外注ノウハウ
公開日: 2022.03.04 / 最終更新日: 2024.01.04

【2024年版】ゲームイラストの依頼金額相場

ゲームがヒットする要因のひとつとして、登場キャラクターを魅力的に描いたイラストが挙げられます。ゲームイラストは、ゲームの世界観を表現する重要な要素であることから、1枚あたり10万円以上の制作費がかかるケースもあります。
今回は、ゲームイラストの作成を外注する際の料金相場や内訳について詳しく紹介します。

ゲームイラストの相場(種類別) 

はじめに、ゲームイラストの依頼相場を紹介します。ゲームの種類別に目安となる金額を紹介していますので、参考にしてください。

ソーシャルゲーム用イラスト

ソーシャルゲームとは、SNSをプラットフォームとして提供されるゲームのことで、主にスマホやタブレットでプレイされます。
キャラクターの人気がゲームのダウンロード数にも影響するため、ゲームイラストの制作費は高めに設定されるケースが多くなっています。

【イラスト1枚あたりの料金相場】
・キャラクターのみ:6万円~
・背景:2~4万円

バストアップ・顔アイコンのイラストを依頼する場合や、表情差分を依頼する(表情のパターンを増やす)場合は、イラスト1枚あたり5,000〜1万円の追加料金がかかります。

カードゲーム用イラスト

カードゲームとは、カードを交換(トレード)したり、カード同士で相手と対戦するゲームの総称です。現物のカードを使うほか、カードゲームのアプリ版を使用してプレイされることもあります。
イラスト作成を外注する場合、イラストレーターの知名度やスキル、カードゲームの遊び方やルールなどに応じて料金が大きく変わる傾向にあります。

【イラスト1枚あたりの料金相場】
・キャラクターのみ:1〜6万円
・背景:5,000円〜4万円

ソーシャルゲーム用・カードゲーム用のイラストを大量に発注する場合は、1枚あたりの料金が割引されるケースもあります。

クイズ、知育ゲーム用イラスト

クイズや心理テスト、子ども向けの知育ゲームなどに使われるイラストはシンプルなデザインのものが主流です。そのため、1枚あたりのイラスト制作費は安めですが、1つのゲームにつき大量のイラスト制作が必要な場合にはトータルコストが高額になることもあります。

【イラスト1枚あたりの料金相場】
・3,000円〜2万円

クイズや知育ゲームにおいては、「商品開発の段階でシンプルなイラストを大量制作→ゲームを無料提供して利用者を増やし、広告費によって商品開発に投じた資金を回収する」というビジネスモデルがよく見られます。

ゲームイラストの料金が決まる要素

ここでは、ゲームイラストの料金が決まる要素をいくつか紹介します。

イラストの種類

先ほど紹介したように、イラストの種類(ゲームの種類)によって料金は異なります。
また、イラスト1枚を描くための工数が増えるほどイラストレーターの人件費も高くなるため、人物の髪型や服装の難易度が高い場合・イラストの構図が複雑な場合・高解像度の印刷にも耐えうる大サイズで制作する場合などは、相場よりも料金が上がる傾向にあります。

背景の有無

ゲームイラスト制作を外注する場合、キャラクターのみ依頼するか、背景を含めて依頼するかによって料金が変わります。キャラクターの制作料金・背景の制作料金は外注先によって異なりますが、ほとんどの場合は背景なしで依頼したほうがコストを抑えることができます。

背景イラストにもさまざまな種類があり、多くの工数が必要な背景(難易度の高い背景、細部まで書き込みが必要な背景など)は料金が高くなります。

【背景イラストの例】
・室内や室外のシンプルな背景
・人工物の多い背景(街並みなど)
・自然物の多い背景(景色など)
・架空の世界を描いた背景
・キャラクター目線の背景
・上空からの俯瞰視点の背景

表情のバリエーション

キャラクターの表情(笑顔・怒り顔・泣き顔・困り顔など)のバリエーションを増やすと追加料金が発生することが一般的です。表情だけでなく、キャラクターの動作・仕草のパターンも依頼したい場合はさらに料金が加算されます。

色の塗り方

イラストの色の塗り方も、イラスト1枚あたりの料金を左右します。以下のような塗り方の種類があるため、制作するゲームイラストに適した塗り方を選択しましょう。

【アニメ塗り】
・TVアニメで使われるイラスト(セル塗り)のような塗り方
・グラデーションを使うことが少ないので手間が少ない
・シンプルな彩色でイラスト制作をしたい場合におすすめ
・イラスト1枚あたりの料金は比較的安い

【ブラシ塗り】
・高レアリティのキャラクターなどで使われる塗り方
・描画ツールの「ブラシ」を使うことで自然なグラデーションに仕上げられる
・立体感のあるイラストを制作したい場合におすすめ
・イラスト1枚あたりの料金は比較的高い

【厚塗り】
・油絵のようにイラストに色を重ねる塗り方
・重厚な配色にすることでリアリティのある質感を表現できる
・キャラクターの世界観を表現したい場合におすすめ
・イラスト1枚あたりの料金は工数によって大きく変わる

【水彩塗り】
・水彩画のようにグラデーションを活かす塗り方
・色の明るさや暗さ、濃淡を強調できる
・淡い色味や手書き風のイラストを制作したい場合におすすめ
・イラスト1枚あたりの料金は工数によって大きく変わる

著作権の扱い

イラストの著作権の扱いによって料金が変わることもあります。
「制作したゲームイラストの著作権はクライアント(依頼する側)に渡す」という前提であれば、著作権の使用料(著作権料)を上乗せしたイラスト制作料金(買い切りの金額)が提示されることが一般的です。
しかし、基本料金には著作権料が含まれておらず、契約時に著作権の扱いを決めるケースもあるため、事前に問い合わせ・確認を行っておく必要があります。

納期

外注先によりますが、イラスト制作を短納期で依頼するほど料金は高くなる傾向にあります。イラスト完成までに要する期間は2週間~1カ月程度であることが多く、それより短い納期で依頼すると追加料金が発生する場合があります。
料金相場の2倍ほどの金額を請求されるケースもあるため、余裕のあるスケジュールで依頼したほうがコストを抑えることができます。

修正回数

イラストの修正回数に応じて料金が加算されることもあります。見積もりの時点で【修正は◯回まで無料】などと提示されることが多いため、チェックしておきましょう。
一般的に、修正2回程度までは無料であることが多く、それ以上は別途料金となります。修正回数を減らすには、事前にイラストレーターと打ち合わせを行い、制作してほしいイラストのイメージを正確に伝えることがポイントです。

なお、Live2Dの技術を使ったゲームイラストを外部へ依頼することも可能です。Live2Dについては以下の記事に詳しくまとめてあります。
関連記事:Live2Dの依頼相場は?イラストやモデリングは誰にいくらで頼める?

ゲームイラストの依頼なら「クラウドワークス」

ゲームイラスト制作の依頼先はいろいろありますが、クラウドソーシング(仕事を依頼したい人・受注したい人をインターネット上でマッチングするサービス)を利用する方法がおすすめです。

なかでも日本最大級の「クラウドワークス」は12万人以上のイラストレーター、デザイナーなどが登録しており、イラスト制作の受注実績は360万件以上もあります。

各ワーカーの実績や評価、イラストのサンプルなどは発注前に確認でき、ゲームイラスト制作の経験豊富な人材や、好みの絵柄・テイストで描いてくれる人材を探しやすいことが強みです。

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また、複数のデザイン案を募集できる「コンペ形式」を利用することもでき、ゲームイラスト制作・キャラクター制作などを低予算で募集することが可能です。コンペ形式は採用したデザインにのみ報酬を支払うシステムで、多数の応募作品の中から気に入ったイラストを選べます。
3万円ほどの予算で20提案程度の応募が期待でき、費用対効果の高さがメリットです。

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