外注ノウハウ
公開日: 2021.09.22 / 最終更新日: 2023.11.20

イラスト依頼の流れとは?納品までの手順や注意点を詳しく解説

イラスト制作を外部に頼む際は、依頼から納品までの流れを把握しておくとスムーズです。そこで今回は、イラスト依頼時に必要な一連の流れや注意点などを詳しく解説します。

イラスト依頼の流れ

まずは、イラストの依頼から納品までの流れを紹介します。

依頼

イラストの依頼先として、イラスト制作会社・個人のクリエイター・クラウドソーシングサイトなどが挙げられます。ホームページの問い合わせフォームやSNSのDM(ダイレクトメッセージ)、クラウドソーシングサイト上のメッセージフォームなどから依頼したい相手に連絡ができるため、以下のような内容をまとめて依頼メールを送りましょう。

【イラスト依頼時に伝えること】
・イラストの形式、サイズ、枚数
・イラストのイメージ
・使用する媒体
・希望納期
・予算(概算)

イラスト依頼メールの書き方・文例などを参照したい方は、以下のページをご覧ください。

関連記事:イラスト依頼のメール、書き方は?すぐ使えるテンプレートや文例も紹介

見積もり

依頼メールで送信した内容を踏まえ、依頼金額を決定します。依頼者が提示した予算をベースとして依頼相手から見積もり金額を提示してもらうことが一般的ですが、イラストの枚数・サイズ・難易度などが金額に見合わないとして断られる可能性もあります。
依頼先を1人(または1社)に絞ってもかまいませんが、複数の相手に見積もりを提示してもらって料金を比較・検討すると客観的な判断がしやすくなります。

精査

依頼相手に見積もりを提示してもらったら、料金はいくらか・依頼したいイラストに対応してもらえるかなどの点を依頼者が精査し、依頼の可否を決定します。依頼先によっては、オプション料金(イラストの背景は別料金になる・修正は有料など)がかかるケースもあるため、追加料金は発生しないか・依頼料金の総額はいくらになるかについても確認しておきましょう。

ヒアリング

依頼先を決めたら、イラストの詳細(モチーフは何か・背景は必要か・配色や絵柄のテイストはどうするかなど)を詰めていきます。
依頼先が主導してヒアリングをしてくれる場合が多いため、制作して欲しいイラストのイメージが伝わるような画像や、イラストの使用シチュエーションがわかるようなサンプル(商品パッケージ、WebサイトURLなど)を用意しておきましょう。ヒアリングがスムーズに進み、要望に近いイラストを制作してもらいやすくなります。

スケジュール設定

続いて、納品までのスケジュールを設定します。このとき、納品日だけでなく、イラスト制作の各工程(ラフ・下絵・着色など)ごとに目安となる完了日時を決めておくと、進捗確認がしやすくなります。
ギリギリのスケジュールを組むと、修正の時間が取れなくなったり、イレギュラーな事態に対応できなくなったりすることも考えられるため、ある程度は余裕を持ったスケジューリングを心がけましょう。

ラフ画・下絵作成

スケジュールについて双方の合意がとれたら、依頼先はラフ画(ザッとした試し描き)・下絵(実線を入れた着色前のイラスト)の作成を開始します。イラストがすべて完成してからではなく、ラフ画・下絵の状態で依頼者が確認を行っておけば、大幅な方向性のズレや修正工数の増大を防ぐことができます。

なお、数パターンのラフ画の中からイメージに近いものを選択させてくれるケースもあるため、ヒアリング・スケジュール設定の段階で確認してみましょう。

完成画作成

依頼者が下絵を確認して問題がなければ、完成画の作成に進みます。実際に着色したり陰影をつけたりといった微調整を繰り返す段階です。
完成画の作成が完了したら、依頼側は修正個所の有無(色を少し変えたい・角度を変えたいなど)を確認します。

納品

修正が不要な状態になったら、イラストが納品されます。納品されたイラストはファイルをきちんと開いて確認し、納品形式(PNG・JPGなど)に問題がないか、修正がすべて反映された最新の状態になっているかなどをチェックしましょう。

イラストの最終確認が完了したらお礼のメールなどを送り、取引終了となります。

イラスト依頼時の注意点

次に、イラスト依頼時の注意点をいくつか紹介します。

スケジュールの共有

先ほども紹介した通り、各工程のスケジュールを双方で共有しておくことが重要です。互いのスケジュールが折り合わず、イラストの確認や修正に時間がかかるケースもあるため、依頼先が提出する日・依頼側が確認する日などを事前に決めておきましょう。

【スケジュールの例】
・【依頼先】◯月◯日 ラフ完成 :【依頼者】翌日までに確認&FB
・【依頼先】◯月◯日 下絵完成 :【依頼者】翌3営業日までに確認&FB
・【依頼先】◯月◯日 着色……など

修正の回数やタイミング

イラストの修正依頼が発生した場合、依頼先によっては修正回数や修正タイミングに制限を設けているケースがあります(修正3回までは無料対応・ラフの段階のみ修正可能など)。そのため、対応可能な回数・タイミング・追加料金の有無などは事前に確認しておきましょう。
双方で認識のズレがあると、金銭トラブルや納期遅延の原因になる可能性があるため、注意が必要です。

支払いの方法・タイミング

支払いの方法やタイミングは、依頼先によって異なります。対応可能な支払い方法(銀行振込・クレジットカード・電子決済など)、支払いタイミング(前払い・後払い、振り込み期日など)を確認し、どのような支払い方法で・いつまでに入金するかを明示しましょう。
修正依頼と同様に、金銭トラブルに発展するケースもあるので、見積もりの段階で認識を共有することが重要です。

イラストの依頼ならクラウドワークス

終わりに、イラストの依頼から納品までがスムーズに行える外注先として、おすすめのクラウドソーシングサービスを紹介します。

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