業務効率化
公開日: 2020.11.02 / 最終更新日: 2024.02.13

タレントプールとは?導入のメリットや運用ステップ、注意点を詳しく解説

「タレントプール」は、企業における人材戦略の1つです。タレントプールを導入すると、採用活動の効率化やコストカットが可能になり、自社へのエンゲージメントが高い人材を採用できます。そこで、タレントプールを活用するメリット、導入・運用ステップ、注意点などを解説します。

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タレントプールとは?


タレントプールとは、才能という意味をもつ「タレント」と、蓄えるという意味をもつ「プール」が合わさった言葉で、将来的に採用を行う見通しが高い優秀な人材をデータベースとして蓄えていくことを表しています。最終的に採用に至らなかった人材・内定を辞退した人材などをデータベースとして管理し継続的に連絡をとっていくことによって、一度繋がった縁を活かせるだけでなく、タイミングを見計らって再び採用をアプローチできるのがタレントプールです。

タレントプール活用のメリット


タレントプールを活用するメリットには以下のようなものがあります。

母集団形成のプロセスを省ける

タレントプールは、過去に応募をしてきた人や企業への関心が高い人をデータベースで管理していくため、採用を行うとなった時に一から母集団形成を行う必要がありません。アプローチから面接までの採用活動を効率化できることが挙げられます。

採用活動はあらかじめ採用枠を決めておくことが一般的で、求職者全員を採用することはできません。選考時に不合格となったこのような人材をプールしておき、再び採用活動を行う時などに直接アプローチできるようにしておくことは、採用活動をゼロから開始するのに比べて時間・手間の大幅な削減につながります。

採用コストを削減できる

求人が発生するたびに求人募集を行うのとは異なり、タレントプールによって管理している人材の中から選考を行うため、求人広告の費用・人材紹介会社に支払う手数料などの採用コストを大幅に削減することができます。また、タレントプールで管理している人材はあらかじめある程度のデータも揃っていることから、少ない選考工数で済む傾向にあります。

ミスマッチを防げる

企業はタレントプールに登録している人材と最初の接触後から継続的にコミュニケーションを取っていることが多く、相互理解を深めやすい関係構築ができているため、ミスマッチを互いに防げることもメリットです。求職者が入社する時には企業に対するエンゲージメント(愛社精神や企業への思い入れなど)が高まっているといえ、退社リスクを減らせるという効果もあります。

タレントプールの運用ステップ

タレントプールを運用するにはどのようなステップを踏めばいいのでしょうか。

人材データベースを構築

タレントプールを運用するには、まず人材データベースを構築するところから始めます。具体的には、最終選考をパスしたものの入社を辞退してきた人や、選考の途中で不合格となった人などが該当します。また、イベントやセミナーなどを開催し、企業理念に賛同している人を探してデータベースに含めることもあります。

このようにして集めた採用候補者を、タレントプールの運用機能を備えたサービスや、人事管理システムなどを活用して管理します。中にはビジネス特化型SNSのLinkedIn、またFacebookなどを活用してデータベースを構築している企業や、前述したサービス・システムとSNSを両方活用している企業もあります。

定期的なメッセージ送信

人材データベースを構築したら、その後のステップとして継続的なメッセージ送信が必要です。内定を辞退した人であっても不採用を伝えた人であっても、仮に1年でも経過すれば状況は変化している可能性があるかもしれません。具体的には、SNSなどを活用した自社の情報発信、交流会の案内、メルマガ配信、イベントやセミナーへの参加の案内などを行い、タレントプールのデータベースに登録している人材に対してこまめに連絡を取り続けていきましょう。

リクルーティング

特定の部署などに空きが出た場合、そのポジションにもっとも適切だと判断される人材を絞り込み、タイミングを見計らってリクルーティングを行います。ただし、必ずしもこのタイミングでアプローチしなければならないわけではなく、どうしても採用したい人材ならば「タイミングが合えばいつでも歓迎します」といったアプローチをとり続け、転職を考える機会を待つというやり方もあります。

タレントプール活用時の注意点


時間が経過するにつれタレントプールのデータ量は増えていくため、いかにしてデータベースの管理をうまく行うかが重要です。求職者の情報などのデータは最新化し、自社にマッチする人材・本当に必要な人材などを取捨選択して常に最適化しておく必要があります。

また、繰り返しになりますが、プールしている人材とのコミュニケーションはこまめに行うことも重要です。連絡を怠っている状態が続くと求職者が企業への興味を失う原因になりかねず、そればかりか、入社してほしいタイミングでアプローチをかけても応じてもらえない可能性もあります。

汎用的な人材戦略には「クラウドワークス」が使える!

タレントプールは、データの管理が肝心です。優秀だからといって人材を次から次へと登録していくと取捨選択に時間がかかり、かえって採用コストや余計な工程がかかることにもなりかねません。

タレントプールのデータ管理・運用に詳しい人材を探したい場合、クラウドソーシングサービス(※)を利用する方法がおすすめです。なかでも日本最大級の「クラウドワークス」は登録者数480万人を超えており、さまざまなスキル・実績を持つ人材が多数登録しています。自社の繁忙期のみ単発で依頼したり、事務作業などとあわせて依頼するといった使い方もできるため、多くの企業が外注の窓口としてクラウドワークスを利用しています。

【クラウドワークスでの発注事例】
・事務代行(データ入力や資料作成、リサーチ業務など):時給1,000円前後
・経理や会計の代行(仕訳や記帳、領収書の精算など):時給1,000~1,500円
・秘書業務の代行(書類選考やアポ取り、データベースの管理など):月額3~15万円

(※)クラウドソーシングサービスとは、仕事を外注したい人・受注したい人をインターネット上でマッチングするサービスのこと

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まとめ

タレントプールが機能すると、これまで採用に至らず見送ってきた優秀な人材や、自社の企業理念に共感を持つ人材などを効率的に採用できるようになります。しかし、データベース管理の手間やコミュニケーションコストなどが発生する側面もあります。自社でデータ管理が難しい場合、クラウドソーシングサービスなどの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

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クラウドソーシングTimes編集部
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