ別の費用相場や、バナー制作にかかる費用の内訳、制作費用の決まり方などを紹介します。

【バナーの種類別】制作費用相場 

バナーにはいくつか種類があります。まずは、それぞれの概要や費用相場を紹介します。

静止画バナー

静止画バナーとは、静止した素材(写真・イラスト・文字など)を用いたバナーです。さまざまなサイズがあり、サイズ違いのバナーを大量に制作しやすいことが特徴です。
制作費用の相場は3,000円〜1万円程度で、バナーのサイズが大きくなるほど費用が高くなる傾向にあります。

ボタンリンクバナー

「詳細はこちら」「こちらをクリック」などの文字によってユーザーのアクションを誘導するのがボタンリンクバナーです。
制作費用相場は1,500円〜と比較的安価ですが、クリックさせるためのデザイン・色彩・配置などが重要となるため、制作者のスキルやノウハウが試されるバナーといえます。

動画広告バナー

動画広告バナーは、SNSへ広告を掲載する際に使われるバナーで、15〜30秒ほどの動画であることが一般的です。
動画制作にかかる工数やクオリティ、演出、キャスティングなどによって費用が大きく異なり、相場は3~100万円です。相場金額の幅が広いため、外部へ制作を依頼する場合は事前に見積もりを出してもらうと良いでしょう。

GIFアニメバナー

静止画を繋ぎ合わせて「パラパラ漫画」のように表示するのがGIFアニメバナーです。動きがある分、静止画バナーよりもユーザーの目を引きやすく、広告スペースが狭くてもバナーの存在感をアピールできるメリットがあります。
制作費用の相場は7,000〜8,000円程度で、コマ数や動きのパターンが多い場合は1万円以上になることもあります。

FLASHアニメーションバナー

FLASHアニメーションバナーは、Adobe FLASH(※)を使ったバナーです。動画広告バナーのように滑らかな動画を制作できますが、FLASHの再生環境がないと視聴できない点に注意が必要です。
制作費用の相場は2万円程度です。

(※)Adobe FLASHは、2020年にサポートが終了しています。代替品として、2021年以降はGoogle推奨の「HTML5バナー」などの普及が進んでいます。

【バナーのサイズ別】制作費用相場

次に、バナーのサイズ別に制作費用の相場を紹介します。

極小サイズ

300px以下の極小サイズのバナーは、1,000〜3,000円が制作費用の相場です。スマートフォン用に使われる120px×60px・133px×55pxのバナーなどが該当します。

小サイズ

550px以下の小サイズのバナーは、4,000〜5,000円が相場です。横長の長方形(300px×250px)や、正方形(200px×200px・250px×250px)などの形状があります。

中サイズ

900px以下の中サイズのバナーは、5,000〜9,000円が相場です。横長の長方形(728px×90px)や、縦長の長方形(120px×600px)などが主な形状です。

大サイズ

1500px程度の大サイズの広告バナーになると、制作費用相場は6,000円〜1万円になります。サイドバー型の広告や、トップページへ表示する広告に使われるサイズのバナーを指します。

バナー制作にかかる費用の内訳 

続いて、バナー制作を外注する際にかかる費用の内訳をそれぞれ紹介します。

ディレクション費・制作管理費

ディレクション・制作管理費とは、バナー制作の進行管理や品質チェックにかかる費用です。複数のタスクが並行したり、複数人でプロジェクトを行ったりする際に発生します。制作費全体の10〜20%(数万円程度)が相場で、デザイン費用に含まれることもあります。

デザイン費用

デザイン費用はバナーのデザインにかかる費用で、デザインに使用する素材費(有料の写真素材・CG加工にかかる費用など)や修正費用も含まれます。
制作依頼先にもよりますが、デザイン費用の範囲内で対応可能な修正回数には限りがあることが多く、それを超える回数の修正を希望する場合には制作費全体の10〜20%(数万円程度)の追加料金が発生することもあります。

撮影費用

バナーで使う商品写真などの撮影を依頼する場合は、撮影費用がかかります。商品1点(2~3カットの撮影)につき2,000〜4,000円が相場です。2時間の撮影で2~3万円など、時間制で料金が決まることもあります。
遠方で撮影する場合やモデルが必要になる場合などは、交通費やキャスティング費などがかかるため、相場よりも高額になる傾向にあります。

その他費用

短納期でバナー制作を依頼すると、特急料金が発生することがあります。特急料金によって通常の1.5〜2倍の料金がかかるケースもあるため、余裕のあるスケジュール(おおむね1週間程度の納期)で依頼することをおすすめします。
また、バナーに使うキャッチコピーなどを外注すると5,000円〜1万円ほどのコピーライティング費用がかかることが多く、人気のあるコピーライターや著名人へ依頼すると10万円を超える場合もあります。

バナー制作費用の決まり方

ここでは、バナー制作費用が決まる要素を紹介します。

バナーの種類

バナー制作費用は、「テキストだけのバナー」→「画像やイラストを使ったバナー」→「動くバナー」の順に費用が高くなります。バナーに使う素材(写真・イラスト・ロゴなど)の種類や数も費用に影響するため、自分で用意した素材を指定してバナー制作を依頼すると費用を抑えられることがあります。

バナーのサイズ

すでに紹介した通り、バナーのサイズが大きくなるほど制作費用は高くなります。そのため、複数サイズのバナー制作を依頼するよりも、1つのデザインをリサイズ(拡大・縮小)して使ったほうが費用を抑えられます。

バナー制作依頼は「クラウドワークス」へ

バナー制作を専門会社に依頼することもできますが、相場より安く、高品質なバナー制作を外注したい場合は、クラウドソーシングサービス(※)を利用する方法があります。
なかでも業界最大手の「クラウドワークス」は登録ワーカー数が400万人を超えており、バナー制作経験が豊富な人材や、プロのデザイナー・イラストレーターなどを探すことができます。

各ワーカーのプロフィール画面からは、バナー制作の実績や過去に受注したバナー制作に対する評価、バナーのサンプルなどを確認できるため、イメージに合うバナーを作れる人材がスムーズに見つかります。

バナー制作を依頼できるワーカー一覧を見てみる

案件を掲載してワーカーからの応募を待ったり、希望のワーカーをスカウトしたりすることもできますが、複数のデザイン案を比較したい場合は「コンペ形式」もおすすめです。コンペ形式は採用したデザインにのみ報酬を支払うシステムなので、費用を抑えながらクオリティの高いバナーを制作してもらうことが可能です。

過去に開催されたバナー制作コンペの採用デザインはこちら

【バナー制作の費用相場】
・静止画:5,000円〜
・動画:1万円〜
・GIFアニメーション:5,000円〜
・HTML5:1万円〜
・コンペ形式の場合:予算1万円で20提案ほど

(※)クラウドソーシングサービスとは、仕事を外注したい人・受注したい人をインターネット上でマッチングするサービスのこと

クラウドワークスの使い方や事例、発注相場がわかる資料をダウンロードする

クラウドワークスのサービス資料
サービス特徴、活用事例、発注相場などを紹介しています。

本資料ではクラウドワークスの特徴、事例、使い方、ワーカーの属性、発注相場などサービスの情報をまとめています。

【こんな方におすすめ】
・サービスを詳しく知りたい
・外部人材の活用を検討したい
・発注相場や事例を知りたい

伊藤孝介
セールスプロモーション会社を経て独立し、フリーランスで地方自治体や中小企業のマーケティングリサーチ、販促企画などに携わる。 業務拡大のため2017年に合同会社を設立し、現在経営中。 マーケティング系ライター歴5年。マーケティング用語の解説や、事例紹介、WEBマーケティングなどが得意。

コメントは受け付けていません。