外注ノウハウ
公開日: 2022.10.17 / 最終更新日: 2024.01.04

【2024年版】アマチュアイラストレーターへの依頼料金相場

イラストレーターは、イラスト制作を本業としている「プロ」と、副業でイラストを描いている「アマチュア」とに分かれます。アマチュアの中には、収入を得ずに趣味でイラストを描いているイラストレーターもいます。
今回は、アマチュアのイラストレーターや絵師へイラスト制作を頼む際の費用相場や料金の決まり方、具体的な依頼方法、依頼のコツなどを紹介します。

アマチュアへのイラスト依頼料金相場

アマチュアのイラストレーターへ作品を依頼する際は、クラウドソーシングサービスやSNS、コミッションサイトなどを利用するケースが主流です。オンライン上で連絡・納品・支払いを行える点、納期や料金の交渉に応じてもらいやすい点がメリットといえます。

アマチュアのイラストレーターは、実績やスキル、得意ジャンルなどに個人差があり、イラスト1枚あたりの依頼料金も人によって大きく異なります。「イラストを制作する工数や時間がかかるほど料金が高くなる」という点は共通しているため、事前に見積もりを出してもらうと良いでしょう。

【アマチュアイラストレーターへの依頼料金相場(イラスト1枚あたり)】
・アイコンのイラスト制作:500~3,000円
・カットイラスト制作(※1):2,000~5,000円
・漫画のイラスト制作:5,000~8,000円
・ストックイラスト(※2):600円~1,000円

アマチュアのイラストレーターであっても、名前を広く知られている人や、Twitter(X)やInstagram、Threadsなどで多数のフォロワーを獲得している人に依頼したい場合、相場より料金が高額になることもあります。

(※1)カットイラストとは、Webサイトや広告媒体、挿絵などのデザインの一部として利用するイラストのこと

(※2)ストックイラストとは、素材サイトなどで販売しているイラストのこと。イラストレーターが制作したイラストの中から、好みのイラストを選んで購入できます。

プロイラストレーターの料金相場は?

アマチュアイラストレーターへ依頼する場合と比べ、プロイラストレーターへの依頼料金の方が高い傾向にあります。簡易的なイラストであっても1点あたり10,000円以上が相場であり、イラストのサイズや難易度に応じてさらに料金が加算されます。

プロのイラストレーターはアマチュアと比べて実績豊富なケースが多く、高いクオリティの仕上がりが期待できます。その一方、スケジュールや料金の交渉には応じてもらえないことが多いため、必ずしも仕事を受けてもらえるとは限りません。

そのほか、プロのイラストレーターが多数所属する制作会社などへイラストを依頼することもできます。
その際の料金相場や注意点などについては以下の記事にまとめてあります。
関連記事:イラスト外注時の相場は?発注時の準備や注意点などを解説

実際、どんなイラストレーターに仕事を依頼できるの?プロフィールや絵のサンプルをチェック!

アマチュアのイラスト依頼料金はどう決まる?

アマチュアのイラストレーターに依頼した場合、イラスト料金はどのように決まるのでしょうか。

イラストの難易度

イラスト制作の依頼料金を左右する要素として、まず「イラストの難易度」が挙げられます。イラストに描く小物類が多い・複雑な装飾がある・細部までこだわった背景にするなど、イラストに書き込む要素が多くなるほど料金が高くなる傾向にあります。
また、全身のイラストなのか・バストアップなのか、モノクロなのか・カラーなのかなどによって料金が変わることもあります。

イラストの種類ごとの相場について知りたい場合は、以下のページを参照してください。

関連記事:ゲームイラストの依頼金額相場

関連記事:似顔絵イラスト作成の相場金額!ビジネスへの活用事例も紹介

納期、リテイク回数

依頼するイラストの内容にもよりますが、納期は1〜2週間ほどに設定するのが一般的です。イラストの納期が短いと料金が高くなることもあり、3日以内などの短納期で依頼する場合は、特急料金(通常料金の1.5~2倍ほど)が発生することもあります。

また、リテイク(修正)依頼の回数が多くなる場合は、追加料金がかかることもあります。イラストレーターによって対応可能なリテイク回数や料金の有無は異なるため、何回まで修正対応してもらえるか、料金はかかるかなどの点を依頼前に確認しましょう。

イラストレーターの画力・知名度 

アマチュアの中には、画力や知名度が高いイラストレーターもいます。人気のイラストレーターは、条件の良い案件を選んで受注できるため、依頼料金が高くなる傾向にあります。一方で、イラスト制作の受注実績が少ない場合は、明確な料金表がないこともあり、「画力が高くても料金が安い」「画力は低いが料金は高い」など、見分け方が難しいこともあります。

なお、イラストレーターはTwitter(X)でも探すことができます。その際のポイントや相場金額については、以下のページで詳しく紹介しています。

関連記事:Twitter(X)で絵師にイラストを依頼したい!相場金額や注意点は?

アマチュアへイラストを依頼するコツ・注意点

ここでは、アマチュアの絵師・イラストレーターに依頼する際のコツを紹介します。

相手へのメリットを提示する

アマチュアのイラストレーターは、仕事を受けることに慣れていない人も多いため、「依頼を受けることでどのようなメリットがあるか」を伝えることが重要です。
例えば、料金を前払いにする、依頼したイラストをSNSやホームページへ公開することを許可する、今回のイラスト制作を実績欄(ポートフォリオ)に掲載OKとするなど、具体的なメリットを伝えましょう。そのほか、継続依頼を歓迎してくれるイラストレーターもいます。

「時給×作業時間」に配慮する 

基本的に、イラスト料金は「時給×作業時間」で算出します。例えば、時給1,500円で作業に6時間かかった場合は、単純計算で9,000円です。依頼料金を抑えたい場合は、イラストの構図を単純化する、背景の書き込みや複雑な装飾を減らすなど、イラストレーターの作業時間を短縮できるようなオーダーにすると良いかもしれません。
いずれにせよ、アマチュアだからといって不当な価格で依頼せずに、しっかりと時給計算を行い、作業時間に応じた金額を提示しましょう。

リテイクの発生を防ぐ

イラストを依頼する際、口頭や文章の説明のみだと細部の抜け・漏れが発生することや、解釈の違いによってリテイクが多くなることがあります。可能であればラフ画・参考資料などを用意し、しっかりとイラストのイメージを共有することで、リテイクの発生を防ぐことができます。

イラストを依頼する流れや注意点については、以下のページを参照してください。

関連記事:イラスト依頼の流れとは?納品までの手順や注意点を詳しく解説

依頼条件を明確にする 

アマチュアのイラストレーターには交渉経験が浅い人もおり、自分の力量では対応が難しそうな条件であっても受注してしまうことがあります。そのため、依頼前には以下のような点を明確にしておくことが重要です。

・依頼料金(追加料金の有無)
・納期
・納品形式
・イラストのテイスト、図案
・イラストの用途、掲載先
・二次使用の有無や料金
・著作権の扱い
・修正の可否や料金、回数

上記を確認したうえで、納期に間に合いそうにない・得意なテイストではないなどといった場合にはその旨をはっきりと伝えてもらうことも重要です。
また、料金や納期、著作権の扱いなどについては曖昧にせず、事前にきちんと希望を伝えることで受注の可否を判断してもらいやすくなります。

なお、依頼時のメールや書類、DMなどの文面はすぐに破棄せず、一定期間保存しておきましょう。万が一トラブルが起きた際、証拠として参照できる場合があります。

イラストを二次利用する際の相場や注意点などについては、以下の記事もあわせて参照してください。
関連記事:イラスト二次使用料の相場やリスクを解説!

多彩なイラストレーターがそろう「クラウドワークス」

アマチュアのイラストレーターや絵師を探す方法はいくつかありますが、クラウドソーシングサービス(※)を利用することもおすすめです。
なかでも日本最大級の「クラウドワークス」はイラストの受注実績が250万件以上もあり、イラストレーター探しから依頼、イラスト納品、報酬の支払いまでオンラインで完結するサービスです。プロ・アマを問わずイラストレーターが多数登録しており、希望に合った人材をスムーズに探すことができます。

登録ワーカーのプロフィール画面で、イラスト制作の実績や評価、サンプル、得意なテイスト(アニメ風・ゆるキャラ・リアル・デフォルメなど)を確認してから、適した人材に依頼できます。

仕事を依頼できるイラストレーターが60,000人以上!実際のプロフィールを見てみる

複数のイラスト案(※)を募集して、その中から気に入ったものを選べる「コンペ形式」でも依頼可能です。コンペ形式は、パック料金(予算3万円で20提案など)が用意されており、予算が決まっている場合はパック料金をカスタムすることもできます。また、どんな作品がいくらで依頼・採用されているのかを発注前にチェックすることも可能です。

実際のイラスト作成コンペで採用された作品を見てみる

(※)コンペを開催後に、保証人数に満たない場合は返金対応をしています。例えば、予算8万円の場合、提案数の目安は50/保証人数は5人のように、パック料金ごとに決められています。

クラウドワークスの使い方や事例、発注相場がわかる資料をダウンロードする

まとめ

外部のイラストレーターへイラスト制作を発注する場合、依頼相手がアマチュアかプロかによって料金や特徴が異なります。アマチュアのイラストレーターへ依頼する場合、いくつかの注意点をおさえておけばプロよりリーズナブルに依頼できることがほとんどです。また、クラウドソーシングサービスなどを利用すると連絡や納品・支払いがスムーズに行えるため、検討してみるのもおすすめです。

クラウドワークスのサービス資料
サービス特徴、活用事例、発注相場などを紹介しています。

本資料ではクラウドワークスの特徴、事例、使い方、ワーカーの属性、発注相場などサービスの情報をまとめています。

【こんな方におすすめ】
・サービスを詳しく知りたい
・外部人材の活用を検討したい
・発注相場や事例を知りたい

クラウドソーシングTimes編集部
クラウドソーシングTimes編集部です。クラウドソーシングの最新事例やマーケティング・業務効率化など、企業活動に役立つ情報をお届けします!

コメントは受け付けていません。