マーケティング
公開日: 2020.11.17

ポスティングの効果が出ない理由を検証!反応率アップには何が必要?

自社の商品やサービスをPRするためにポスティングを行っても効果が得られない場合、何かしらの原因があると考えられます。今回は、効果的なポスティングに必要なことや、チラシ作りのコツなどを紹介します。

ポスティングで効果を出すための準備とは?

ポスティングの前に以下のような準備を行っておくと、ポスティング効果の向上につながることがあります。

目的・目標の明確化

ポスティングを実施する際には、目的・目標を明確にしておくことが重要です。

まず、ポスティングの目的は「業績を上げる」「売上を増やす」のような漠然としたものにせず、「商品を知ってもらう」「リピーターを獲得する」などのようにもう一歩踏み込んだ内容にすることがポイントです。

そこから、「問い合わせ電話20件」「リピーター10名」などのように具体的な目標を設定します。数字を入れることで社員が目標に対する共通認識を持てるようになり、ポスティングの結果も検証しやすくなります。

ターゲットの設定

目的・目標と同じく、ターゲットの設定も可能な限り具体的に行いましょう。年齢・性別・家族構成・年収などのほか、ライフスタイルや趣味・嗜好についても想定しておくと、ポスティング戦略(後ほど詳しく説明)が立てやすくなります。

配布エリアの選定

自社の商圏にあたる地域すべてにポスティングを行うのではなく、ターゲットとなる人の割合が多いエリアを選ぶとポスティングの効率化につながります。ターゲット層をねらってポスティングすれば反応率アップが期待できるとともに、チラシの無駄を省けるというメリットもあります。

ポスティング効果を左右する要素とは?

続いて、ポスティング効果を左右する要素を紹介します。以下のような点を踏まえておくと、ポスティング戦略を立てる際に役立ちます。

曜日・時間・時期

ポスティングの効果は、チラシを配布する曜日や時間帯、時期に左右される傾向にあります。たとえば、スーパーのチラシは週末に買った食料が少なくなる火・水曜日、不動産や車のチラシはじっくり考える時間が取りやすい土・日曜日などのように、扱う商品・サービスのジャンルによって効果的な曜日は異なります。

ポスティングを行う時間帯についても、ファミリー向けのチラシは午前中や昼間、社会人向けのチラシは夕方以降など、ターゲット層に合わせて調整すると良いでしょう。

また、企業のボーナス支給月にあたる7月や12月には高額商品のチラシ、GWなどの大型連休には飲食店やレジャー施設のチラシを配るなど、商品・サービスの内容や金額に適した配布時期を検討することも重要です。

チラシのデザイン・内容

配布するチラシのデザインや内容も、ポスティング効果を大きく左右します。ターゲットの嗜好に合いそうなキャッチコピーや写真を使ったり、商品・サービスの特徴やメリットを目立つように記載したりすると、関心を持ってもらえる可能性が高くなります。

くわえて、連絡先やホームページのURL・QRコードなどを明記しておくこともポイントです。ターゲットが商品・サービスに興味を感じたとき、問い合わせ・追加情報の閲覧などといったアクションへスムーズに導く効果が期待できます。

回数・枚数・リソース

業種やポスティング方法などにもよりますが、ポスティングの一般的な反響率(反応率)は0.1%~0.3%程度といわれています。2回目、3回目とポスティング回数を増やすにつれて反響率もアップする傾向にあるため、ポスティングは複数回行うことが望ましいでしょう。

とはいえ、1人が1時間あたりにポスティングできる枚数は、住宅密集地でも300枚程度、郊外などであれば100~200枚ほどが平均です。自社でポスティングに割ける人員が不足している場合には、アルバイトの雇用・配布専門業者への依頼などによってリソースを調達する必要があります。

効果的なポスティングチラシはどう作る?

では、ポスティングに効果的なチラシはどのように作成すれば良いのでしょうか?いくつかの方法を紹介します。

テンプレートなどを使って自作する

チラシを自作するのであれば、テンプレートを活用する方法があります。Microsoft社をはじめ、さまざまな企業から無料・有料のテンプレートが提供されており、比較的コストをかけずにチラシを制作できる点がメリットです。

一方、見栄えやPR効果に優れたチラシを作成できない可能性もあるため、デザインやマーケティングの知識を持った人にサポートを依頼するなどの対策も検討しておきましょう。

業者・デザイナーへ依頼

チラシ制作を請け負う業者やデザイナーへ依頼する方法もあります。ポスティング成果が出やすくクオリティの高いチラシを期待できる反面、想定とは異なるデザインのチラシが納品されたり、希望の枚数・納期に対応してもらえなかったりするケースもあります。高額なデザイン料が必要な場合や、修正対応を依頼すると別途料金がかかる場合などもあるため、料金体系については事前確認が必要です。

クラウドソーシングサービスを利用

クラウドソーシングサービスを利用してチラシの作成を依頼することもできます。サービスに登録しているクラウドワーカーの中からチラシ作成に適したデザイナーを探し、料金や納期の交渉を経て依頼を行います。

クラウドソーシングサービスを利用する際には、多数のデザイナーが登録しているサービスを選ぶこと、納品までの連絡手段を確保しておくことなどがポイントとなります。

ポスティング効果をさらに高める方法は?

ポスティングの成果をより挙げるためには、以下のようなことをポスティングとあわせて実践すると効果的です。

ポスティングデータの検証

1度のポスティングを終えたら、都度データの検証を行いましょう。まずは、目標として掲げた数字を達成できたかどうかを確認します。

また、チラシ経由で発生した問い合わせ・申し込みなどの件数(アクション数)からは、ポスティングの反響率を割り出すことが可能です。【アクション数÷配布したチラシ数×100】という計算式で反響率を算出し、平均的な数値である0.1~0.3%を超えていれば「ポスティングの効果があった」と考えて良いでしょう。

継続的な改善

データの検証結果を踏まえ、さまざまな改善を継続的に行うことも必要です。目標を達成できなかった場合や、一般的な反響率を下回った場合には原因を究明し、次回へ生かしましょう。

ターゲットや配布エリアの設定・枚数・曜日・時間帯などを見直すほか、チラシのデザインそのものを一新する方法もあります。また、期間限定のキャンペーンを行って商品・サービスの認知度を高める、反響率の高かった地域に絞って再ポスティングを行うなどの戦略が奏功するケースもあります。

「クラウドワークス」を活用して効果的なポスティングを


効果的なポスティングのためにクラウドソーシングサービスを活用する際には、日本最大級の「クラウドワークス」がおすすめです。

多数のデザイナーから自社に合った人材を探し、「プロジェクト形式」による依頼を選択すれば、オンライン上で連絡を取りながらチラシ作成を進めることができます。何通りかのアイディアからチラシを選びたいときには「コンペ形式」でデザイン案を募集することもでき、状況に応じた使い分けが可能です。

また、チラシ作成を依頼するだけでなく、マーケティングに精通したクラウドワーカーにポスティングデータの分析やアドバイスなどを頼むこともできるため、ポスティングの各工程をサポートしてもらえるというメリットもあります。

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まとめ

効果的なポスティングを行うためには的確な戦略を立て、しかるべき準備や改善を重ねながら成果につなげてゆくことが重要です。チラシ作成やデータ検証については外部へ依頼することも視野に入れ、ポスティングの成果向上を目指しましょう。

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佐藤カイ
オウンドメディアを持つ複数の企業において、WEBチームマネージャーとしてWEBマーケティング、GA解析、リスティング広告などを担当した経歴を持つ。現在クラウドワークスを中心にIT系の記事などを書くライターとして活動中。

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