イラスト制作を依頼する際は、依頼する流れや依頼先の特徴などを把握した上で、イラスト依頼のメールを作成しましょう。今回は、イラスト依頼におすすめのサイトや料金相場、依頼時の注意点などを紹介します。依頼メールの例文や書き方のコツなども紹介するので、あわせて参考にしてください。
目次
イラストはどこで依頼すればいい?
まずは、イラスト制作の依頼先を紹介します。
クラウドソーシング
クラウドソーシングとは、仕事を依頼(発注)したい人・受注したい人をインターネット上でマッチングするサービスのことです。一般的に、クラウドソーシングサイト(クラウドワークス・ランサーズなど)には、イラストレーターやデザイナー、絵師などさまざまなワーカーが多数登録しているため、イラスト制作やキャラクターデザインなどを幅広く依頼することができます。
スキルマーケット
スキルマーケットとは、個人のスキルを売買できるサイトのことです。多数のクリエイターが登録しており、イラスト制作やデザインの経験が豊富な人材・好みのタッチでイラストを制作してくれる人材を探すことができます。完成イメージを伝えてイラスト制作を依頼することもできますが、すでに作品として完成しているイラストやキャラクターデザインなどを購入することも可能です。
Twitterでイラスト制作を依頼することも可能です。作品公開用のアカウント、仕事募集用のアカウントなどを開設しているイラストレーターや絵師などに、DM(ダイレクトメッセージ)で直接問い合わせ・依頼を行います。ハッシュタグ検索(#イラストオーダーなど)機能を使えば、より好みに近いイラストを描いてくれそうな人材を探せる可能性もあります。
関連記事:Twitterで絵師にイラストを依頼したい!相場金額や注意点は?
イラスト依頼におすすめのサイト
次に、イラストを依頼する際におすすめのサイトを紹介します。
クラウドワークス
クラウドソーシング業界最大手の「クラウドワークス」には400万人以上のワーカーが登録しており、さまざまな人材にイラスト制作を依頼できます。ワーカーの職種を「イラストレーター」に指定したり、依頼したい仕事カテゴリを「イラスト作成」に指定したりして絞り込み検索ができるため、イラスト制作が得意な人材をすぐに見つけることができます。ワーカーのプロフィール情報(実績・評価・サンプルなど)を確認してスカウトするほか、コンペ形式で複数のイラスト案を募集することや、制作してほしいイラストの条件を提示して応募を待つことも可能です。
発注の流れやコンペ開催の料金はこちらのページからチェックできます。
▶クラウドワークスの使い方や事例、発注相場がわかる資料をダウンロードする
ランサーズ
日本初のクラウドソーシングサイトの「ランサーズ」は、豊富な仕事カテゴリが用意されており、イラスト制作やキャラクターデザインなどを依頼できます。セキュリティ対策や24時間365日のサポート体制が整備されているため、初めてクラウドソーシングを利用する方にもおすすめです。仕事の完了率・返信率・報酬額上位100人などの実績や評価をもとに、とくに優秀なイラストレーター・絵師をチェックすることもできます。
SKIMA
イラスト制作の受注実績が豊富なスキルマーケット「SKIMA」では、アイコンのイラストやWeb媒体で使用するオリジナルのキャラクターデザイン、表紙の一枚絵・挿絵など、用途に合わせたイラスト制作を依頼できます。登録しているイラストレーターや絵師のプロフィール画面が一覧で表示されており、設定料金や納期、サンプルなどを確認できるため、気になるクリエイターへの相談や比較検討に役立ちます。
Skillots
プロのイラストレーターも多数登録している「Skillots」は、依頼費用が相場よりやや高いものの、クオリティの高いイラスト制作を依頼できます。SKIMAやココナラは、システム上で個人間のやりとり(相談・契約・報酬の支払いなど)をしますが、Skillotsは運営会社が仲介しており、手厚いサポートが受けられます。優秀なイラストレーターがランキング形式で表示されるため、イラスト制作のスペシャリストが見つけやすくなっています。
ココナラ
クリエイティブな仕事を依頼できる「ココナラ」は、イラスト作成・キャラクターモデリング・漫画制作などを依頼できるスキルマーケットです。副業ワーカーやプロのイラストレーターなどさまざまな人材が登録しているため、好みのタッチ(アニメ風・ドット絵・デフォルメ・レトロなど)や、ジャンル(人物・背景・ビジネス・ライフスタイルなど)のイラストを描けるクリエイターを探すことができます。
Skeb
「Skeb」は、依頼内容のリクエスト(SNSのアイコンで使用する似顔絵イラストが欲しいなど)を送るだけでやりとりが完結するスキルマーケットです。他の依頼先は、公募・相談・契約などといった一連の流れがありますが、Skebで行うのは「クリエイターにリクエストを送る」「クリエイターが納品を行う」という1往復のやり取りのみです。見積もりや打ち合わせなどは禁止されており、修正依頼には対応していない点に注意しましょう。
イラスト依頼の相場
イラストの依頼先によって料金設定は異なりますが、シンプルなデザインであればイラスト1枚あたり1,000~5,000円が相場です。パーツが多い・複雑なデザインなど、イラスト制作の工数が増えるほど料金は高くなり、イラスト1枚で1万円以上になるケースもあります。個人のクリエイターではなくイラスト制作会社などへ依頼する方法もありますが、相場はさらに高めになります。
そのほか、以下のような要因で依頼料金が変わることもあるため、事前に料金の見積もりを確認しましょう。
【イラストの依頼料金が変わる要因】
・イラストレーターの実績、知名度
・依頼内容(背景の有無・人物の描き方・タッチなど)
・モノクロ/カラー
イラスト依頼の流れやメール例文
ここでは、イラストを依頼する流れや依頼メールの例文などを紹介します。
イラスト依頼~納品までの流れ
【イラスト依頼の流れ】
・問い合わせ
・見積もり
・精査
・ヒアリング
・スケジュール設定
・ラフ画と下絵作成
・完成画作成
・イラスト納品
イラストを依頼する際は、依頼先へ詳細な内容を伝え、見積もりを提出してもらいます。イラスト制作が開始されたら、必要に応じて各工程(ラフ画・下絵・着色など)の仕上がりを確認し、修正箇所などのFB(フィードバック)を行います。
イラスト依頼の流れを詳しく知りたい方は、以下のページを参考にしてください。
関連記事:イラスト依頼の流れとは?納品までの手順や注意点を詳しく解説
イラスト依頼メールの例文
メールでイラスト制作を依頼する際は、書き方のコツやメールに記載すべき内容などを押さえておく必要があります。例文やテンプレートを活用して、適切な依頼メールを作成しましょう。
依頼メールの例文やテンプレートについては、以下のページで詳しく紹介しています。
関連記事:イラスト依頼のメール、書き方は?すぐ使えるテンプレートや文例も紹介
イラストを依頼する時の注意点
イラスト制作を依頼する際の注意点として、以下のようなことが挙げられます。
●イラストの使用目的を伝える
●完成イメージを共有する
●スケジュールを設定する
●修正の対応について確認する
●報酬の支払い方法を決める
まず、依頼時にはイラストの用途や使用目的(Web媒体のアイコンで使用する・紙媒体のチラシに掲載するなど)を伝えましょう。何のためにイラストが必要なのか・どのようにイラストを使うのかを知らせておくことで、仕上がりのイメージを共有できます。また、文章による説明のみではなく、制作してほしいイラストの完成イメージやテイストが具体的にわかるような画像などを用意しておくと、互いの認識がズレにくくなります。
また、イラスト制作にあたり、どの程度の修正対応まで依頼できるかを確認することも重要です。ラフ画・下絵・着色などの工程は、その都度確認したほうがイメージに合う仕上がりになりやすく、スケジュールも調整しやすくなります。なかには、修正が別料金だったり、修正回数に制限が設けられていたりする依頼先もあるため注意が必要です。
そのほか、報酬の支払い方法・タイミングは事前に決めておきましょう。どのような支払い方法(銀行振込・クレジットカード払いなど)で、いつまでに入金するかを明らかにしておけば、トラブル回避につながります。
イラストを依頼する際は、依頼メールの書き方や注意点、料金などを踏まえた上で、イメージに合うイラストを制作できる依頼先を選びましょう。