業務効率化
公開日: 2020.10.06

求人広告の書き方をゼロから解説!必須項目や応募したくなるコツは?

優秀な人材を確保するためには、求職者が応募したくなるような求人広告を出すことが必要です。そこで、求人広告を作成するうえで最低限必要な項目、書き方のコツ、外部に依頼する方法などをまとめて解説します。

求人広告に必要な内容・項目は?


最初に、求人広告に必要な要素を紹介していきます。

詳細な業務内容

業務内容は求職者が重視する箇所のひとつであるため、より詳細に記載する必要があります。例として、「自社のWEBマーケティング担当」と記載するよりも、「自社の定期的なSNS運用、ECサイトの管理」と記載したほうが業務内容が伝わりやすく、求めるスキルの保有者が集まりやすくなります。それに加えて、募集背景(募集理由)、職場環境、1日の仕事の流れなども説明しておくと、より職場の雰囲気が伝わりやすくなります。

採用時の労働条件

採用時の労働条件は、以下のような項目を含めてできるだけ詳細にまとめておくことが重要です。

・雇用形態(正社員、パート、派遣、請負など)
・就業時間(法定労働時間に沿うもの。残業の有無なども含む)
・休日に関する制度(週休二日制、年末年始・夏期休暇、有給休暇など)
・賃金に関すること(各都道府県の最低賃金に則った金額、賃金形態、賞与・昇給、各種手当てなど)
・就業場所(勤務地住所、転勤やリモートワークの有無など)
・各種保険適用の有無  など

これらの内容を記載する際は、残業代を明記する、適切な労働時間や残業時間を記載するなど、法律で決められている条件があります。事前に必ず確認するようにしましょう。

求めるスキルや経験、姿勢、特性など

上記のほか、仕事をするうえで必要な資格・スキル、仕事に対する考え方や取り組み姿勢、求める特性などを明記するのもおすすめです。

特に専門職や即戦力人材を募集したい場合、たとえば「一級建築士の有資格者」などの具体的な資格の種類、「3年以上の現場経験者」などの具体的に希望する経歴・スキルを書くことで、希望の人材を集めやすくなります。「受賞経験がある場合は明記ください」などと書いておき、経歴や技術などを確認する方法もあります。

性別や年齢制限の記載は原則NG

原則として、求める人材の性別・国籍を記載すること、年齢制限を行うことは差別につながるため禁止されています。また、繰り返しますが、残業代や労働時間などの記載は法律に抵触しない書き方にしなければなりません。これらの内容に注意し、求職者のニーズに応える必要事項を簡潔にまとめることが求められます。

効果的な求人広告の書き方にはコツがある?


より結果に結びつきやすい求人広告にするポイントを紹介していきます。

求める人材を明確に示す

求める人材から応募をしてもらうためには、応募に必要な「応募条件」と、あると望ましい「歓迎条件」を明確に分けて記載するのがポイントです。具体的には、応募条件としてExcel・Wordを使えるなどの基礎的なスキルを記載し、歓迎条件として簿記3級以上の有資格者・3年以上の経理経験担当者などのように少しハードルの高い条件を記載します。

応募を増やしたい・応募のハードルを下げたいために未経験者でも歓迎するかのような記載をすると、今までの経歴や経験を活かしたい人にとっては応募を見送ってしまう原因になることもあります。有資格者・経験者を確実に採用したい場合、求める人物像は明確に記載することがおすすめです。

応募動機につながる情報や文言を入れる

新規事業立ち上げや事業拡大などといった人材募集の背景となる要素や、独自のビジョン・コンセプト、他社にない強み(駅近の立地など)を細かく記載するなど、企業のアピールポイントを伝えることも重要です。

具体的に書くことで、新規事業の成功体験をもつ人、ビジョンやコンセプトに共感してくれる人など、より自社のニーズにマッチングする人材の応募が期待できます。求職者が応募動機を高めて「ここで働きたい」「他社と比べてもここがいい」という選択をとるような要素を記載します。

採用後がイメージできる情報を盛り込む

社内の雰囲気、同様の仕事をしている社員の活躍例、1日の仕事のスケジュールなどを記載すると、採用されたあとの働き方をイメージしやすいため、選択肢となる可能性が高まります。

その際、良いことばかりでまとめず、ネガティブな情報を伝えることもポイントです。そのうえで、仕事上でトラブルが起きても全社一丸となってフォローする体制があること、繁忙期は残業が続くけれどもリフレッシュ休暇を取得することができるなど、ネガティブな要素に対して会社としてどのように対策を行っているかを明記するとよいでしょう。

求人広告の書き方・作り方に困ったら?


効果的な求人広告を作成するには、いくつかの方法があります。

テンプレートを使う

求人募集用のテンプレートを使って求人広告を作成する方法があります。Wordなどで作成できるMicrosoft Office用のテンプレートや、インターネット上から無料でダウンロード可能なテンプレートを利用できます。テンプレートはあらかじめ必須項目が網羅されているので要素のモレ・ヌケを避けられるのはメリットですが、目を惹くデザインになりにくいという側面もあります。

デザインのみ外注する

掲載する文章だけ自社で作成しておき、デザインのみを外注することもできます。デザインを外注する場合、Web・グラフィックのデザイン会社、個人(フリーランス)のデザイナー、広告制作業者などの方法があります。

デザインを外注することで自社のニーズを反映させたデザイン性の高い求人広告を作成できるのはメリットですが、そのぶん費用は高額になりやすいといえます。また、事前にデザインの方向性を細かく打ち合わせしていないと、意図していた仕上がりとは遠くなる可能性もあります。

文章・デザインどちらも外注する

デザインのみにかぎらず、求人の文章作成や、コピーなどのすべてを外注することも可能です。この場合、1社で両方を請け負う広告制作業者に依頼する方法と、文章とデザインを分けて外注する方法があります。

1社にすべてを外注する場合、まとめて発注ができるので手間がかからず、料金交渉や支払いが1回で済むことはメリットです。中には、低料金プランを提供しているもののテンプレートのような画一的な仕上がりとなる広告制作業者もあるため、業者の選定は十分に行うことが大切です。

文章とデザインを分けて発注する場合、業者にそれぞれ依頼するだけでなく、個人のデザイナーやライター、フリーランスなどに依頼することも可能です。それぞれと連絡をとる手間が発生するものの、依頼側でクオリティ管理ができるならば、企業に依頼するよりもコストを抑えてオリジナリティのある広告にしてもらえる可能性があります。

求人広告作成にはクラウドソーシングサービスの活用を


求人広告を外注する時にクオリティとコストの両方を重視したいならば、クラウドソーシングの利用をおすすめします。中でも、国内ユーザー数ナンバー1の「クラウドワークス」ならば、求人広告の作成に適したハイスキル人材を簡単に探すことができます。

デザイナーやライターを探す場合、経歴や資格などの単語をプラットフォーム上から検索していくことで、より希望する人材を絞り込んでいくことが可能です。正式な依頼前でもプラットフォーム上からメッセージをやりとりできるため、経歴などのミスマッチが起こりにくいのも特徴です。

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まとめ

求人広告の書き方のポイントは、有効的な文章・コピー・デザインであることにくわえ、法に抵触しない内容であること、求職者の動機を喚起する内容であることが大切です。このようなノウハウが不足している場合、業者への外注だけでなく個人やフリーランスに依頼することも検討してみてはいかがでしょうか。

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coolpolaris
広告代理店でマーケティングやストラティジックプランナー、ライター等を長年担当。専門は統合マーケティングコミュニケーションで、リサーチ実施・分析及びWEBも含めたトータルコミュニケーションプランの構築やブランディングを得意とする。WEBマーケティング経験も多数。

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