外注ノウハウ
公開日: 2022.02.08 / 最終更新日: 2024.01.04

【2024年版・料金表付き】看板デザイン料金の相場・おすすめの依頼先を紹介

看板は、店舗の認知度の向上・店舗への誘導・ブランディングといった効果が見込まれる重要な集客ツールです。今回は、看板デザインの料金相場や看板制作にかかる費用、依頼料金を安く抑えるコツなどを解説します。看板の種類別に費用をまとめた料金表、依頼先別の目安料金なども紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

看板デザイン料金の相場

看板のデザイン料金は「デザイン料」という項目で請求されることもありますが、看板の制作費に含まれている(看板制作+デザインのセット料金になっている)場合もあります。看板デザインと同時に、看板の壁面への取り付け・路面への埋め立てなども依頼したい場合、看板の設置費や施工費も必要となります。

【料金相場】
・看板デザインの料金:1~6万円
・看板の制作費:5~20万円
・看板の設置費・施工費:3万円~

そのほか、看板を制作する場合、以下のような費用が発生するケースもあります。

・施工前の現場調査費:無料~1万5,000円程度
・看板リニューアルに伴う撤去費:3万円~
・交通誘導警備員の人件費:1日あたり2万円程度
・一次電源から看板に電気を引き込むための工事費:要相談
・看板の運搬費:要相談(看板のサイズ、運搬距離によって変わる)

看板制作にかかる費用相場やサイズごとの料金の目安などについては、以下のページを参照してください。

関連記事:看板制作にかかる費用の大まかな相場は?依頼先はどうする?

看板制作料金の相場【種類別料金表】

看板の制作費は、おおよそ5~20万円が相場ですが、看板の種類によって相場が異なります。ここでは看板の種類ごとに、看板の用途や制作料金の目安をそれぞれ紹介します。

看板の種類

看板制作料金の相場

店舗の壁面に取り付ける「パネル看板」

10~35万円

店舗の入口に設置する「スタンド看板」

5,000円~10万円

店舗周辺に飾る「のぼり旗・横断幕」

2,000円~10万円

金具で取り付ける「プレート看板」

1~15万円

セメントで埋め立てる「自立看板」

2~15万円

蛍光灯やLEDを使った「電飾看板」

5~15万円

歩行者から見やすい「袖看板」

5~20万円

日除け・雨除けにもなる「テント看板」

10~30万円

広告塔として設置する「屋上看板」

20~50万円以上

商品のデザインを模した「特殊成形看板」

要相談

パネル看板・壁面看板

パネル看板とは、店舗の壁面やフェンス(柵)などに取り付けるタイプの看板です。一般的な看板として広く使われており、制作費用相場は10~35万円です。
看板のサイズや使用素材などによって制作料金が異なり、2万円程度で看板を制作できることもあれば、35万円以上かかるケースもあります。

スタンド看板

スタンド看板は、店舗の入口へ立てて設置するタイプの看板です。バナースタンドや、アルファベットの「A」のような形状をしたA型看板などの種類があり、飲食店やエステサロンの店頭で見かける黒板タイプの看板(チョークでメニューなどを書ける看板)も含まれます。
制作費用はスタンド看板の種類に応じて異なり、相場は5,000円~10万円程度です。

のぼり旗・横断幕・懸垂幕

のぼり旗・横断幕・懸垂幕は、セールやイベントなど、比較的短期間で利用されることが多い看板です。懸垂幕に関しては、幕をフレーム内に固定したうえで設置できる昇降装置を設置すれば長期的な使用も可能です。
いずれの看板も、制作費用の相場は2,000円~10万円です。既存のデザインを購入すれば安く抑えられますが、デザインから依頼すると高額になるケースもあります。

プレート看板

プレート看板とは、アクリル板やアルミ複合板などに専用シートを貼り付けて設置するタイプの看板です。建物の壁面やフェンスなどさまざまな場所に設置できることが特徴で、重量が軽いプレート看板であれば、壁面へビス止めしたり粘着テープで取り付けたりするケースもあります。
制作費用相場は1~15万円程度です。

自立看板・野立看板

自立看板・野立看板は屋外に置いて使うタイプの看板で、店舗や駐車場の案内図を掲示する際などに使います。サイズや形状が豊富にあり、二本脚で立てるタイプの小さい看板から、セメントで埋め立てるタイプの大きな看板(数メートル規模)までさまざまです。
制作費用の相場は2~15万円が目安で、看板のサイズなどによって異なります。

電飾看板

電飾看板は、蛍光灯やLEDを使ってデザインした看板です。暗い場所でも目立つことから、夜間に営業する飲食店やコンビニなどで使われるケースが多く、制作費用の相場は5~15万円です。サイズや種類によって料金は異なり、電飾スタンドのような「内照式看板」などは相場より費用が高い傾向にあります。

袖看板(突き出し看板)

袖看板は飲食店やビルの側面に取り付ける看板で、壁面から突き出ているように見えることから「突き出し看板」とも呼ばれます。歩行者から見やすく、視認性や集客効果に優れているため、道路沿いの店舗やビルなどで広く使われます。制作費用は看板のサイズや素材によって変わり、相場は5~20万円です。

テント看板

テント看板とは、店舗の軒先に張り出させるタイプの看板で、飲食店の入口などに使われます。電動または手動でテント部の収納が可能なオーニング型(可動式)、鉄骨の枠組みに生地を張るテント型(固定式)が主なタイプで、いずれも日除け・雨除けと宣伝を兼ねる機能を持ちます。
店名や電話番号をテント生地へ専用シートで貼るなどすれば比較的手軽にデザインできますが、可動装置や鉄骨の設置費用も必要となるため、制作費用相場は10~30万円ほどです。

屋上看板

建物の屋上に設置する大型看板を屋上看板といいます。店舗や事務所などの場所を伝えるための目印として設置するケースと、高い位置に掲げる広告として設置するケースがあります。制作費用相場は20~50万円ですが、看板のサイズや種類、工事の規模などによってはさらに料金がかかる場合もあります。

特殊成形看板

特殊成形看板とは、自社商品の形状をかたどる・ロゴマークをそのまま看板にするなど、特殊なデザインの看板全般を指します。例えば、ハンバーガーの形にデザインされたファストフード店の看板、グランドピアノの形をしたピアノ教室の看板、カニの形をした和食店の看板など、どのような商品やサービスを扱っているのかをひと目で視認させる効果があります。
ロゴをそのまま使うような場合はデザイン料金がかかりませんが、特殊な形状に加工するため制作料金は通常より高くなる傾向にあります。また、オリジナルデザインの看板をフルオーダーで注文する場合、料金が要相談となるケースが一般的です。

看板デザイン料金が決まるポイント

次に、看板デザインの料金が決まるポイントを紹介します。

看板の種類、使用材料

制作する看板の種類や形状に応じて、デザイン料金も変動します。外注先によっては、看板の種類などに合わせて料金プランを設定していることもあります。

また、看板の使用材料も料金を左右する要素です。アルミ材・アクリル板・複合板などといった素材ごとに、原価や加工のしやすさが異なるためです。
複数の材料を使用する看板(LED照明付きの看板など)には別途材料費が発生し、制作に手間や技術が必要となる看板(継ぎ目が目立たないように複数枚を接合する大型看板など)はデザイン費が高額となる傾向にあります。

飲食店に設置する看板の目的や役割、看板デザインのポイントなどについては、以下のページを参考にしてください。

関連記事:【集客・売上アップ】飲食店の看板、デザインのポイントを解説

デザインの難易度

看板デザインを外注する際、難易度の高いデザインほど工数がかかるため、料金もアップします。文字(企業名や店舗名など)のみのデザイン・平面へ設置する看板のデザインなどであれば比較的料金を抑えて依頼できますが、看板の形状やデザインをフルオーダーする場合はまとまった費用が必要となります。

そのほか、依頼するデザイン制作会社の規模や知名度、デザイナー個人の実績や入賞歴などといった条件に応じて、看板のデザイン料金は大きく変わります。

ロゴ制作や画像加工の有無

看板デザインに使う素材(ロゴや画像)によってデザイン料金が変わるケースもあります。自社のロゴをそのまま使う場合は、ロゴを看板サイズにて調整するレイアウト作業がメインとなるので費用を抑えられますが、ロゴ自体の制作を含めて依頼する場合はデザイン料金が高額になるケースがあります。
また、看板に商品画像などを入れる場合は、画像の加工費用が加算されることもあります。

おしゃれな看板ロゴを作る方法や看板ロゴデザインの費用相場などについては、以下のページで詳しく紹介しています。

関連記事:おしゃれなデザインの看板ロゴを作るには?作成時の注意や費用も解説

看板デザイン料金を抑えるには?

続いて、看板デザインの料金を抑える方法をいくつか紹介します。

デザイン案や下書きを用意する

看板制作・デザインをゼロから依頼すると外注先の工数が増えるため、デザイン案のブラッシュアップのみを依頼するよりも料金が高くなる傾向にあります。
逆に言えば、デザインの下準備をきちんとすれば、その分だけ看板デザインにかかる料金を安く抑えられます。デザインのラフ画や素材(写真・イラスト・ロゴなど)を自分で用意しておき、看板デザインの完成イメージを共有してから依頼しましょう。

デザインの用意が難しい場合、完成イメージを伝えるためにインターネット上のフリー素材を見せたり、無料のデザインツールなどを利用してロゴやデザインの原案を作成することもできます。

なお、ゼロから看板デザインを依頼すると、ディレクション費(打ち合わせにかかる費用)が別途発生するケースがあります。依頼先の料金表には明記されていない場合もあるため、注意が必要です。

ロゴを自作する際におすすめのサイト・ツール・アプリなどは、以下のページで詳しく紹介しています。

関連記事:ロゴ作成に使えるツール・アプリ・サービス

依頼するデザイン案の数を減らす

外注先によって、提案してくれるデザイン案の数はさまざまです。「5案までは〇円、それ以上は1案ごとに〇円加算」などのデザインプランが用意されていることもありますが、「デザイン案1点あたり〇円」という料金設定の場合もあります。
いずれにしてもデザイン案の数が多いほど料金が高くなるため、初めから依頼数を減らすのも費用を抑えるひとつの方法です。
ただし、なるべく多くのデザイン案を出してほしい場合、複数案からイメージに合うデザインを選びたい場合などには不向きといえます。

費用対効果の高い依頼先を選ぶ

費用対効果の高い依頼先を選ぶことも重要です。たとえば、提案してもらった看板デザインが希望に沿わない場合は修正を依頼することがありますが、修正料金の設定は外注先によってさまざまです。

・デザイン料金に一定回数の修正料金が含まれているケース(修正3回までは無料・それ以上は修正1回につき〇円加算、など)
・デザイン料金と修正料金が別料金になっているケース

などがあるため、事前に確認しておく必要があります。
先に上げた提案数とあわせて検討し、費用対効果の高い依頼先を選ぶと良いでしょう。

おすすめの看板デザイン依頼先

ここでは、おすすめの看板デザイン依頼先を紹介します。各依頼先の特徴や料金、依頼できることなどをまとめてありますので、参考にしてください。

ASOBOAD

デザイン事務所AMIXが運営する「ASOBOAD(アソボアド)」は、看板デザインや屋外広告デザインなどを請け負うサービスです。さまざまな種類の看板デザインに対応しており、デザインデータをオンライン上でやりとりするだけで依頼が完了します。看板の施工・設計などには対応していないため、デザインのみ外注したい場合に適しています。
別途料金は発生しますが、デザインに関するオプション(簡易地図の製作、デザインのリーガルチェックなど)を依頼することも可能です(オプションについては要問合せ)。

【デザイン料金の目安】
・小型看板(~450×600mm):3万1,900円
・大型看板(~600×1800mm):3万6,300円
・超大型看板(~1800×3600mm):5万9,400円~
※2回までは修正無料

CUVIC CITY

株式会社トレードが運営する「CUVIC CITY」は、看板のデザイン・制作・施工などを扱うサービスです。全国に57カ所の拠点があるため、既存の看板の点検やメンテナンスを依頼することもできます。看板デザイン・制作の実績を公式ホームページ上で公開しており、デザインする看板の業種・種類・制作料金などで制作事例を絞込検索できるため、看板の完成イメージを想像しやすくなっています。

【各種料金の目安】
・看板デザインの料金:5,000円~3万円
・看板の制作費:4~40万
・看板の施工費:2~6万円
※修正費を含んだ料金設定ですが、大幅な変更がある場合などは料金が加算されることもあります。

メイク広告株式会社

メイク広告株式会社は、看板の通販サイトを運営する会社です。さまざまな種類の看板(スタンド看板・パネル看板・大型看板など)を扱っており、過去の制作事例や料金をホームページ上で確認できます。本社は和歌山県ですが、全国からの発注に対応しており、看板のデザイン・制作・施工を一貫して依頼できます。

【デザイン料金の目安】
・プレート看板:7,480円~
・横断幕:9,130円~
・自立看板:21,780円~
・A型看板:3万2,780円~
・電飾スタンド看板:10万4,500円~
・看板デザイン、制作、取付工事をまとめて依頼する場合:15~100万円
※2回までは修正無料

株式会社 ラピス・ラズリ

株式会社 ラピス・ラズリは、バナースタンドや壁面グラフィック、大型パネルなどの看板デザインを手掛ける会社です。デザインした看板の印刷・加工にも対応しているため、展示会やショールームなどで使用する看板類(解説パネル・作品のキャプションなど)のデザインを依頼したい場合や、既存のロゴを加工して壁面・床面などに直接貼り付けたい場合の依頼にも適しています。

【デザイン料金の目安】
・看板デザインの料金:6,000円~2万円
※大型パネルなどの場合はサイズなどによって料金が変わるため、見積もりが必要です。

株式会社高昇

株式会社高昇は、看板の通販サイト「看板宝屋」を運営する会社です。看板の制作・デザイン・施工のほか、切り文字の加工や印刷にも対応しています。看板の施工に対応できるエリアは関東(東京・千葉・神奈川・埼玉など)に限定されていますが、その他地域であっても相談可能です。また、デザインは自分たちで用意(もしくは他の依頼先へ外注)し、看板制作のみを依頼したい場合にも対応してもらえます。

【各種料金の目安】
・看板の制作費:2,000円~3万円
・既製品を購入する場合:1~10万円
※細かいオプションなどが多数あるため、見積もりを確認する必要があります。

クラウドワークス

クラウドソーシング(仕事を外注したい人・受注したい人をインターネット上でマッチングするサービス)を利用して、看板デザインを外注することもできます。
数あるクラウドソーシングのなかでも日本最大級の「クラウドワークス」は登録ワーカー数が480万人を超えており、デザイン経験の豊富な人材を検索・募集・スカウトすることが可能です。

【料金の目安】
・看板デザインの料金:1~5万円

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リーズナブルな料金で看板デザインのコンペを実施することもできるため、希望のデザインが決まっていない場合・多数のデザイン案を募りたい場合などにおすすめです。クラウドワークスのコンペは採用したデザインにのみ報酬を支払うシステムであり、追加報酬や手数料などは発生しないため、優れた費用対効果が期待できます。

【コンペ形式の料金例】
・1万円(デザインの平均提案数:20)
※規約の範囲内であれば無料で修正依頼ができます。

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