なぜサイトのアクセス数が増えないのか、あなたは答えをご存知でしょうか?それは自社のWebサイトの「コンテンツの質」にあるかもしれません。
SEO対策のためにWebサイトを更新しつづけることばかりに捉われて、宣伝ばかりのコンテンツ、日記のようなコンテンツばかりをアップしていては、検索エンジンからの評価を下げてしまいます。せっかく自社サイトに訪れてくれた潜在顧客の心象を、知らず知らずのうちに悪くしている可能性もあります。
そこで今回は「アクセス数が少ない」とお悩みのWeb担当者向けに、検索エンジンとユーザーに評価されやすいコンテンツ作成のポイントをご紹介していきます。
1.検索キーワードを意識する
まずやるべきことは、自社のWebサイトに足りないものを知ること。そこで注目したいのが「キーワード」の存在です。
ユーザーは何らかの目的を持って情報を探しているため、自社サイトにもユーザーのニーズに合うキーワードが含まれていなければ、当然アクセス数は伸びないでしょう。また、単に対策キーワードを入れるだけでなく「ある程度の検索ボリューム」を持っていることも重要です。
検索キーワードを見つける方法は、GoogleAdwordsの「キーワードプランナー」を使う方法があります。実際にこの記事も「アクセス数」「増やす」で検索ボリュームの調査を行い、月間検索ボリューム260(2016年1月時点)という結果が出たことから、作成に至っています。
キーワードプランニングから検索上位を狙うと同時に、ユーザーにクリックされやすいタイトルをつけることも大切です。
苦労して上位表示できてもユーザーが興味を持ってクリックしなければ、自社のWebサイトには到底辿り着いてもらえません。魅力的なタイトルをつけるコツは、「誰に向けて情報発信しているページか明確にする」「具体的な数字を入れる」「インパクトのある言葉を入れる」などがあります。
2.競合サイトを調査・分析しよう
自社のWebサイトを見直す上で無視できないのが、競合サイトの存在です。検索エンジンで上位表示を狙うため、さらには他社と差別化して顧客を増やすためにも競合調査は必須でしょう。
競合調査と聞くと難しく感じる方も多いと思われますが、簡単に行うことも可能です。まずシンプルな方法を挙げると、実際に何らかのキーワードで上位表示されているサイトを見てみましょう。自社のWebサイトの中身を比べて、どのようなコンテンツが不足しているか洗い出してみてください。
続いて、競合サイトのSEOの状況についても調べてみましょう。Web上で使える分析ツール「SimilarWeb(シミラーウェブ)」や「SEOチェキ」などを使うと、競合が取り入れているワードと自社にはないワードを比較でき、SEO対策の状況も明らかにできます。GoogleAdwordsでは「ランディング」という入力項目に競合サイトのURLを入れると、競合サイトで検索されているキーワード抽出も可能です。
新たにコンテンツ作成をするにあたって、「とにかく自社でアイデアをひねり出そう!」と意気込んでいらっしゃる担当者の方もいるかもしれません。そんな時の方法として、競合調査からヒントを得てみるのもおすすめです。
3.ユーザーが欲しがる内容を盛りこむ
最後に、特に重視したいポイントが、ユーザーが欲しがる内容を盛りこんで「良質なコンテンツを作成すること」です。
Googleが実施しているアップデートの通り、近年の検索順位は質の高いコンテンツを評価する基準(=パンダアップデート)に基づいて決定されています。言い換えれば、「テーマにそぐわない内容は検索エンジンに排除される」「より濃い内容であることが信頼性の評価に繋がる」という考え方です。
例えば「中古 マンション 相場」で検索してみましょう。検索1ページ目には大手マンション検索サイトのほかに、「マンション相場の調べ方・値引き交渉のコツ」などをレクチャーするハウツー記事が表示されています(2016年1月時点)。
単純に中古マンションの相場を紹介するだけでなく、マンション購入を目的としているユーザーが欲しがる内容(=アクセスされやすい情報)を多角的に盛りこんでいる記事が評価された結果です。
不動産や旅行、美容などの業界はユーザーがインターネットを使って情報収集を行うことが予測できるため、自社サイトのWebコンテンツの質を上げて集客対策を行うことは有効です。
良質なコンテンツが多ければファンも増え、ツイッターやFacebookなどのSNSでシェアされた記事からの流入・アクセス数アップも期待できます。
まとめ
いかがでしたか?Webサイトのアクセス数を増やしたいといっても、一時的な成果では本当に価値が高まったとは言い切れません。
自社の商品・サービスのファンを増やすためにも、継続的に良質なコンテンツを更新しつづけ、魅力的なWebサイトを作り上げることが重要です。ぜひ自社のWebコンテンツ作成のあり方を見直して、本格的なアクセス数アップに取り組んでみませんか。