デザイナー・イラストレーターとして働いている方にとってクラウドソーシングサービスというのは、
場所に捉われずに自分に適した仕事依頼を探し、
オンライン上で直接クライアントと互いの要望を確認しながら業務を受託できるという点で
欠かせないツールであるのではないでしょうか。
しかし、仕事をする大前提として、仕事を委託するクライアントから仕事のパートナーとして
「このユーザーさんに依頼しよう!」と選んでもらえなければ、何も始まりません。
この記事では、クライアントが求めている能力やスキルを徹底的に分析し、
競争率の高い案件を獲得するには、どういったユーザーであるべきかを考えてみたいと思います。
選ばれるデザイナー・イラストレーターになるための3つの必須条件
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仕事を依頼する場面において、クライアントがユーザーを選ぶ際に考慮するポイントが必ず存在します。
クライアントから高評価を得ているデザイナー・イラストレーターが安定して受注率をキープしているのは、
そういったポイントを確実に押さえているユーザーであるからだといえます。
今回はクライアントがユーザーを選ぶ際に注目するポイントについてご紹介したいと思います。
自己アピールを徹底する
クラウドソーシングサービス上において、発注側が依頼者を決める際にもっとも重要視するのは、
デザイナー・イラストレーターの名刺代わりとなる自己プロフィールです。
顔の見えないユーザーに仕事を依頼する上で、頼りになる情報はプロフィール以外にはない為、
プロフィールの良し悪しによって全て決まる、といっても過言ではありません。
仕事案件を増やすにはクライアントは一体プロフィールのどの情報によって
仕事を委託するユーザーを決めているのかを知らなければなりません。
クライアントがチェックするのは
主に制作環境・スキル、評価・実績、過去の作品などのポートフォリオが中心となります。
特にポートフォリオは、そのデザイナー・イラストレーターの特徴がそのまま反映されるので、
どんなタイプのデザイン、イラストを扱っているのか、クライアントにアピールすることが出来ます。
また、様々な事例に触れておけば、発注側のイメージもより膨らむので、受注数のアップにつながります。
また、仕事を行う上での理念や、他のユーザーにこれだけは負けないというような
個性的なアピールを表記すると、より一層クライアントとのマッチングが望めます。
一つの枠に捉われずにあらゆるタイプの案件に対応できる
イラストやデザインの案件を探している時、つい自分の得意分野とするパターンの案件を優先してしまい、
苦手だったりあまり手掛けた経験のない案件をないがしろにしてしまうのはよくあることだと思います。
しかしながら、得意分野のみにばかり手を伸ばしていると、どうしても実績に偏りがでてしまいます。
実績に偏りがでてしまうと、依頼する側のクライアントも幅も狭まってしまうので、
受注数の大幅な増加を期待するのは難しくなってしまいます。
そうならないためにも、なるべく多くの事例に携わり、 様々なデザイン様式に触れることで
多角的なアイデアを提案できるデザイナー・イラストレーターでなくてはなりません。
一概にイラストの仕事といっても、
「書籍の挿絵」「ソーシャルゲームのキャラデザ」「ゲームの背景」「似顔絵」「4コマ漫画」
など色々なジャンルのイラスト案件が存在します。
仕事を探す際には、イラスト作成以外のカテゴリでも受注できる仕事がないか、上手に探せると良いでしょう。
丁寧にヒアリングし、クライアントのイメージを具現化する
真剣に取り組んだのに、期待通りの評価を得ることが出来なかった…そんな経験ありませんか?
クラウドソーシングの性質上、オンライン上で発注者とやりとりを行うため、
意思疎通がおろそかになってしまう場合があります。
よって、クライアントの要望を丁寧にヒアリングし理解して、
デザインにそのまま反映する能力がクライアントと継続的に依頼を受ける為の絶対条件となります。
具体的には発注側のデザイン、イラストがなんの為に必要で、
どんなコンセプトや理念に基づいているのかといった真意を汲み取り、
自身の能力と照らし合わせて具現化することです。
また、デザインの依頼に不慣れな発注者は頭に浮かんでいるイメージを言語化するのに
苦労するケースがあるので、発注側が求めていることを引き出すスキルも同時に必要になってきます。
細かい気配りを忘れずに、真意をもってクライアントと接する思いやりも再受注率を上げるカギとなります。
まとめ
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いかかでしょうか。
上記のとおり、安定した受注率をキープできるデザイナー・イラストレーターになるためには
- 自己アピールを徹底する
- 多くの事例に携わり、様々なデザイン様式に触れることで多角的なアイデアを提案できる
- クライアントの要望を丁寧にヒアリングし理解して、デザインにそのまま反映する
- 発注側が求めていることを引き出す
といった能力が必要とされます。
案件の受注の数が伸び悩んでいたり、なかなか契約が結べずに悩んでいる人も
クライアントの求めるポイントをしっかりと押さえることで、
依頼案件アップへの自信と繋がるのではないでしょうか。是非参考にしてみてください。