外注ノウハウ
公開日: 2024.03.28 / 最終更新日: 2025.03.07

【2024年】オンライン秘書サービスの主要5社を徹底比較|サービス内容や選び方も

「オンライン秘書サービスにはどのような仕事を依頼できるのだろう」
「オンライン秘書とアシスタントの違いは何?」

このように、オンライン秘書サービスについて詳しく知りたい、業務の効率化を目指したいと思っていませんか?オンライン秘書サービスとは、高いスキルを持つ人材にオンライン上で秘書業務を依頼できるサービスです。

オンライン秘書サービスの業務範囲は広いので、秘書業務はもちろんそれ以外の業務も依頼できます。

また、この記事を読んでいる方は以下のような悩みを抱えているはずです。

・社内で秘書業務を担当する社員が足りず業務が回りづらくなっている
・秘書の外注を検討しているが求めるスキルを持つ人材が見つかるか不安を感じている
・秘書業務に限らず様々な業務のリソースが少しずつ足りていない

リソースが足りず業務が回らない状態だと、既存社員の負担が増えてさらに業務が上手く回らない場合もあります。また、求める人材を1から探すことで、時間や手間が想像の倍以上かかるケースもあるはずです。これらの悩みを解決できるのが、オンライン秘書サービスです。

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この記事では、オンライン秘書サービスの内容や導入するメリットなどを詳しく紹介します。最後まで読めば、依頼したい会社が見つかるでしょう。

目次

秘書とオンライン秘書の違い

秘書とオンライン秘書の違い

そもそも、秘書とオンライン秘書は何が違うのか気になる方もいるのではないでしょうか。秘書とオンライン秘書の違いは、出社ありのオフライン業務か、オンライン上での業務のみか、だけではありません。

そこで、まずは秘書とオンライン秘書の違いを解説します。どのような人材に依頼できるかも解説するので参考にしてください。

・秘書: 限定された範囲の業務対応
・オンライン秘書: 様々な業務をまるっとお任せできる

秘書: 限定された範囲の業務対応

一般的な秘書には、以下のような限定された業務のみ依頼できます。

・社長や役員などの役職者のスケジュール管理・調整
・交通機関の予約やレストランの予約などの手配
・来客対応
・電話やメール対応
・会議に必要な資料作成

秘書を雇う場合、秘書業務として任せられる業務は主に役職者のサポートや簡易的な事務作業です。

秘書は、役職者が円滑に仕事を進めるために欠かせない重要なサポート役です。しかし、業務範囲はそれほど多くないといえます。

オンライン秘書: 様々な業務をまるっとお任せできる

オンライン秘書には、秘書業務からそれ以外の業務まで、オンライン上で完結する様々な業務を依頼できます。役職者のスケジュール管理や調整、交通機関やホテルなどの予約の手配はもちろん、経理や総務・人事に関する専門業務も依頼できるのが大きな特徴です。

業務範囲が広いので、「〇〇業務を担当してほしいけれど△△業務も担当してほしい……」のような状況で活躍するのが、オンライン秘書といえます。オンライン秘書の具体的な業務に関しては、次の章で詳しく見ていきましょう。

オンラインアシスタントとは?メリット・デメリット徹底解説!

>>オンライン秘書に依頼できる業務をクラウドワークス エージェントの資料で確認する

オンライン秘書に任せられる代表的な業務

オンライン秘書に任せられる代表的な業務

オンライン秘書に任せられる代表的な業務は、以下の通りです。

オンライン秘書に任せられる業務例
具体的に依頼できる内容
秘書
・業務マニュアル資料作成
・代理メール対応
・スケジュール調整/管理
・お店リサーチ/予約
経理
・経理データ入力
・給与計算
・領収書まとめ
・月末経費支払い
人事
・応募者対応
・スカウトメール送信
・面接のスケジュール調整
・入社・退職の手続き
メディア運営
・Webメディア記事チェック
・記事構成案作成
・記事執筆
・SNSの運用代行
カスタマーサポート
・問い合わせ対応(メール)
・FAQ作成
データ入力
・Excel/Googleなどへのデータ入力
・自社システムへのデータ入力
デザイン・コーディング
・ワイヤーフレーム作成
・デザイン/デザイン修正
・コーディング
・ランディングページデザイン
 

オンラインでできる業務であれば、秘書業務以外も依頼できます。経理や人事・デザインなど、経験やスキルを持つ人でなければこなせない業務の依頼も可能です。

どのような人に仕事を任せられる?オンライン秘書の事例

オンライン秘書に業務を依頼する場合、どのような人材が対応してくれるのか気になるでしょう。ここでは、オンライン秘書サービスの「クラウドワークス エージェント」に登録しているオンライン秘書の事例を紹介します。

【アシスタント例①】
性別:女性
経歴:百貨店の営業(8年)や出展ブランドの店舗管理、コンサルティング会社のリサーチなどを経験
経験業務:資料作成・営業サポート
【アシスタント例②】
性別:女性
経歴:社長秘書及び人事総務(6年)や営業事務(4年)を経験
経験業務:データ入力・データ集計・書類作成・顧客対応(電話・メール)・秘書業務・マニュアル作成

【アシスタント例③】
性別:女性
経歴:営業事務や社会保険事、総務、経理事務を経験
経験業務:データ入力・データ集計・書類作成
・問い合わせ対応(電話・メール)
【アシスタント例④】
性別:女性
経歴:部長秘書(9年)や化粧品販売(3年)、 営業(5年)を経験

経験業務:データ入力・書類作成・発注納品管理・売上管理・数値集計・顧客管理・顧客対応 (電話・メール対応)

事例を見ると、専門スキルを持つ人や、実績が豊富な人に業務を依頼できると分かるでしょう。

「クラウドワークス エージェント」に依頼する場合、登録しているのは500万人の中から合格率5%で選ばれた人材だけです。その中から、クライアントが求める業務にピッタリな人材を提案してもらえるので、業務の効率化を目指すことができます。

オンライン秘書サービスとは

オンライン秘書サービスとは

オンライン秘書サービスとは、スキルのある人材が企業の業務をオンライン上でサポートするサービスです。秘書業務以外にも営業サポートや人事などの幅広い業務に対応でき、オンライン上ですべてが完結するのが大きな特徴といえるでしょう。

オンライン秘書サービスを利用するべきなのは、以下のような状況にある企業です。

オンライン秘書サービスを利用するべき企業が抱える悩みの例
秘書のリソースが足りていないけれど経理のリソースも足りていない。
しかし、それぞれの業務量はそこまで多くないため、新しい社員を2人増やすのはちょっと……。

このような状況で活躍するのが、オンライン秘書サービスです。

今回の例の場合、オンライン秘書サービスを利用すると、秘書と経理両方のスキルを持つ人材に業務を依頼できます。その結果、業務効率化やコスト削減を目指せるのです。

人材派遣、アルバイト、クラウドソーシングとの違い

オンライン秘書サービスと人材派遣やアルバイト・クラウドソーシングの大きな違いは、業務委託契約である点です。オンライン秘書サービスを利用する場合、オンライン秘書サービス会社と自社が業務委託契約します。

業務を依頼する秘書と直接契約するわけではないため、自社でスキルのある人材を探したり交通費の支払いをしたりする必要もありません。他にも、以下の点に大きな違いがあります。

・人材スキル
・コスト
・業務開始までの時間
・コミュニケーション

以下は、オンライン秘書サービスを利用する場合と、その他の方法で人材を確保する場合の違いをまとめた図です。違いを比較する際に活用してください。

比較表

また、以下の記事でもオンライン秘書サービスと、他の方法で人材を探す際の違いを詳しく解説しています。もっと詳しく知りたい場合はオンラインアシスタントとは?メリット・デメリット徹底解説!の記事もご覧ください。

オンライン秘書サービスの主要5社の違いを比較

オンライン秘書サービス5社の違いを比較

秘書とオンライン秘書の違いや、オンライン秘書に依頼できる業務内容を理解できたでしょう。実は、オンライン秘書サービスを運営している会社は多数あります。ここでは、オンライン秘書サービスの主要5社をピックアップし、それぞれの違いを比較します。

以下がオンライン秘書サービスの主要5社です。

1. クラウドワークス エージェント
2. HELPYOU
3. フジ子さん
4. i-STAFF
5. CASTERBIZ

4.継続利用

サービスで違いが出るポイント

オンライン上で対応可能な業務を、優秀な人材に依頼できる点はどの会社も同じですが、以下の5つのサービス内容に大きな差があります。

サービスで違いが出るポイント
1. アサイン体制(専任制かチーム制か)
2. 料金
3. 最低契約時間
4. 最低契約期間
5. 契約時間を翌月繰り越しできるかどうか

サービスで違いが出るポイントについて表を作成しまとめたので、ご覧ください。

サービス名 アサイン体制 時間単価で計算した料金(税抜) 最低契約時間/月 最低契約期間
契約時間の翌月繰り越しの有無
クラウドワークス エージェント 専任制 2,000円~ 60時間~(一部業務は40時間~可能) 1ヶ月~
フジ子さん チーム制 1,980円~ 10時間~ 1ヶ月~
CASTER BIZ チーム制 4,000円~ 30時間~ 6ヶ月~
有(手数料がかかる)
i-STAFF(ライトプランの場合) チーム制 2,700円~ 30時間~ 3ヶ月~
HELP YOU(チーム制の場合) 専任制/チーム制(選択可能) 3,333円~ 30時間~ 6ヶ月~
無(初月のみ翌月に繰り越し可能)

自社に合うオンライン秘書サービスの見極め方

オンライン秘書サービスの見極め方は、以下の2点に注目することです。

自社に合うオンライン秘書サービスの見極め方
・対応可能業務
・導入事例や成功事例

自社に合うサービスを適切に選ぶことで、リソース不足の改善やスキルの高い人材を必要としている企業の悩みを解決できます。対応可能業務に注目すべき理由は、サービスによって対応可能業務に差があるからです。

各サービスに登録している人材は異なり、〇〇な業務を得意とする人材が多い、△△の経歴を持つ人材が多いなど、それぞれ特徴があります。そのため、オンライン秘書サービスでどこまでの業務を依頼する予定なのか、事前にはっきりさせましょう。

また、導入事例や成功事例をチェックすることも見極め方の一つです。自社と事業内容が似ている企業や解決したい悩みが似ている企業の事例があれば、自社にどのようなメリットが生まれるかイメージできます。

「この事例のようにリソース不足を解消したい」「この事例のように会社全体を活性化させたい」などと、共感できる成功事例のあるサービスを利用するのがおすすめです。

オンライン秘書サービス導入の事例

オンライン秘書サービス導入の事例

ここでは、オンライン秘書サービスの導入の事例を紹介します。

以下の3社は、オンライン秘書サービスの「クラウドワークス エージェント」を導入した実際の事例です。オンライン秘書サービスを導入したことでどのような課題が解決したのか、詳しく見ていきましょう。

1. 株式会社Zucks
2. 株式会社ベーシック
3. HITOWAケアサービス株式会社

月間約900時間の業務効率化を実現した

インタビュー写真

引用:クラウドワークス エージェント導入事例「18名のアシスタントで月間約900時間の業務効率化を実現し、全社総会で表彰ノミネート」

企業名 株式会社Zucks
課題
営業管理業務を社員とアルバイトの2人で担当しており、業務量が増えたので効率化を目指していた
依頼業務
売上や案件シートの管理・業務に関するマニュアル作成・アフィリエイターの記事のチェックなど
導入結果
月間約900時間(社員5~6人分)の業務効率化を実現した

株式会社Zucksは、スマートフォン向けインターネットメディアの企画や運営を行う、社員数役約600人の企業です。約50人のアフィリエイト事業本部で新しいチームを立ち上げる際に、少ない人数でどのような営業の効率化を目指すべきか担当者は悩んでいました。

そこで、厳選されたオンライン秘書を提案してくれる「クラウドワークス エージェント」を導入したところ、18人の秘書が単純作業をこなすことで、営業職の社員が営業に集中できるようになりました。

月50時間の工数を削減できた

インタビュー写真

引用:クラウドワークス エージェント導入事例「月50時間の工数削減!アシスタント導入で、作業ではなく顧客への提案に時間を割けるカスタマーサクセス部が実現」

企業名
株式会社ベーシック
課題
顧客数が増加したことでカスタマーサクセス部のリソースが足りなくなった
依頼業務
ミーティング前の資料作成
導入結果
月50時間の工数を削減できた

株式会社ベーシックはメディア運営を行う企業です。クラウドワークス エージェントを導入したカスタマーサクセス部は、既存顧客への対応や新規顧客獲得を担当する大事な部署でした。顧客数が順調に増加すると、その分顧客対応の時間が増えるため社員の負担が増えたそうです。

そこで、事前にリサーチして自社の業務内容や人材スキルとマッチした「クラウドワークス エージェント」を導入したところ、社員が顧客に継続利用してもらうための提案に時間を割けるようになりました。

社員がコア業務に専念できる時間を1日4時間確保できた

インタビュー写真

引用:クラウドワークス エージェント導入事例「毎月約1,200件の専門性が高い入力業務をアシスタント2名で無駄なく対応!代わりの利かない存在へ」

企業名
HITOWAケアサービス株式会社
課題
社員が事務作業に追われて本来やりたい作業ができない
依頼業務
毎月1,200件の入力業務
導入結果
社員がコア業務に専念できる時間を1日4時間作れた

HITOWAケアサービス株式会社は、有料老人ホームやデイサービスなどの介護事業を展開する企業です。有料老人ホームの利用を検討されている方へのアプローチを行う営業部では、施設が増えるごとに社員の作業量が増えて社員が事務作業に追われていました。

そこで1ヶ月から契約できリーズナブルな傾向にある「クラウドワークス エージェント」を導入したところ、2名のオンライン秘書が細かい入力作業を行うことで、社員がこれまで注力したくてもできなかった業務に時間を割けるようになりました。

オンライン秘書サービスの5つのメリット

オンライン秘書サービスの5つのメリット

オンライン秘書サービスを導入すると、以下のメリットを得られます。

1. 既存社員がコア業務に専念できる
2. 待つだけで優秀な人材を提案してもらえる
3. 必要な分だけ依頼できるのでコスト削減につながる
4. 人材育成の必要がないので既存社員の負担が減る
5. 正社員やアルバイトを雇うより工数がかからない

それぞれのメリットについて詳しく解説します。

1.既存社員がコア業務に専念できる

1つ目は、既存社員がコア業務に専念できることです。オンライン秘書に、細かい作業や重要度が低いけれどこなさなければならない仕事を依頼すれば、社員の貴重な時間を確保できます。

以下のような悩みを抱えている企業もあるのではないでしょうか。これらをまるっと解決できるのが、オンライン秘書サービスです。

職種
解決したい悩みの例
営業事務
営業担当の社員がデータ入力や資料作成等の事務作業に追われ、顧客対応に時間を割けていない
経理
インボイス対応により業務量が増えたが社員の人数は変わらないため余裕がなくなりミスが増加している
サイト制作
顧客が増えて案件も増加しているが自社のデザイナーやコーダーのリソースが足りておらず納期に間に合わない
ライター
SEOに知見があるだけでなく構成作成の経験があるライターに毎月安定して記事作成を依頼したいが実力あるライターを見つけるのが難しい
メディア運営
運営メディアを最新の情報に更新する・情報の追加をするなどの細かい作業が間に合っておらずコンバージョンが取れていない

「スキルのある社員に事務作業や単純作業をさせるのはもったいない」と感じている方も多いはずです。既存社員がコア業務に専念できれば、顧客が増えたり企業全体の利益が上がったりなどを期待できます。

また、社員の負担も減るので、ストレスが溜まりづらくなり職場環境も良くなるでしょう。

2.待つだけで優秀な人材を提案してもらえる

オンライン秘書サービスは、人材が必要なタイミングで依頼すれば待つだけでOK。依頼者は何もする必要がありません。

はじめにどのようなオンライン秘書を求めているのか、どのような業務をお願いしたいのかを伝えれば、あとはオンライン秘書サービスがスキルのある最適な人材を探して提案してくれます。

また、優秀な人材を提案してくれるまでの時間が早いのもメリットといえます。急な人員不足にも対応できるので、想定外のトラブルが起こり、来週中に人材が必要になった場合も安心でしょう。

3.必要な分だけ依頼できるのでコスト削減につながる

自社のリソース状況に合わせて必要な分だけ依頼できるのも、オンライン秘書サービスの大きなメリットでしょう。例えば「秘書業務のリソースが足りていないけれどフルタイムで出社する社員は必要ない」という状況の場合に役立ちます。

サービスによって最低契約期間や最低契約時間は異なりますが、「クラウドワークス エージェント」に依頼するなら1ヶ月60時間~の依頼が可能です。はじめは1ヶ月60時間で依頼し、途中から契約時間を増やすこともできるため、無駄なコストをかけずに済みます。

4.人材育成の必要がないので既存社員の負担が減る

4つ目のメリットは、人材育成の必要がないことです。オンライン秘書サービスには、大手企業での勤務経験がある人、様々な業務を経験してきた実績豊富な人など、一定以上のスキルを持つ厳選された人しか登録していません。

即戦力になるのがオンライン秘書の魅力的なポイントなので、既存社員が付きっきりで指導する、マニュアル作成に追われるなどの負担もかからないでしょう。

例えば、以下のような専門スキルを持つ人材が必要なケースもあるはずです。

・人事経験が5年以上ある人が必要
・デザインだけでなくコーディングができる人に担当してほしい案件がある

依頼時に求める人材スキルを細かく伝えれば、最適なオンライン秘書を提案してもらえます。

5.正社員やアルバイトを雇うより工数がかからない

オンライン秘書を導入する際は自社とオンライン秘書サービス会社が業務委託契約をします。人材を探すのはオンライン秘書サービス会社なので、正社員やアルバイトを雇うより工数がかからないのもメリットです。

正社員やアルバイトを1人採用するだけでも、以下のような工数が発生します。

・募集要項の作成
・説明会の開催
・応募者からの書類のチェック
・応募者への連絡
・面接
・採用連絡

リソースの確保に迫られている中で1から求めるスキルを持つ人材を探すのは、負担になるはずです。

また、実際に業務を依頼してから採用可否を決められるわけではないため、採用後に「求めるスキルに達していない」「育成したのにすぐに辞めてしまいまた人材を探さなければならない」などの状況になる可能性もあるでしょう。

オンライン秘書サービスを導入すれば、工数がかからないだけでなく採用後の不安を感じる必要もありません。

オンライン秘書サービスの3つのデメリット

オンライン秘書サービスの3つのデメリット

オンライン秘書サービスにはデメリットや導入時の注意点もあります。

以下のデメリットや注意点を理解したうえで導入しないと「即戦力として業務を依頼できなかった」という状況になるかもしれません。

1. オンライン上でしかコミュニケーションを取れない
2. 契約内容によっては余った時間を繰り越しできない
3. 基本的にオフライン業務には対応していない

デメリットを読んでも「問題ない」「得られるメリットのほうが大きい」と感じるなら、ぜひオンライン秘書サービスの導入を検討してください。

1.オンライン上でしかコミュニケーションを取れない

オンライン秘書とは、基本的にオンライン上でしかコミュニケーションを取れません。そのため、コミュニケーションを取りづらい・業務の説明がしづらいなどの状況になる場合もあります。

また、相手の顔が見えない状況なので、オンライン秘書の様子を確認しづらかったり温度感を確かめられなかったりするのもデメリットです。

しかし、既にChatworkやSlack・Zoomなどのツールを導入している企業は問題ありません。オンライン業務に適したツールを導入済みの企業なら、スムーズにコミュニケーションを取れます。

ビデオ通話や画面共有機能などを使ってオンライン秘書と顔を合わせて仕事をすることもできるため、それほどデメリットに感じない企業も多いかもしれません。

2.契約内容によっては余った時間を繰り越しできない

オンライン秘書サービスのルールや契約内容によって、余った時間を繰り越しできない場合があるのもデメリットです。

オンライン秘書の導入によって業務効率化が実現し、予定よりも早く作業が終わることもあるでしょう。しかし、余った時間を繰り越しできない場合はコストが発生してしまいます。

【例】1ヶ月30時間の契約で繰り越し不可の場合
15時間で依頼したい業務が終わってしまっても来月の業務依頼可能時間は30時間

月によって依頼時間に変動がある、閑散期と繁忙期に上手く対応してほしい、等に当てはまるなら「クラウドワークス エージェント」がおすすめです。「クラウドワークス エージェント」は契約時間の翌月繰り越しが可能なので、時間が余った場合も契約時間は無駄になりません。

3.基本的にオフライン業務には対応していない

オンライン秘書サービスは、オフライン業務には対応していません。そのため、出社が必要な業務は依頼できない点はデメリットです。

オンライン秘書に依頼するのが難しいオフライン業務の例
・来客対応
・会議室の準備
・資料の配布
・書類の整理やファイリング

出社不要でできるオフライン業務なら対応できる場合もありますが、オフラインに対応しているサービスは少ない傾向にあります。オンライン秘書サービスの導入を検討しているなら、基本的にはオンライン上で完結する業務のみ依頼できることを覚えておきましょう。

オンライン秘書サービスの選び方のポイント

オンライン秘書サービスの選び方のポイント

オンライン秘書サービスは複数あるため、その中から選ぶ際に何を重視すべきか悩むでしょう。ここでは、オンライン秘書サービスの選び方のポイントを解説します。

・アサイン体制:専任制・チーム制のどちらが自社に合うか
・料金体系: 業務の繁閑に耐えられる料金体系か
・業務開始までの日数:すぐに業務をお願いできるか

アサイン体制:専任制・チーム制のどちらが自社に合うか

オンライン秘書サービスのアサイン体制は、大きく分けると1人のオンライン秘書が担当する専任制と、複数人で担当するチーム制の2種類です。それぞれのメリットとデメリットを表にまとめました。

アサイン体制 メリット デメリット
専任制 ・毎回同じ人が業務にあたるので安心できる
・PDCAが回りやすい
・マニュアル化する必要がない
・業務範囲や業務量が限られる
・急な欠勤時は代わりを探すのが難しいので自社で調整する必要がある
チーム制 ・同時に複数の作業が可能
・安定して人員を確保できる
・アシスタントによってスキルに差がある場合がある
・マニュアル化しなければスムーズに業務を依頼できない場合がある

「長期的に業務を依頼する予定なので信頼関係を大事にしたい」「コミュニケーションを大事にしているため同じ人に担当してほしい」などの希望があるなら、専任制が向いているでしょう。

オンライン秘書サービスの主要5社のアサイン体制は以下の通りです。「クラウドワークス エージェント」や「HELP YOU」は専任制を取り入れています。

サービス名 アサイン体制
クラウドワークス エージェント 専任性
HELP YOU 専任制/チーム制
フジ子さん チーム制
i-STAFF チーム制
CASTER BIZ チーム制

料金体系: 業務の繁閑に耐えられる料金体系か

オンライン秘書サービスを選ぶ際は料金体型にも注目しましょう。数ヶ月単位での契約が一般的なので、繁閑に耐えられる料金体系でないと想像以上にコストがかかる場合があります。

料金体系で見るべきポイントは、契約期間や契約時間です。料金が安いと感じても、契約時間が短いだけの場合もあるため注意が必要です。毎月60時間依頼したいなら、60時間分契約した場合の料金を比較しましょう。

以下に、オンライン秘書サービス主要5社の料金体系をまとめたので、比較する際の参考にしてください。

料金体系
クラウドワークス エージェント
【データ入力やメディア運営の場合】
1ヶ月:132,000円(60時間)
3ヶ月:128,040円(60時間)
6ヶ月:125,400円(60時間)
12ヶ月:122,760円(60時間)

※最低契約期間1ヶ月
※料金は業務内容によって異なる
HELP YOU
1ヶ月:100,000円(30時間)※1
1ヶ月:150,000円(45時間)※2

※1 チームプランの料金/契約期間6ヶ月~
※2 1名専属プランの料金/契約期間2ヶ月~
フジ子さん
1ヶ月:33,000円(10時間)
1ヶ月:62,700円(20時間)
1ヶ月:92,400円(30時間)

※最低契約期間1ヶ月
※1週間のトライアルあり
i-STAFF
1ヶ月:125,400円(30時間)※1
1ヶ月:102,300円(30時間)※2
1ヶ月:89,100円(30時間)※3

※1 契約期間3ヶ月プラン
※2 契約期間6ヶ月プラン
※3 契約期間12ヶ月プラン
CASTER BIZ
1ヶ月:145,200円(30時間)※1
1ヶ月:132,000円(30時間)※2

※1 契約期間6ヶ月プラン
※2 契約期間12ヶ月プラン

業務開始までの日数:すぐに業務をお願いできるか

オンライン秘書サービスを選ぶ際は、業務開始までの日数もチェックしましょう。

・来週中には人材が必要
・リソース不足が深刻化しているため1日でも早く業務を依頼したい

このような状況なら、すぐに業務対応できるかどうかは重要です。オンライン秘書の決定までに時間がかかり、業務に遅れが生じて顧客への丁寧な対応ができない・社員が焦ってミスを連発する、などの悪循環に陥る可能性もあります。

すぐに業務をお願いしたい逼迫した状況なら、「クラウドワークス エージェント」に依頼してみましょう。「クラウドワークス エージェント」は依頼から最短1日でオンライン秘書を提案、最短4営業日で業務開始可能と、スピーディーに対応してもらえるのが魅力です。

オンライン秘書サービスの主要3社を紹介

オンライン秘書サービスの主要3社を紹介

企業全体の業務効率化やコストに関わるため、急いでいるけれど依頼するサービスをすぐに決められないと悩む方もいるでしょう。

そんな方にはここで紹介する3社がおすすめです。以下の3社はオンラインアシスタントサービスを提供している代表的な会社です。

1. クラウドワークス エージェント
2. CASTERBIZ
3. フジ子さん

対応業務や料金などを比較しても、最終的にはアシスタントとの相性や求めるスキルを持っているかどうかなどが重要になります。そのため、まずは問い合わせて自社が求めるアシスタントを提案してもらえるかどうか、確認することがおすすめです。

少しでもオンラインアシスタントサービスが気になっているなら、とりあえず問い合わせをして話だけでも聞いてみてください。

専任制のアシスタントを希望するなら「クラウドワークス エージェント」

クラウドワークス エージェント

出典:クラウドワークス エージェント公式サイト

クラウドワークス エージェントは、上場企業である株式会社クラウドワークスが運営するオンラインアシスタントサービスです。クラウドワークスで集めた約500万人の登録者から、専門性の高い人材を提案してくれます。

運営会社
株式会社クラウドワークス
アサイン体制 専任制
料金
【データ入力やメディア運営の場合】
1ヶ月契約:132,000円(60時間)
3ヶ月契約:128,040円(60時間)
6ヶ月契約:125,400円(60時間)
12ヶ月契約:122,760円(60時間)

※最低契約期間1ヶ月
※料金は業務内容によって異なる
契約時間の繰り越しの有無
対応業務
・秘書
・営業事務
・ライティング/編集
・人事/労務
・経理
・カスタマーサポート
・データ入力
・デザイン/コーディング
・広告運用

※その他業務も相談可能

クラウドワークス エージェントの他にはない魅力的なポイントは、料金体系が豊富なため企業の予算に合わせやすい点・契約時間の翌月繰越が可能な点でしょう。

一般的には職種問わず料金体系は同じ傾向にありますが、クラウドワークス エージェントは職種別に料金が異なります。専門制の高い業務より、データ入力などの単純作業は安い料金設定になっているのです。

また、契約時間の翌月繰り越しができるのも大きなポイントでしょう。例えば、「60時間分契約しているけれど来月に案件が大量発生しそう」だと事前に分かっているなら、今月の余った契約時間を翌月に繰り越せます。

無駄なコストをかけずに済むので、オンラインアシスタントサービスの利用が初めての企業も失敗しにくいでしょう。

クラウドワークス エージェントが向いている企業
・専属の担当を付けてほしい(日替わりで担当が変わるのは避けたい)
・費用(時給換算)を抑えたい
・毎月の業務量にバラツキがある

業務の切り出しサポートが必要なら「CASTERBIZ」

サービス紹介:CASTER BIZ

出典:CASTERBIZ公式サイト

CASTERBIZは、採用倍率が1/100の厳選された優秀なアシスタントに業務を依頼できるオンラインアシスタントサービスです。秘書業務や営業事務などの依頼はもちろん、業務切り出しのサポートも行ってくれます。

運営会社
株式会社キャスター
アサイン制 チーム制
料金
1ヶ月:145,200円(30時間)※1
1ヶ月:132,000円(30時間)※2

※1 契約期間6ヶ月プラン
※2 契約期間12ヶ月プラン
契約時間の繰り越しの有無

※1時間550円の手数料がかかる
対応業務 ・秘書
・営業事務
・人事
・経理サポート
・翻訳
・制作

なかには、現状を変えたいけれど何から改善すれば良いか分からず悩んでいる方もいるでしょう。そのような方は、1ヶ月単位で依頼できる導入コンシェルジュオプションの利用を検討してみてください。

基本の2プランだけでなく、企業に合わせたカスタムプランがあるのも魅力です。

CASTERBIZが向いている企業
・業務を切り出すための余裕すらない
・とにかくすぐに業務開始したい

お試し感覚で依頼したいなら「フジ子さん」

サービス紹介:フジ子さん

出典:フジ子さん公式サイト

フジ子さんは、 月10時間から依頼が可能なオンラインアシスタントサービスです。10時間ごとに対応可能なので、まずは少ない時間から依頼したい企業に向いています。

運営会社
BPOテクノロジー株式会社
アサイン制 チーム制
料金
1ヶ月:33,000円(10時間)
1ヶ月:62,700円(20時間)
1ヶ月:92,400円(30時間)

※最低契約期間1ヶ月
※1週間のトライアルあり
契約時間の繰り越しの有無
対応業務
・経理
・秘書/総務
・人事
・Webサイト運用
・リサーチ業務
・資料作成
・コンシェルジュサービス

1週間(2時間)のトライアルプランがあるのもおすすめポイント。無料でサービスを体験できるので、自社に合うかどうか納得したうえで契約できます。

また、フジ子さんは登録アシスタントに継続的な研修を実施しています。品質向上・維持に力を入れているサービスを短時間から試せるのは他にはない魅力でしょう。

フジ子さんが向いている企業
・無料でのお試しや短めの稼働時間から始めたい
・費用(時給換算)を抑えたい

まとめ:まずは主要3社に問い合わせて自分に合ったサービスを見つけよう!

まとめ

オンライン秘書サービスとは、秘書業務やその他の業務をオンライン上で実力ある人材に依頼できるサービスです

オンライン秘書サービスを利用する大きなメリットは、幅広い業務を依頼できるため既存社員のリソースが空き、コア業務に専念できることです。即戦力となる人材が必要なときにスキルを持つオンライン秘書を提案してもらえるので、採用コストや工数もかかりません。

少しでもオンライン秘書サービスが気になるなら、本記事で紹介した以下の3社に問い合わせてみてください。

1. クラウドワークス エージェント
2. CASTERBIZ
3. フジ子さん

自社に合うサービスかどうかは、アシスタントとの相性や対応可能業務内容が重要です。気になる会社があれば、気軽に相談してみることをおすすめします。

まずは自社の課題や、オンライン秘書を導入して何を実現したいのかを明確にしましょう。依頼するだけで最適なオンラインアシスタントを提案してもらえるので、逼迫した状況でリソースの確保に悩んでいる方はぜひ導入を検討してみてください。

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