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公開日: 2020.08.04 / 最終更新日: 2024.03.12

WordPress制作代行には何を頼める?料金相場やおすすめの依頼先も紹介

Webサイトの制作に広く使われているWordPressですが、社内に詳しい人材がいない・オウンドメディアのクオリティを高めたいなどといった理由で外部に制作代行を依頼するケースも増えています。今回は、WordPressの制作代行に依頼できる内容や料金相場、依頼先の選び方などについて紹介します。

WordPressとは?


初めに、WordPressとはどのようなものか、概要をおさえておきましょう。

サーバへインストールして使うCMS

WordPress(ワードプレス)とは、コンテンツマネジメントシステム(CMS)と呼ばれるソフトウェアの一種です。オープンソースなので誰もが利用でき、ブログやWebページの作成に幅広く利用されています。使う際にはサーバへのインストールが必要で、プログラミングの知識を持たない人でもWebコンテンツを制作できる点が特徴です。比較的自由度が高くユーザーフレンドリーでもあることから、初級者から上級者までさまざまなスキルの人に使われています。

WordPress制作代行に依頼できる内容は?


WordPress制作代行には、以下のようなことを依頼するのが一般的です。

Webサイトの設計・制作

制作代行には、サイトの設計・制作といった基本的な工程から依頼することが可能です。多くの場合、WordPressのインストールを含むサーバの設定、Webサイトの運用計画構築、コーディング、サイトの設計・制作全体にかかる費用の試算、SEO対策などもあわせて行います。

既存サイトの修正、カスタマイズ

WordPressを用いて制作された既存サイトがある場合、修正やカスタマイズを依頼することができます。記事の内容や掲載情報の更新、レイアウトの変更、固定ページ数の増減など、目的に応じて依頼内容の指定を行います。ただし、WordPressのレイアウトはテンプレートを利用して設定されている場合も多く、修正するよりも作り直したほうが手間や費用がかからないケースもあります。

Webサイトの運用・保守

Webサイトを制作した後の運用・保守のみを外注することも可能です。サイトに何らかのエラーやトラブルが発生した場合や、閲覧者から問い合わせがあった場合の対応を依頼します。また、SEOの最適化やサイトの高速化といったメンテナンスも運用・保守作業に含まれます。運用・保守の依頼先を選定する際には、緊急対応に関するノウハウの質、データのバックアップ頻度、アフターサポートの内容などを事前にチェックしておくとよいでしょう。

Webサイト制作時の依頼事項と料金


では、実際にWebサイトを制作する際にはどのような工程を依頼すれば良いのでしょうか?オウンドメディアを新規作成するケースを例に、依頼内容や費用などを説明します。

初期設定

WordPressを用いてWebサイトを新規作成するには、サーバへのインストールやドメイン取得などといった初期設定が必要です。最低限の初期設定を行うだけで済む場合、費用相場は1万円~3万円程度です。サーバのレンタルや移行、ホスティングなどが必要となる場合は、さらに2万円~5万円程度の費用が必要となります。

詳細設定、固定ページの設置

初期設定を終えたら、詳細設定や固定ページの作成を行います。固定ページとは、サイト内に設置する記事ページ、会社情報、SNS連携、問い合わせフォームなどを指します。オウンドメディアの場合、固定ページは1ページあたり約1万円前後で設置できることが一般的です。

また、ネット上のデータを第三者から改ざんされないように暗号化するSSLの設定、デザインやレイアウトを自由に変更できるプラグインであるページビルダーの導入などといった詳細設定は作業内容に応じて数万円程度、必要であれば更新マニュアルの作成にも追加費用がかかります。

記事制作、入稿

オウンドメディア制作のコアともいえるのが、会社紹介や沿革、実績、コラム記事、ブログ記事といった各コンテンツの制作です。会社の特徴・特色などをよりしっかりと打ち出したいときには、各ページへ掲載する文章、画像、動画などを用意して入稿のみ行ってもらうこともできます。

記事の制作費用は文字単価で設定されていることが多く、一般的かつ平易な内容であれば1文字0.5円~1円、専門知識の必要な内容は1文字3円~など、記事の専門性や難易度に応じて変動します。

運用・保守・管理

Webサイトの完成・公開後の運用や管理も重要です。運用・管理そのものを依頼することもできますが、メディア運用に関するノウハウを得たい際には別途アドバイスを依頼することなども有効です。費用は依頼範囲・依頼先によって異なりますが、単発のアドバイスやアップデートであれば数千円から1万円、継続的な運用・管理であれば年間3万円程度が相場です。

その他、WordPressに関する料金については以下の記事に詳しくまとめてあります。

関連記事:WordPress制作の費用相場を徹底解説!外注シミュレーションも紹介

WordPress制作代行の依頼先は?


WordPress制作代行の依頼先はいくつかあります。事前にそれぞれの特徴や料金体系を把握し、制作するWebサイトに必要な機能や運用イメージをある程度固めておくとスムーズな依頼につながります。

HP制作会社

HP制作会社はHPや各種Webサイトの制作・保守などを専門に行う会社で、サイトの構築から運用までを幅広く依頼したい場合に適した依頼先です。サイトデザインはWebデザイナー、プログラミングはプログラマーなど、制作工程ごとの専門家が実作業を行うため、高いクオリティが期待できます。その反面、工程ごとに担当者が変わることから、まとまった費用が必要になります。

HP制作会社のなかには「格安」をうたう会社もありますが、格安で依頼できるのは基本プランのみで個別対応は別料金というケースも多いため、注意が必要です。依頼する際は、事前に発注したい作業リストなどを提示して見積もりを出してもらうと良いでしょう。

フリーランスなどの個人

個人のスキルによって対応可能な工程は異なりますが、フリーランスなどの個人へ制作を依頼することも可能です。料金は交渉次第で、HP制作会社と比較すると安価な金額で依頼を受けてもらえるケースが多くなっています。また、一部の工程や単発作業だけをお願いしたい場合などに小回りが効きやすい点もメリットといえます。

どの工程を依頼するにせよ、作業クオリティは個人のスキルに左右されるため、依頼する際には経験や実績をあらかじめ確認しておきましょう。

クラウドソーシングサービス

クラウドソーシングサービスとは、仕事を外注したい人・受注したい人をインターネット上でマッチングするサービスのことです。フリーランスで活動するライターや編集者、Webデザイナー、プログラマー、システムエンジニアなどが登録しており、WordPress制作に関連する業務を幅広く依頼することができます。WordPressに掲載するコンテンツ制作を依頼したり、WordPressの導入や初期設定、運用・保守を部分的に任せたりなど、依頼内容や料金、納期を柔軟に相談することも可能です。

幅広いWordPress制作に対応できる「クラウドワークス」

WordPress制作などを外注する場合、比較的安くスムーズに依頼できるクラウドソーシングサービスを利用する方法がおすすめです。なかでも日本最大級の「クラウドワークス」は登録者数480万人を超えており、さまざまなスキル・実績を持つ人材が多数登録しています。

HP(ホームページ)構築やコーディング、SEOなどの知識などを持った個人が多数登録しているため、WordPress制作の幅広い工程を依頼することができます。短期間から発注できるため、Webページのレイアウト変更や、記事のリライトといった細かな業務のみ依頼したり、サイトの運用・保守などを中長期的に任せることも可能です。

【クラウドワークスでの発注事例】
・Webコンテンツの文章作成:1文字あたり0.5~2円程度(1000文字で500~2000円)
・WordPressの初期設定や導入サポートなど:時給1,000~1,500円程度
・WordPressの運用や保守、定期的な更新作業を任せられる人募集:月額5,000円~
・サイト運営代行(アクセス解析、改善レポートの作成など):月額3~5万円程度

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まとめ

WordPress制作代行を発注する際、依頼先によって対応可能な工程や料金は異なります。依頼できる工程や料金、依頼先別の特徴などを事前に把握し、ニーズに合った制作代行先を選びましょう。

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