簡単なロゴならば、デザイナーに頼まなくてもフリーソフトを利用することで誰でも作ることができます。ロゴ作成ソフトは、「急にロゴが必要になった」「デザイナーに依頼するほど予算がない」などのときに便利です。今回はMac、Windowsでおすすめのロゴ作成ソフトや、OSにかかわらず利用できるツールなどを紹介していきます。
目次
Macユーザーにおすすめのロゴ作成フリーソフト
Macユーザーにおすすめのロゴ作成フリーソフトを2つ紹介します。
デザインが苦手な人に適した「Canva」
トレンドライクなデザインのロゴを作成できる「Canva」。デザインに用いる素材やフォントはおしゃれでハイセンスなものが揃っているため、組み合わせるだけで簡単にロゴを作成できます。また、「どんなロゴを作ろうか」と迷ったときにお手本となるようなロゴを参照できるメニューもあります。
シンプルなロゴ作成に向いた「Logo Pop Free」
「Logo Pop Free」は「Illustrator」に近い感覚でロゴを作成できるソフトです。グリッド線が引かれた何もないキャンバスに、自分で図形や線描を行なっていきます。レイヤーを重ねることもできるので、文字や画像が重なったデザインも可能。装飾的ではなく、シンプルなロゴを作成したいときに適したソフトです。
Windowsユーザーにおすすめのロゴ作成フリーソフト
Windowsユーザーにおすすめのロゴ作成フリーソフトを2つ紹介します。
テキストロゴ向きの「Domain Logo Designer pro」
図形ではなく、主にテキストをロゴに用いたい場合におすすめなのは「Domain Logo Designer pro」です。テキストの塗りつぶしをグラデーションにできたり、画像と組み合わせたりできます。デザインの仕方によっては、SFレトロのようなテイストにできるため、遊び心のあるロゴが完成します。
Illustratorに似た使用感の「INKSCAPE」
「INKSCAPE」は、フリーソフトの中でも上位ランクの機能を誇るドローソフトです。こちらもIllustratorに似ていますが、ロゴの作成が目的であれば、Inkcapeでも十分素敵なロゴが作成できます。図形やイラストモチーフを使うロゴの場合、なんらかの画像作成ソフトを使う必要がありますが、このInkcapeであれば、図形の作成やペンツールでのベクター画像制作が可能です。レイヤー機能もあるため、「Illustratorは価格的に手が出せない」という方におすすめします。
高機能で利用者多数な「Pixia」
「Pixia」はフリーペイントソフトとして有名で、個人の方が開発して無償で公開しています。利用者が多く世界中で使われているソフトです。Photoshopのようにラスターデータを扱え、写真の加工、合成、文字入れなど、ロゴ作成に必要な機能はひとおおり揃っています。
有名なソフトのため、解説書籍やウェブサイトが多数あり、これからペイントソフトを使ってロゴを作りたいという方の入門ソフトとしてもぴったりでしょう。
MacでもWindowsでもロゴ作成可能なツール
ロゴ制作がブラウザ上で完結できてしまうWebサービスも便利です。デザイナーでなくとも、一般の人が簡単に素敵なロゴを作成できるように工夫されています。
初心者でも使いやすい「Online Logo Maker」
「Online Logo Maker」では、色やフォント、装飾などを細かく選べるほか、文字列と組み合わせるオブジェクトも多数用意されています。オブジェクトはそのまま使っても良いですし、パーツごとに細かく色を変更することも可能です。文字と図形の配置も、画像作成ソフトの要領で位置を自由に決められます。
また、好きな画像をアップロードして使うこともできます。アルファベットのフォントが豊富なので、英字を使うロゴを作る場合におすすめです。
提案機能付きでデザインしやすい「LOGASTER」
「LOGASTER」は、日本語に対応した無料ロゴ作成サービスです。インターフェイスもすべて日本語。ロゴに使いたい文字列を入力してワンクリックするだけで、100種類のロゴが自動で提案されます。生成されたものの中から気に入ったものを選び、好みに合わせて細かく編集していくだけでロゴが完成します。
もちろん、編集しないまま利用することもできるため、場合によってはワンクリックだけでロゴができてしまいます。ロゴ作成に割いている時間がないときにおすすめのツールです。ただし、ウェブサイトなどの用途で使えるスモールサイズのダウンロードなら無料ですが、商品パッケージや印刷用のサイズになると有料になります。
ロゴをデザインする際に、いくつか意識しておくべきことがあります。以下の記事では、印象に残るロゴを作成するために参考になる事例を紹介しています。ぜひこちらも読んでみてください。
関連記事:印象に残るおしゃれなロゴとは?種類や作り方をわかりやすく解説!
ロゴ作成が苦手ならクラウドワークスで外注
もしフリーソフトを使用してもロゴがうまく作れない場合や、仕上がりに納得がいかない場合は、プロのデザイナーに依頼すると良いでしょう。その際、周りにデザイナーがいなければクラウドソーシングサイトを利用して個人に外注することがおすすめです。
中でも、「クラウドワークス」にはロゴデザインのスキルや豊富な経験を持つデザイナーが1万人以上在籍しており、各々の受注実績やポートフォリオをじっくり読み、その上で依頼先の個人を選ぶことができます。
また、コンペ形式でロゴデザインを募集することもできます。低予算で多数のデザイン案を集めることができ、好みのデザインを選べるため、おすすめの方法です。
まとめ
デザイナーでなくとも、クオリティの高いロゴが無料で作れるソフトやツールはたくさんあります。デザインに苦手意識を持っている、もしくは、デザインソフトを使ったことがないなどの人には特におすすめしたいサービスです。まずはフリーソフトを触ってみて、ロゴ作りにチャレンジしてみましょう。